「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第93号
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税金の知識を得ることで安心して事業を行いたい個人事業者の方とその予備軍の方のためのブログです。
<前ふり>
まだ夏が始まったくらいの頃だったかな
晴れの日の朝、
さくさが職場に向かう途中の出来事です。
”スッ” っと、さくさの目の前を、自転車に乗った女子高生が通り過ぎていきました。
朝早いのですが、
さくさは駅の近くに住んでいるので、通勤や通学の人をそれなりに多く見かけます。
1台の自転車に特に注目することはありません。
女子高生の乗った自転車が少し先の四つ角を左折して駅の方向に向かうのが、さくさの目の隅っこに映っていたくらいだと思います。
ガシャン
乾いた音に気が付いて、その音のした方向に目を向けると、
さっきまで目の隅っこに映っていた女子高生がいません。
あ、いた
四つ角にある電信柱の陰で、女子高生の自転車が転倒しています。
交通事故!?
ん?
相手方は、、、いない
一人で転倒かな?
とにかく助けが必要だろうと思って駆け寄りました。
転倒した原因はすぐにわかりました。
自転車のハンドルにぶら下げた体操服(だと思います)を入れたカバンが、
自転車の前輪とフロントフォークとの間に吸い込まれて、タイヤがロックされています。
急ブレーキするよりも、もっと一瞬で完全に停車するので、
自転車の後輪が宙に浮いて回転するような格好で転倒したのかもしれません。
左腕から血が出ています。
制服の白のブラウスがみるみるうちに赤く染まっていきます。
何とかしなければ。
病院は、こんなに朝早くにあいていません。
女子高生は狼狽しているものの、幸い、意識はしっかりしています。
「すいません」「全然大丈夫です」
そう言われても、
「それでは、じゃあ」
と立ち去ることも出来ません。
さくさは彼女の腕を伝ってポタポタと落ちてくる血を拭いたりしていましたが、
すぐにあきらめて、119番通報をしました。
サイレンが遠くから近づいてきます。
救急車が到着するまでの少しの時間
今思えば、
” 気の利いた会話 ”でもしてあげることが出来たら良かったのにな。
そして、つい最近、
その女子高生が同じ角を左折していくのを目にしました。
体操服のカバンは、ハンドルにぶら下げることなく、
自転車の”前かご”にキチンと収まっていました。
ヨシヨシ、良い子だ
気を付けていってらっしゃい
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それでは、本題のお話しに移ります。
純損失の繰戻し還付の請求手続き
純損失の繰戻し還付を請求する場合には、その年分の青色申告書の提出と同時に、納税地の所轄税務署長に対して、前年分の所得税の額を限度とする還付税額の還付請求を申告期限までに行うことが必要となります。
申告書と一緒に、「還付請求書」を納税地の所轄税務署長に提出しなければなりません。
なお、
納税地の所轄税務署長は、「還付請求書」の提出があった場合には、その請求について調査し、その請求をした者に対して所得税を還付し、又は請求の理由がない旨を書面により通知する。
と規定されています。
規定上は、
調査がある、ということですね。
純損失の繰戻し還付請求をおこなうと、
実際に税務調査が行われるかどうかは、
その請求内容次第といったところでしょうかね。
国としては、おいそれと書面だけでは税金の還付に応じないというスタンスなのでしょう。
税法において、一定の”牽制” を行っているのでしょうね。
繰戻還付の請求をされる方は、調査の可能性も念頭に置いておくようにしてくださいね。
ここまでご覧くださいましてありがとうございました。
読者の皆様が宇宙で一番幸せになることを心よりお祈り申し上げます。
さくさ