和歌山市出身の箏曲家、西陽子さんのコンサートが今夜、和歌山市の県立図書館で行われました。
今夜、和歌山市西高松の県立図書館メディア・アート・ホールで行われた「西陽子ＫＯＴＯ ＮＩＧＨＴ」は県立図書館が主催したもので、内閣官房の東京オリンピック・パラリンピック推進本部が認証するプログラムです。
西陽子さんは、和歌山市出身で４歳の頃から箏曲の手ほどきを受け、東京藝術大学音楽学部卒業後にデビュー、アメリカの音楽の殿堂カーネギーホールなど世界各地で演奏活動を行う、和歌山が生んだトップアーティストとして活躍しています。
コンサートは二部構成で行われ、第一部では「日本の音古典から現代作品まで」と題し、福岡の民謡「黒田節」による幻想曲や箏の作品の中でも最も技巧的な作品のひとつとされる「手事」など４曲が披露され、訪れた人たちは繊細かつ力強い西さんの演奏に魅了されている様でした。
また、県立桐蔭高校の先輩で慶応義塾大学名誉教授の竹中平蔵さんとのスペシャルトークショーも行われました。西さんは「コンサートを通じて箏の音や音楽に魅力を感じ、興味を持って頂ければ幸いです」と話していました。