糖尿病の種類は全部で4種類ある!その特徴とは

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糖尿病には全部で4種類があります。それぞれの糖尿病は特徴、発症する原因、年齢などが異なります。今や日本は糖尿病大国となってしまいました。知識を持つことで日頃から糖尿病を予防することができるようになります。

それではそれぞれの糖尿病の種類について見てきましょう。

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糖尿病の種類まとめ

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それでは糖尿病の種類について見てきましょう。

1型糖尿病 2型糖尿病
年齢 20歳以下 40歳以降
原因 肝臓のβ細胞が自己免疫反応
によって破壊される
肥満
運動不足
ストレス
発症 糖尿病特有の症状が急に出る ゆっくりと症状が出る
症状 口が渇く
頻尿
多尿
嘔吐・頭痛
疲労
多尿
体重の減少
眠気・吐き気
体型 やせ形 肥満
治療方法 インスリン注射 インスリン注射

食事・運動など生活習慣の改善

発症率 5% 90%以上

1型糖尿病

一型糖尿病は肝臓のβ細胞が壊れてしまって、インスリンが分泌されなくなり、糖尿病になります。この種類の糖尿病は原因が良くわかっていなく、子供や若者がなるケースが多いです。ある研究では自己免疫反応によるものと言われています。

自己免疫反応は体の外から侵入してくる細菌やウイルスを排除する機能ですが、この自己免疫機能が壊れてしまって、膵臓のβ細胞を壊してしまい、インスリンが分泌されなくなるのです。この種類の糖尿病は急激に進行します。

2型糖尿病

2型糖尿病は1型と違って、膵臓に機能は問題ないのに、生活習慣が悪いことでインスリンの働きが悪くなり発症する種類の糖尿病です。全部の糖尿病の種類のうち、2型が90%以上を占めています。

2型糖尿病は生活習慣や暴飲暴食、アルコールを見直すことで糖尿病の進行を遅らせることができます。また運動療法も有効で、飲み薬を併用しながら糖尿病を改善していきます。

妊娠糖尿病

妊娠中に発見された糖尿病を妊娠糖尿病と言います。 妊娠糖尿病は一時的なもので、出産後に血糖値は元に戻ります。しかし中には出産後に糖尿病になってしまうケースもあるそうです。

妊娠中は血糖値のコントロールと胎児にも影響を与えますので食べ物にも注意を払う必要があります。

その他糖尿病

他の病気が原因で起こる二次的糖尿病の種類がこちらに当たります。その原因となる病気は以下の通りです。

  • 遺伝子異常
  • 感染症
  • 肝臓病
  • 膵臓病

この病気にかかると糖尿病になる可能性があるため、注意が必要です。もしこの病気にかかった場合は、血糖値に気を付けてモニターするとよいでしょう。

まとめ

今回は糖尿病の種類についてお話ししました。

糖尿病になる人のほとんどは、2型糖尿病で肥満や運動不足、食生活の乱れによるものです。2型は90%以上の方がなっている糖尿病です。

また妊娠型糖尿病は女性特有の糖尿病の種類です。妊娠後は食事に気を付けるようにしましょう。