【10月8日 AFP】イラクのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦で、米軍が主導する有志連合の司令官は7日、シリアとの国境で間もなく「最後の大規模な戦闘」を実施すると明らかにした。

 2日前には、イラク国内のIS最後の2拠点のうち、ハウィジャ(Hawija)の奪還にイラク政府軍が成功している。

 有志連合の副司令官、ロバート・ソフジ(Robert Sofge)准将はAFPに対し、次の戦闘はユーフラテス川(Euphrates River)中流域のイラクとシリア国境で行われる作戦で「最後の大規模な戦いになる」と語った。全ての作戦部隊が同地を目指しており、間もなく戦闘が始まるという。

 ソフジ准将によれば、シリア東部デリゾール(Deir Ezzor)からイラク西部のラワ(Rawa)とシリア国境に近いカイム(Al-Qaim)にかけての一帯には、まだIS戦闘員が約2000人が残っている。(c)AFP