10月6日

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連続テレビ小説「ひよっこ」ファン感謝祭
イベントリポート【前編】

最終回放送当日の9月30日(土)茨城県高萩市で「ファン感謝祭 最終回をいっしょに見よう!!」を行いました。その詳細をリポートします!【前編】

イベントを行った高萩市は、まさに「ひよっこ」の舞台、茨城県の県北にある地域。県内はもちろんのこと、全国各地からたくさんの皆さまが集まってくれました。当選の確率はなんと、約25倍という狭き門!

イベントが始まる数時間前には、会場前にすでにたくさんのファンの方が…! お話を伺ってみると、地元の方はもちろん、遠くは京都から駆けつけてくれたという方もいらっしゃいました。応援グッズを作ってきてくれた方もたくさん! うちわや垂れ幕、ボードなどなど…。皆さんの「ひよっこ」愛、あふれています…!

「ひよっこ」をきっかけに“朝ドラ”を見始めたという方や、トークショーでどんな裏話が聞けるのか楽しみ!という方、「お父ちゃんがいなくなったシーンが印象的で…」と語る方…。皆さん、話が尽きません!



会場では、出演者の等身大パネルやサイン色紙などの展示も同時に開催。開場までの間、この展示を見ながら「ひよっこ」を振り返ると、気持ちは否応なく盛り上がります…!



お昼の12時。いよいよ開場! ファンの皆さまがイベントホールへと移動を始めました。満員御礼! 最終回を迎えるさみしさと、イベントが始まるワクワク感が会場中にあふれます。



12時45分。お昼の最終回の再放送をリアルタイム、かつ、大スクリーンで見るパブリックビューイングがスタート! 朝すでに見てきた人も、イベントまでガマンしてきたという人も、固唾を飲んでスクリーンを見つめます。
半年間にわたり日本中の朝に元気を届けてきた「ひよっこ」。みね子の幸せを、皆さん見守り続けてくれたのでしょう。ヒデとの結婚報告のシーンでは、まるで親戚の子どもを見るかのようにほほ笑み、父・実さんが重箱のことを思い出すシーンでは、すすり泣く声もチラホラ…。ドラマの登場人物さながら、思わず拍手をする方も。エンドロールで「前田みね子」になっていることに気付いた人、田神先生の登場に喜ぶ人、皆さんそれぞれに思いをはせている様子。最後は涙、涙で最終回を見届けました。

パブリックビューイングのあとは、待ちに待った出演者の皆さんによるトークショーのはじまりはじまり! ヒロイン・みね子を演じた有村架純さんをはじめ、谷田部みね子を支えてきた、前田秀俊 役の磯村勇斗さん、助川時子 役の佐久間由衣さん、角谷三男 役の泉澤祐希さんの登場です。

この半年間、毎朝流れた桑田佳祐さんが歌う主題歌「若い広場」をバックにステージに現れた有村さん。ラストシーンのみね子をたった今見届けたばかりのファンの皆さんから、盛大な拍手で迎えられました。



およそ1年にわたる撮影、お疲れさまでした!とねぎらいの言葉をかけられると、有村さんは「きのう、おとといくらいから、肩の力がドっと抜けて、なんだか重い感じです(笑)。きっとそれは、今までみね子として走ってきた証しなのかなと思って、かみしめています。疲れというよりも、安堵感でいっぱいです」と、最終回を迎えた心境を語りました。

続いて、磯村さん、佐久間さん、泉澤さんが登場。皆さん、わかってはいても、本人たちの登場に大喜び! 割れんばかりの拍手と黄色い声援が飛び交います。



じつは前日、「あさイチ」の生放送で、「最終回にはアドリブのシーンがある」とおっしゃっていた有村さん。そのシーンとは…、皆さんもうお気付きですね? そう、三男の「がんばっぺ!」。「いつも即興だもんね(笑)」と語る有村さん。みんなに促され、泉澤さん大サービス! なんと、目の前で再現をしてくれました。会場は大爆笑!



全力の「がんばっぺー!」を目にした興奮も覚めやらぬなか、4人のトークがスタート。まずは皆さんに、「ひよっこ」に出演した感想を伺いました。

有村架純さん
まさか自分が本当に朝ドラのヒロインをやらせていただけるとは思っていなかったので、びっくりして、しばらく受け止めるのに時間がかかりました。でも、脚本の岡田惠和さんやプロデューサーさんのお話を伺うにつれて、この作品にかけている思いや、私に対して思ってくださっていることを知り、この人たちの気持ちに絶対応えたいと思うようになりました。不安はあったけれど、とっても前向きな気持ちで撮影に臨みました。現場はすごく楽しく、悪い雰囲気は1日もなくて。幸せでした。

磯村勇斗さん
ヒデは見習いのコックなので、クランクイン前から料理の指導をしていただきました。とにかくプロとしての手さばきや、スピーディーな仕草を身につけるところから始まったので、ずっと料理の修行の日々でした。

佐久間由衣さん
はじめ、時子が女優になれるかどうか、じつは決まっていなかったんです。台本が手元にくるまでわからないという状況がずっと続いていたので、もう一つの人生を歩んでいるような不思議な感覚でした。時子と自分が重なる部分も多かったので、時子のほうが先に行っちゃってるなって思うときは本当に不思議で。女優になれるとわかったのは、最後、終わるちょっと前だったんです。三男と結婚するかどうかも、最後までわからなかったんですよ(笑)。

泉澤祐希さん
ずっと片思いをしているという設定だったので、決着がつくまで時子への思いは切らさないようにしていました。さおりと結婚するってわかってから、まぁちょっと名残惜しかったですけど(笑)、気持ちを切り替えて。ほぼ素の感じでやっていたところもあるかもしれません。

ここから話は、ここ高萩市でのロケの思い出話へ!

有村さんが印象に残っているのは、一面のコスモス畑と、かすみがかった白いもやの中で農作業をする茂じいちゃんこと、古谷一行さんの姿だそう。



有村さん:なんてきれいな風景なんだろうって! あの光景は、高萩のあの場所でだからこそ撮れたんだとすごく感じています。

佐久間さんの思い出は、常陸牛! 撮影が終わったあと、有村さんと泉澤さんと3人で食べに行ったそうです。「すっごくおいしかった!」と満面の笑みで語る佐久間さん。すると、ちょっとさみしそうな磯村さんに、泉澤さんから一言…「ヒデ、ごめん!」。そのあとは、仲の良さがにじむこんなやり取りが…。



泉澤さん:ヒデ、ごめん!
磯村さん:うん、大丈夫! 幼なじみが集まったんだから話して(笑)!
有村さん:今度、連れてってあげるから!
磯村さん:デートだ〜!
佐久間さん:実家にも帰ってね。
泉澤さん:おれたちもついていこう。
磯村さん:え、4人で?



そのときはぜひ、茨城県民をあげてお迎えしましょうね!

有村さんは、幼なじみ役の2人とは、最初から自然体でいられたと言います。

有村さん:お芝居で自然とあの距離感になれたということは、撮影が始まる前にはすでに、幼なじみの関係性がもう成り立っていたんだろうなって思います。同じ空間にいてもそんなに会話をすることってなかったんですよ。気を使っていない証拠ですよね。


さて、奥茨城でのシーンといえばこれ、聖火リレー!
泉澤さんが演じる三男の熱い思いで実現しました。このシーンに、泉澤さんは…。


第15回 4月19日(水)放送

泉澤さん:この写真、恥ずかしいんですよね(笑)。タンクトップを着ると、体の線が細いのがあらわになっちゃう! そのとき、架純ちゃんに言われたんだよね、「ガリ ガリ男」みたいなことを!

「言ったっけ(笑)!?」と反論する有村さんに、「結構傷ついたの(笑)」と返す泉澤さん。「ごめんごめん(笑)!」と有村さんが謝ると、会場では笑い声があがりました。

泉澤さん:みんなに声援されて走るのは、気持ちが良かったです。スターになった気分でした。景色がきれいで、ひらけた気持ちになれたというか。泣きの芝居もあったのですが、意識しなくても感情が出てきたんです。リラックスして撮影ができた気がします。


続いて、茨城県内でも話題となったあのシーンが上映されました。木村佳乃さん演じるお母ちゃん、出稼ぎで行方不明になった夫(沢村一樹さん)の捜索を美代子さんが涙ながらに訴えたシーンです。


第11回 4月14日(金)放送

このグッとくるシーンに、会場では涙する人も…。

有村さん:台本上では知っていても、実際にどんなシーンになっているかはわからなかったんです。オンエアで見て、お母ちゃんと一緒に泣きました。

ここから、東京での生活が描かれていくことになる「ひよっこ」。

次回、後編では、出演者の皆さんに、東京へ行ってからの印象に残るシーンをお聞きしました。
撮影の裏話も、たくさん聞かせてくれましたよ!

▶︎ 後編はこちらから!

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