2017.10.08
どうも、おしょぶ~^^/です。
ちょっと時代錯誤と言うか、公務とはここまで融通が利かないものなのか?驚いたので書かせて頂きます。
何かの罪を犯し刑務所に入る女性。いないに越したことはないけど、そこまで人間完ぺきではないので居ます。
当然収監のタイミングで、刑期中に出産となるケースがあります。
ここからは信じられない話ですが、2014年と言いますから最近ですね。
全国の多くの刑務所で、「逃亡の可能性を考慮」と言う名目で出産時にも手錠をつけたままであったと言います。
「刑事収容施設法」と言うのがあります。
受刑者を護送する場合や、受刑者が刑事施設外にいるなどの逃走の恐れがある時は、捕縄または手錠を使用できるとしています。
2014年までは、女性受刑者が施設外の病院で出産する時は、片手に手錠をかけ手錠につないだ縄を刑務官が持つなどしていたそうです。
俗世間的な話ですが、女性の出産の痛みは男性では耐えられないと表現されるほどです。そのような状況下でも「刑事収容施設法」の指す受刑者が刑事施設外にいるなどの逃走の恐れがある時に当てはまるのでしょうか?
う~ん汗、ちょっとやり過ぎですね。
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今は改善されていますが、そのきっかけとなったのがある受刑者の一通の手紙でした。
この女性は2014年に覚せい剤取締法違反で実刑を受け、岐阜県の笠松刑務所に収容されていました。手錠をかけたまま出産に臨まねばならない事を、夫に手紙で伝えました。
そこで夫が刑務所など関係機関に働きかけたところ、この女性は2014年11月に手錠無しで無事男児を出産しました。
この話を聞いたのが、当時の川上陽子法務大臣です。
川上さんは出産時の手錠使用を禁じるように指示を出しました。
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法務省は2014年12月26日付で「生命の誕生に臨む受刑者の心情について検討した結果、出産時は手錠をしない取り扱いとする」通知を出しました。
この処置により、2015年には全国で23人の女性受刑者が手錠無しで出産をしています。
おしょぶ~は恥ずかしながら、この流れを知りませんでした。全国で起こっている事をすべて知るのは無理ですが…こんな時代錯誤な実態がついこの間まであったとは…
この時の法務大臣が女性でなかったら…今も基本的に続いていたのではないでしょうか?
法律を制定する時は、難しい言葉でキッチリ決めて頂くのは賛成です。
しかし、運用に関しては血の通ったものである事を望みますね。
※一応微妙な時期なので書いておきます。この触れさせていただいた川上さんは今2年ぶりにまた法務大臣になっていますが、個別の政治家を支持応援の為に書いた記事ではありません。今回は偶然です。
では^^/