子どもへのかぜ薬 処方の在り方考えるシンポジウム
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子どもへのかぜ薬の処方の在り方について、小児科医などが話し合うシンポジウムが静岡市で開かれ、「医師が十分な診察をせずに薬を処方する現状があるのではないか」などとして、薬だけに頼らない治療を考えていくべきだという意見が出されました。
シンポジウムは全国の小児科医や薬剤師で作る日本小児臨床薬理学会が、静岡市内で開き、およそ300人が参加しました。
はじめに済生会滋賀県病院の伊藤英介小児科部長が講演し、「かぜをひいた子どもの保護者が、薬を出してもらうために診察に来ることがよくある。医師も早く診察を終えようと十分な診察や説明をせずに処方する現状があるのではないか」と指摘しました。そのうえで、せきや鼻水などかぜの症状は菌を体から出すための自然な反応でもあるとして、薬だけに頼らず、水分摂取や鼻水の吸引など、家庭でできる治療も保護者に丁寧に伝える必要があると呼びかけました。
続いて新潟県の薬剤師は「むだな薬を出さないためにも、薬剤師が保護者の不安や要望をしっかり聞き、医師に伝える役目を果たさなければならない」と述べました。
学会では、かぜ薬が子どもに適切に使われているか、実態調査を行うことも検討しているということで、主催した田中敏博医師は「議論をきっかけに医師と薬剤師で連携して、適切な薬の使い方を考えていきたい」と話しています。
はじめに済生会滋賀県病院の伊藤英介小児科部長が講演し、「かぜをひいた子どもの保護者が、薬を出してもらうために診察に来ることがよくある。医師も早く診察を終えようと十分な診察や説明をせずに処方する現状があるのではないか」と指摘しました。そのうえで、せきや鼻水などかぜの症状は菌を体から出すための自然な反応でもあるとして、薬だけに頼らず、水分摂取や鼻水の吸引など、家庭でできる治療も保護者に丁寧に伝える必要があると呼びかけました。
続いて新潟県の薬剤師は「むだな薬を出さないためにも、薬剤師が保護者の不安や要望をしっかり聞き、医師に伝える役目を果たさなければならない」と述べました。
学会では、かぜ薬が子どもに適切に使われているか、実態調査を行うことも検討しているということで、主催した田中敏博医師は「議論をきっかけに医師と薬剤師で連携して、適切な薬の使い方を考えていきたい」と話しています。
子どもへのかぜ薬 処方の在り方考えるシンポジウム
子どもへのかぜ薬の処方の在り方について、小児科医などが話し合うシンポジウムが静岡市で開かれ、「医師が十分な診察をせずに薬を処方する現状があるのではないか」などとして、薬だけに頼らない治療を考えていくべきだという意見が出されました。
シンポジウムは全国の小児科医や薬剤師で作る日本小児臨床薬理学会が、静岡市内で開き、およそ300人が参加しました。
はじめに済生会滋賀県病院の伊藤英介小児科部長が講演し、「かぜをひいた子どもの保護者が、薬を出してもらうために診察に来ることがよくある。医師も早く診察を終えようと十分な診察や説明をせずに処方する現状があるのではないか」と指摘しました。そのうえで、せきや鼻水などかぜの症状は菌を体から出すための自然な反応でもあるとして、薬だけに頼らず、水分摂取や鼻水の吸引など、家庭でできる治療も保護者に丁寧に伝える必要があると呼びかけました。
続いて新潟県の薬剤師は「むだな薬を出さないためにも、薬剤師が保護者の不安や要望をしっかり聞き、医師に伝える役目を果たさなければならない」と述べました。
学会では、かぜ薬が子どもに適切に使われているか、実態調査を行うことも検討しているということで、主催した田中敏博医師は「議論をきっかけに医師と薬剤師で連携して、適切な薬の使い方を考えていきたい」と話しています。