個人的に、「この人の描く絵が好きだな」とか「この人の絵上手いな」と思った漫画家さんを選んでみました。
漫画の面白さに関係なく、単純に私の好みです。
ランキングは、つける事が出来なかったので、あいうえお順で紹介します。
好きな漫画家
あだちとか
(出典:ノラガミ 6巻)
代表作は『アライブー最終進化的少年ー』、『ノラガミ』
かっこいいような、かわいいような、こんな感じの絵が私は好きです。
美男美女を描くのが非常に上手い方。やさしい色使いやタッチも魅力のひとつで、キャラクターの雰囲気にぴったりです。
キャラクター担当の安達さんと、背景担当の渡嘉敷さんの2人で“あだちとか”です。
それぞれ担当が分かれている為、キャラクターの持つ雰囲気と背景の放つ雰囲気が違います。それがまた良いところです。
1人が背景担当で描かれているだけあって、他の漫画よりも背景が細かいししっかりしています。
石田スイ
(出典:東京喰種:re 1巻)
代表作は『東京喰種』
個人的に独特なタッチと色使いが好き。あとは絵の全体的な雰囲気。なんだか芸術的なセンスを感じる。
以前、少年ジャンプ+で石田先生が『HUNTER×HUNTER』のヒソカの外伝を描いていて、読ませていただきましたが、ヒソカの雰囲気をばっちり掴んでいて素晴らしかったです。
井上雄彦
代表作は『SLAM DUNK』、『バガボンド』、『リアル』
バスケットボールといえばスラムダンクというくらい有名で、知らない人はいない漫画家だと思います。
躍動感と迫力のあるシーン、そして巧みな構図。
スポーツ漫画は数多くあれど、やっぱりリアルさなら井上先生かなと思います。
緊張感とか、その場の空気が伝わってくるようなシーンが多いです。
バガボンドでは、理想の線を出したいという事で、途中から筆で描くというこだわりよう。筆での描写が見事に漫画の雰囲気と合っています。
大暮維人
大暮先生が描いた『進撃の巨人』のリヴァイ兵長。すごくかっこいい。
代表作は『天上天下』、『エア・ギア』
タッチが繊細だし、この人の描くすらっとしたキャラが好きです。
漫画の小さいコマで見るより1枚の絵として見たい絵が多い。見開きで描かれているページは思わず見とれるくらいきれいな描写です。
あと、女性キャラを描くのが上手い。
小畑健
代表作は『ヒカルの碁』、『DEATH NOTE』、『バクマン。』、『プラチナエンド』
きれいな人物を描くのが上手い。美少年・美少女を描かせたら天才的。ヒカルの碁の頃から、見ていて惚れ惚れする絵を描く人だなと思っていました。
原作者とタッグを組んで、様々なヒット作を生み出しています。絵は繊細できれいなのに、かなりの速筆だそうです。
岸本斉史
代表作は『NARUTOーナルトー』
連載開始時からレベルの高い絵を描いていた岸本先生。
漫画家を志してからデビューするまでには、たくさんの苦労があったそうで、その経緯については、コミックのおまけページにて詳しく語られています。
連載と共にさらに画力は上がり、NARUTOの世界観を感じさせるような素晴らしい扉絵の数々には思わずため息が出るほど。
特にデビュー前にデッサンなどを勉強していた為か、絵の構図が秀逸。
背景を描くのも上手く、NARUTOの世界観ともばっちり合っています。
佐伯俊
代表作は『食戟のソーマ』
基本的に美男美女を描くのが上手い。
それだけでなく、老若男女の描き分け、コミカルな絵・ふざけた絵も描ける。
料理漫画のメインとなる、料理の絵もおいしそうに描く。
料理を食べた後の、審査員の官能的な描写も、高い画力があってこそ面白いのだと思います。
でもやっぱり少年誌だけあって、佐伯先生の描く女の子は色っぽくて魅力的だなという印象。
坂本眞一
(出典:イノサン 3巻)
代表作は『孤高の人』、『イノサン』
描写がリアル過ぎて、正直、写真と見間違う。
デジタルで作画されているみたいだけど、それにしても背景もCGなのかなって思うくらいリアリティがあります。
描くのに相当時間がかかりそうな緻密な描写が多く、まるで1枚の完成された絵画のよう。鳥肌が立つレベルです。
背景だけではなく、もちろんキャラクターの描写もリアル。特に度肝を抜かれたのは、人の表情や唇のしわの描き方。あまりにリアルなので、怖いシーンとかは夢に出てきそう。
鈴木央(すずきなかば)
代表作は『ライジングインパクト』、『ブリザードアクセル』、『七つの大罪』
漫画はトーンをほとんど使用していないし、線がごちゃごちゃしていて読みづらいと思う人もいるかもしれないけど、私は好きです。
非現実っぽい見た目のキャラが良いんです。同じ人間を描いていてもやはり描写がリアルだと戦闘シーンで、「痛そう」っていう感想が真っ先に出てくるんですよね。
でも、リアルな人間ではなく非現実的なキャラだと、「迫力あるなー」とか違う視点で見られるし、漫画の世界にすっと入っていけるので、純粋に漫画を楽しめる気がします。
かわいいキャラが多いので見ていて癒されるというのもあります。
今、連載されている『七つの大罪』はファンタジーの世界とキャラの見た目がマッチしていて、とても好きです。
ちなみに昔からかなりの速筆だそうです。それは作品を読んでいると頷ける気がします。
冨樫義博
代表作は『レベルE』、『幽遊白書』、『HUNTER×HUNTER』
特別すごいってわけじゃないけど、なんだか好きな絵。特に幽遊白書の頃の絵が好き。
絵が安定しない為、好き嫌いが分かれるとは思う。
小さい頃、ずっと少女漫画を読んでいた私が、初めて読んだ少年漫画は幽遊白書でした。少女漫画にはない、リアルに近い人間描写に衝撃を受けました。
その影響からか、冨樫先生の絵はいまだに好きです。
HUNTER×HUNTERの落書きのようなコマを見たときは別の意味で衝撃を受けましたが…。
あとはきちんと連載してくれれば文句なしの漫画家さんなんだけどなぁ。
鳥山明
代表作は 『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』
紹介するまでもなく、知名度・人気ともにトップクラスの漫画家。
見ていて楽しい絵とかワクワクする絵が多い。構図やメカの描写が秀逸で、1枚1枚に独特な魅力を感じる。
筋肉ムキムキの絵は個人的にあまり好きではないので、アラレちゃんの頃の絵が好き。
三浦建太郎
(出典:ベルセルク 22巻)
代表作は『ベルセルク』
線が細かく、1枚の絵に対する書き込み具合がすごい。特に背景が細部まで描かれているものが多く、描くのに時間がかかりそう。
しかし、1枚の絵として見ると隅々まで繊細で、もはや芸術作品の域。
不定期連載の『ベルセルク』は、連載からもう20年以上経っているが、いまだに完結していない。
村田雄介
村田先生が描いた集合画は、それぞれのキャラの特徴を掴んでいます。
1人の人が、色々な漫画のキャラを描こうとすると、その人の癖が出るけれど、それが出ないのがすごいところ。
代表作は『アイシールド21』、『ワンパンマン』
アイシールド21の頃から、絵がすごく上手いなと思って読んでいました。
キャラクターの表情とか、生き生きした絵を描くから、漫画も読んでいて楽しい。
キャラの描き分けが秀逸で、絵だけでそのキャラの性格がなんとなく伝わってくる気がする。
まとめ
一部例外はあるけれど、筋肉バッキバキの男っぽい絵柄よりは、すらっとした美男美女を描いている漫画家さんの絵が好きです。
他にも好きな漫画家さん見つけたら、その都度、追記します。