性的暴力など性犯罪に手を染めた少年の数が昨年初めて3000人を上回ったことが分かった。法務部(省に相当)が与党「共に民主党」の白恵蓮(ペク・ヘリョン)議員に提出した資料によると、昨年性的暴行やセクハラなどの罪を犯した満19歳未満の少年の数は3195人だった。
年度別では2013年が2901人、14年2875人、15年2980人だったが、昨年初めて3000人を超え、今年も7月までの時点で1763人を記録している。これは昨年を上回る増加ペースだ。ただし、罪を犯した少年の数全体は13年の10万891人から昨年は8万7403人と大きく減少している。法務部は今後、少年法適用年齢を下げ、また少年法に基づく保護観察対象者の数を大幅に増やすなど、さまざまな対策を検討しているという。