クライアントさんにいただく仕事を淡々とこなす。
普通はそういう内職がほとんどだと思います。
でも、クライアントさんとの付き合いが長くなって、クライアントさんにも信用されるようになると、「こういうことをやってみようと思っているんだけど、どう思う?」といった相談をされることもあると思います。
私もライターさんとの間に立つ仕事をしていることもあり、クライアントさんと話し合いをすることが多々あります。
クライアントさんからの相談について、どうしたらいいだろう?と考えることもありますが、ときどき「こんなことをやってみたらどうだろう?」と思いついてしまうことがあります。
こういうとき、ただ思いついたことをクライアントさんにいってもしかたありません。
クライアントさんだって「じゃあ具体的にはどうするの?」となりますよね。
なので、それをするためには、どういう準備をすればよいのか、その企画には誰が参加してくれるのか、どういう見込みで運営していくのか、というような具体的な見通しを考えなければいけません。
正直思いついたときは、うまくいくことしか考えられません。
なので、うきうきするんですが、実際運営することを考えてシミュレーションすると、次々と問題点があがってきたりします。
自分の中でそこをある程度解決できるなら、解決します。
しかし、どうしてもそこは自分だけでは解決できないという場合は、そこは相談事項として残します。
このように準備万端整えて、クライアントさんに提案します。
昔はここまで準備をせず、思いついたまま相談していました。
思いついた先はクライアントさんが考えてくれるだろう、という甘えもあったのです。
思いついた人間が、ちゃんとその先の具体案も考えておかないと、クライアントさんだって、どういう方向で考えればいいか、さっぱりわからないのです。
具体的なシミュレーションができなかったとしても、「自分はこのようなことをしたくて、このような方法をやってみたいけど、そのための手段がわからないから一緒に考えてほしい」と目的と得たい結果くらいははっきりしておかないとだめですね。
というか、クライアントさんを説得できません。
このような提案をするようになってから、クライアントさんに却下されることは少なくなりましたが、それでも提案するときはいつもどきどきします。
なので、クライアントさんから「いいじゃないですか!ぜひそれやりましょう!」といってもらったときは、全身の力が抜けるほど「よかった~」となるのです。
きっと会社で改善提案とか、企画会議とか、同じようにやっているんだろうな、と思います。
そうなると、在宅ワークとか会社だから、というのは関係ないな、と思えます。
【ライターおやかた】