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石川三国志、五右衛門も登場 鶴来・ほうらい祭り
高さ約五メートルの人形を載せた山車「造り物」やみこしが練り歩く「ほうらい祭り」が七日、石川県白山市鶴来地区で始まり、大勢の見物客でにぎわった。 金剱宮(きんけんぐう)(同市鶴来日詰町)の秋季祭で、約八百年の歴史がある。白装束の男衆が担ぐみこし、厄払いの舞を披露する獅子方、各町会が約二カ月かけて作り替える「造り物」が見物になっている。 今年は長さ約四メートルの精巧なやりを構えた三国志の武将趙子龍(南風会)、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝して黒装束に色とりどりの野菜がちりばめられた石川五右衛門(鶴来新町)など六基が登場。担ぎ手の男衆らは威勢の良いかけ声を響かせ、地区内のお旅所を目指した。同市安養寺町の農業宮本外喜子さん(82)は「毎年立派で変わった造り物が見られて楽しい。元気をもらえる祭り」と話していた。 巡行は八日もあり、正午にお旅所を出発。午後十時ごろ金剱宮に到着する。 (谷口大河)
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