ドーム"伝統の一戦"を快適に過ごす裏ワザ

12球団のホームグラウンドへ行ってみた<8>

最寄り駅は、JR中央線水道橋駅、地下鉄都営三田線水道橋駅、地下鉄丸の内線後楽園、地下鉄南北線後楽園の4駅。この球場は、全国にファンがいる巨人のホームだからか、とにかく大きな荷物を抱えた観戦客が多い。駅のロッカーはゲーム開始3時間前にはほぼ埋まってしまうらしい。球場内や25番ゲート横にもロッカーはあり、概ね足りているように見えるが、この点は通い慣れていないのであまり自信がない。

1回目の7月16日は、北海道から戻った足で球場へ向かったので、重い荷物は帰りに使う南北線の改札近くのコインロッカーに収めたが、ゲーム開始1時間前の時点で筆者が使って空きはなくなった。

身軽になって球場へ。外周部を正面ゲート方向へ向かって歩いてみる。やはり人は多い。球場内に入って、まずは自分の座席へ行き、空いている状態での景観を撮影。ゲーム開始50分前くらいのこの時点では、まだ客席はガラガラ。景観はいたって良好だ。

続いて座面サイズをチェック。横幅、縦ともに40センチメートルは標準だが、前後が77センチメートルしかない。これは結構狭い。段差はわずか16センチメートル。これでは視界方向に普通のサイズの男性が座っただけでもう視界はふさがれてしまう。

ここだけ違うカップホルダーの位置

カップホルダーが左側に付いているのもこの球場の特徴だ。今回回った他の球場は全て、向かって右手のカップホルダーを使うようになっているのだが、ここだけは左側。この球場に慣れていなくて、うっかり右側を使うと、隣とトラブルになりかねないので要注意だ。

一通り撮影を終え、席を立ってトイレチェックを開始したのだが、東京ドームはコンコースが1階、2階、4階と3フロア分あり、なおかつ内外野もつながっている。従ってトイレチェックには3フロアと外野全てを回らなければならない。

まずメインの2階をチェックし始めたところ、札幌ドームのように全部同じ作りではなく、場所によって個室数が全然ちがう。ここで初めて、個室の数を数えなければ意味がないということに気づき、一から数え直しに。だが、もたもたしている間に人はどんどん増えてくる。人が増えるに連れて、独特の殺気も醸し出されてくる。

2階コンコースは決して狭くはないのだが、人が増え出すとまっすぐ歩くことさえ容易にはできなくなってくる。ゲーム開始20分前にはチアのパフォーマンスが始まるので席に戻らなければいけない。結局ゲーム開始前は、2階コンコースと外野の個室数を数えるので精一杯だった。

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