最近の若者は消費をしないという話を良く聞いた。
自分も若者であるが、学校でも楽しい思いをしなかったし嫌なことしかなかったので賢いとか言いたくない。
若者は消費をしないという話は、大抵は給料が下がっているという話に向かっていく。
しかし、ネットや実生活で感じるのは消費の方向性が変わっただけではないか。
クルマや耐久消費財から形がないサービスにカネをつぎ込むようになっただけではないか。
夏休みにバイトをしていたが、社員の女の子がスマホゲームのイベントに3万円をぶち込んだと話していた。
ツイッターを見てもソシャゲのガチャで何が出たとかいうスクリーンショットで溢れかえっている。
課金をあまりしないで○○が出たとかいう自慢?を始める始末だ。
女がソシャゲのカードに描かれた格好をして、性的魅力をアピールしている。
これも消費をしているのではないか。
スマホゲームよりも良いのは、自分の価値というものを感じることが出来ることだろう。
容姿がある一定以上であれば、チヤホヤされるしとても気持ちがいいことこの上ないだろう。
コスプレなどをしない女もそんな感じだ。
以前、街を歩いていた時に化粧を決めた顔の良い女2人がスマホで動画配信をしている。
2人ともセックスには困らない顔だから、コメントもたくさん集まっているのだろう。
彼女たちだって性的魅力が自分にあるということを見せつけるために消費を行っている。
人々が自慢や性的魅力を見せつけて快感を感じることで最終的に企業が儲けていたりする。
企業が与えた枠組みやプラットフォームの中で自慢を行い、快感を感じるのだ。
別に悪いことではない。
自分は容姿が醜い男だから何か自分に価値があるということを感じることは出来ないのだろう。
人々の自己顕示欲や虚栄心を利用してカネを儲けたいと感じたりする。
しかし、本当は自分にも性的価値がほしいだけなのかもしれない。