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中国・大型連休の海外旅行先、「意外な」国が観光客に人気
2017年10月9日 20:00 発信地:中国
【10月9日 CNS】中国旅遊研究院、オンライン旅行予約大手会社の「シートリップ(Ctrip.com、携程)」、中新経緯(economic view)研究院が共同で発表した『国慶節旅行傾向報告』の報告によると、今年の国慶節(建国記念日)と中秋節(Mid-Autumn Festival)の大型連休の観光市場は7億1000万人で前年同期比10%増、観光収入は5900億元(約10兆184億円)で前年同期比12.2%増と予測した。半数の国民が大型連休に旅行に出かけたということになる。
同報告によると、2008年から2017年の10年間で、国慶節の連休中に旅行に出かける人は1億7800万人から7億1000万人に増え、3倍近く伸びている。観光収入は同期間で6倍以上になっている。
また、2017年の大型連休中、中国人観光客は世界88か国1155都市に出かけたという。約7割がアジアの国・地域を目的地として選んだが、韓国への旅行者は去年と比べると約7割減る見込みだという。
依然として人気のあるタイ、日本、シンガポールに加え、今年は意外な国に人気が集まった。モロッコやクロアチアで、中国で今年放送され、大人気となった米国のドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』の舞台となった国だ。近年、好きな映画やドラマの舞台になった国を巡る中国人旅行者が増えていることを反映している。2008年に中国で上映され大人気となった映画、『非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方。)』の舞台となった北海道に中国人観光客がたくさん訪れるようになったことは記憶に新しい。
報告によると、連休中に旅行に出かける人の60%は女性で、年齢層としては80年代生まれ(31~45歳)が33%、90年代生まれ(19~30歳)が27%を占めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。