しんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました・中編
この3連休は那覇大綱挽まつりも開催されて、大会に来る人は少ないかなと予想していました。
ふたを開けてみると、総勢128名の参加者がありました。7月のアマ名人戦から3ヶ月ぶりの大会なので、皆さん将棋を指したくてうずうずしていたのでしょうね、笑。
今回の代表派遣クラスには24名が参加しました。沖縄の上位の強豪がほぼ勢揃いという様相でした。決勝戦は中学生トップクラスのRクンと全国大会の優勝実績を持つKさんになりました。あらあら、いつの間にかおれの師匠が棋譜取り係を務めていました(派遣クラスの決勝戦の棋譜取りを希望する勉強家の方は意外と多いのです)。
Kさんの初手7八飛の三間飛車にRクンの居飛車での決勝戦が始まりました。序盤の駆け引きで、石田流へ組ませないRクンの△7四歩が指されましたが、これがこの将棋の勝敗を分けた疑問手になってしまったようです。
双方が穴熊を目指し、Kさん玉は1九にもぐり銀のハッチを閉じることを後回しにして、戦いを起こしました。まだRクンの玉は2二地点で不安定なままでした。
この玉の状態では、Kさんの角筋を活かした攻めが意外と受けにくいのです。これが後々響いてしまい、終盤での捌きあいではKさんが押し切って勝ちました。
これまで、穴熊は1九玉~2八銀のワンセットを完成させるのが鉄則だと思っていました。そうしてから、勝負を始めるものだと思っていましたが、状況によってはその2八銀の一手を後回しにしてでも、攻め込むときには攻め込むいう勝負観はぜひ習得したいものです。とても勉強になりました。
Kさん、優勝おめでとうございます。全国大会でのご活躍を期待しています!
大熱戦の決勝戦
画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。関係者の皆様、どうぞご了承下さい。
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