見てない人は先にこちらを見てきてください。
ついに最終回。
中編からだいぶ時間経っちゃった。
でも、今なら書けるメンタル力ある!
そして、メインテーマ曲
公式のチャンネルだよ。
聞きながらか、聞いてから読んでね。
でね、なんかさー病気して退院して
学校に復帰した日。
みんな心配してくれたし、喜んで
くれたの。
もちろんあの子も。
入院前と同じ様にあの子は
猫やぱさんとおしゃべり。
修学旅行どーだったとか
入院生活どーだったとか。
でね、お昼前の休憩時間。
事件が起こったの。
ワイワイ話してたらいきなり
ドーン!ガシャガシャ!
クラス中がシーンとして
音のする方に目をやったの。
そこで見たのはバイク。
机を蹴り飛ばしてたの。
もうねぇー、シーンだよ。
猫やぱさんグループは
どっちかと言うとそーゆー系の
グループだったからその1人が
そんな行動を取ったって事で
他のクラスメイトはビクビクだよ。
でさー、小声で金髪にバイク
なんかあったん?って聞いたけど
わからない。って。
その後さー、バイクはカバン持って
帰っちゃったの。
教室のドアをダーン!って閉めて。
ざわざわざわざわ。
どーしたんだろなーって。
とりあえず次の授業を受けて
心残りはあるものの、あの子と
楽しく過ごして、1日が終わる
はずだったの。
だけど、夜金髪から電話があったのよ。
金髪がバイクに連絡してみるって言ってたから
その報告ね。
で、事情を聴いた。
バイクがキレた理由。
それはねぇー、猫やぱさん入院して
修学旅行とかしばらく学校に
行けなかったでしょ?
でさー、その間あの子とバイクは
ずっと一緒だったんだって。
修学旅行の行動とか。
なのにさー、猫やぱさんが戻ってきたら
あの子は猫やぱさんの所にきて
バイクをほったらかしでしょ?
それが気に入らなかったみたいなの。
確かにねぇー、その気持ちはわかる。
猫やぱさんが居ない間だけ一緒で
なに?代わりなの?って。
用が無くなったらどーでもいい訳?って。
怒る理由も理解出来なくもない。
でも、別に猫やぱさんが独り占めしてる
訳でも無いし、そもそもあの子には
ゴリラが居る訳じゃん?
その変納得できない部分もあった。
そんでさー、金髪が猫やぱさんに
告げるの。
「おまえ、あの子の事別に好きじゃ
ねーんだろ?だったら距離おいて
バイクの好きなようにやらせね?」
んーー。
困る提案だよね。
だってさー、猫やぱさんあの子に
彼氏が居ようが好きだったんだもん。
で、あの子も誰でもなく猫やぱさんを
必要としてくれてたんだもん。
と、言ってもだよ?
あの子にはゴリラって言う彼氏が居る。
猫やぱさんが居なくてもバイクと
楽しく過ごせてた。
もう、猫やぱさんがあの子に接するのって
ただのわがままなんじゃないか?って。
だた、猫やぱさんが楽しいって気持ちだけを
優先してるだけなんじゃないか?って。
ここで、猫やぱさんが手を引けば
丸く収まるんじゃないか?
そんなんでね、金髪に伝えた言葉は
「そーだな。そーするわ」
って。
なんだろね。猫やぱさん。
自分の素直な気持ちに反して
強がって。
で、迎えた翌日。
登校時間も少しずらして
合わない様に。
休憩時間は仲間と話す。
あの子が近づいて来そうな
雰囲気な時は、違う席の
仲間の元へ。
んー、今考えるとちょっと
あからさまな無視だったかな?
でも結果バイクはあの子を
独り占め出来て機嫌がいい。
あーあー、これでよかったのかなー?
何話してるんだろ。
あの子と話したいなー。
もうねぇー、ずっとあの子の事が
気になって仕方ない1日だった。
すべての授業が終わったら即行で帰宅!
うわー、猫やぱさんこれからの学校生活
つまんねぇーって。
でね、夜。電話が鳴った。
相手はあの子。
ちょ、まじでー?
って感じだよね。
でさー、あの子は言うの。
「なんで今日私の事無視したの?」
って。
まー、そりゃそーだよね。
あの子は理由もわからず猫やぱさんが
無視してたんだから。
どーしたもんかなー?って思ったけど
事情を話したの。
そしたらさー、あの子なんつったと思う?
「そんなの嫌だ」
って言うの。
もう嫌も何も無いじゃん。
事実じゃん!わがまま言うなよ。
だから猫やぱさんは言ったの。
「じゃーなんで猫やぱさんと付き合おうと
しなかったんだよ。選んだのはゴリラだろ」
って。
その子は小さな声で答えてくれたの。
「付き合いたいって思ったけど、
猫やぱさんには彼女がいつも居たんだもん」
「猫やぱさんが居たから
学校を辞めなかったんだよ」
もー、なんだよ。なんなんだよ。
なんで、今言う?
何が猫やぱさんとあの子の間で
間違ってた?
今まで自分が取ってた行動に
後悔して後悔してどーしょもなかった。
もうこの電話が猫やぱさんの運命を
左右したね。
掛け違ってた歯車が
噛みあいそうで、外れそうで。
動きが止まって軋んだり。
猫やぱさんはずっと好きだったあの子の
猫やぱさんを求める言葉に対して
答えを出したの。
「ごめん。無理だよ」
って。
もー、猫やぱさん何言ってるの?
なんで、そんな事言った?
この時点ならまだなんとか出来たんじゃない?
で、あの子に
「君には彼氏がちゃんと居る。
たしかに普段はほっとかれてるけど
バイクがそばに居てくれる。
だから、これからの学校生活も
きっと楽しくできる
猫やぱさんじゃなくても大丈夫」
そう伝えて電話はおしまい。
同時にあの子との関係もおしまい。
なんだろね。
最初は1人でいて寂しそう。
そんなので声をかけたのに
実は猫やぱさんが寂しかったのかな。
翌日からの学校生活。
どうしても目であの子を
追ってしまうの。
移動教室1人で行くの?
なんで、外を眺めてるの?
もう話したくて、あの子の声を聴きたくて
あの子の隣に居たくて。
バイクはねぇー、そんなべったりでは無くて
普通に猫やぱさん達と話すし、あの子とも
話す感じ。
猫やぱさんは常にあの子を
目で追ってしまう。
そして、迎えた卒業式。
猫やぱさんは地元建築会社へ
就職。
あの子はゴリラと一緒に
県外へ進学。
なんだかんだで、彼氏のゴリラと
うまく行ってんだな。って。
卒業式だからって特別あの子と
お別れの挨拶もしなかった。
そんで迎えた新社会人生活。
慣れない環境に疲れ果てて
帰る毎日。
駅前通りの仕事が多かったんだけど
同じ髪型の人とか見るとドキッ!
ってするね。
え?帰ってきた?って。
そんなある日手紙が届いたの。
そう。あの子から。
びっくりするほど普通の手紙。
話をしなかった時間が無かったかのように
普通の内容。
今どうしてるか。猫やぱさんは
何をしてるのか?
懐かしい見覚えのある文字。
こんなのがよく授業中に届いたっけって
懐かしかったね。
この突然の手紙を機にあの子と
猫やぱさんの文通が始まったの。
mailとかじゃないの。
アナログ。
手紙には早く卒業して長岡に
帰りたいって。
なんだろね。
そんな何気ない言葉に猫やぱさんは
わずかな期待を膨らませたり。
で、早々に同級会が開かれたの。
もちろん参加したよ。
そして、あの子も居た。
もうこの時はバイクの事なんて
気にしてない。
久々に会う仲間?
んなの知るかよ。
猫やぱさんはずっとあの子と
話をしてた。
あの子は真っ赤な口紅。
化粧も濃い。
どーしちゃったよ。
話を聞くと、ゴリラの家で
ゴリラママに化粧を無理やり
されたって。
笑って言ってた。
それはひでーなって。
猫やぱさん心の中で泣いてたね。
なんだよ。家族ぐるみの付き合いかよ。
で、同級会も終わって二次会。
うん。帰った。
なんか、辛すぎた。
あの子はねぇー、よくバイト先から
手紙をくれたの。
請求書の袋に手紙が入ってたり。
毎回面白いの。
で、それからしばらくして猫やぱさん
彼女さんと旅行の計画を立てたの。
ちょうど旅行のコースにあの子の
住んでる場所を通る事に。
猫やぱさんが選ぶ彼女さんだから
素敵な人。あの子の話をしたら
じゃー、久しぶりに会えばいいじゃん。
って言ってくれた。
そんな言葉に甘える猫やぱさん。
そして、待ち合わせをして
2年ぶり位の再会。
彼女さんは気を利かせてあの子と
二人だけの時間をくれたの。
あの子は全然変わってなかった。
学生の時に一緒に遊びに行った
制服以外の服の趣味。
お化粧もナチュラル。
ほんと、あの時に時間が戻った
気がしたの。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎて
お別れ。
また手紙出すね。って。
それからまた手紙のやりとり。
お盆に帰ったけど時間が無くて
連絡できなくてごめんね。
なんて、結局合う事は無かった。
そんな時いつもの様に手紙が届いたの。
内容はいつもと違った。
あの子には好きな人が出来た。
ゴリラは今まで何度も浮気をしていた。
別れたいけどゴリラの親が上京して
引き留められた。
おいおい。なんだよ!
今まで手紙でそんな事一言も
書いてねぇーじゃんか。
何度も浮気してた?
ふざけんなよ!
おいゴリラ!猫やぱさんが
どんな思いであの子を任せたと
思ってんだよ!
あの子もあの子だよ!
なんで相談しねぇーんだよ!
一言言ってくれればすぐに
クルマぶっ飛ばして迎えに行ったよ!
猫やぱさんがなんとかしてやったよ!
なんでなんだよ。
なんで、言ってくれねぇーんだよ。
次の手紙には、好きになった人の
アパートに逃げ込んでかくまってもらえた。
手紙は新しい住所に。って。
次の手紙には、その人とお付き合いが
始まって完全同棲生活中。
そして、大学卒業の年。
卒業おめでとう。
長岡に帰りたいって言ってたよね?
ね?
手紙にはバイト生活が忙しい。
あれ?帰ってこない?
手紙のやり取りも少しずつ無くなって
ほんと忘れた頃に届く様に。
そして届いたのは1枚のハガキ。
「結婚しました」
うん。あの笑顔だ。
君は2人で写真を撮るとき
いっつも首をこっちにかしげるよね。
ウエディングドレスがよく似合う
立派なお母さんになってた。
すべてが終わった。
もう、何度も何度も夢に出てくるの。
今でも出てくるの。
見たいとは思わないのに、夢の中で
あの笑顔を見せてくれるの。
そして、何度も思うの。
あの時自分の気持ちを伝えてれば。
結果なんてわかんないよ。
猫やぱさんが気持ちを伝えても
ウェディングドレスの隣には
あの彼氏さんが居るかもしれない。
だけど、試してないじゃん。
わからないじゃん!
もうねぇー、本当にあの時、あの時。
ずっと、あの時、あの時。
何かある度に、あの時。あの時。
本当に後悔してるの。
決してやり直せない事。
たぶん、これから先も思い続ける事。
きっとあの子はもう猫やぱさんの事は
忘れちゃってるかも知れないけど
猫やぱさんはいつだって味方だから。
連絡くれればどんな事でも力になる。
多分君が想像する以上に猫やぱさんは
女性とお付き合いしてきてると思うの。
だけど、夢に出てくるのはあの子だけ。
思い出もあの子との思いが一番。
彼女でも無いただの同級生。
だけど、特別な同級生。
ほんとに昨日の事の様に
あの頃の事を思い出せるの。
そんなんで、猫やぱさんは
この後悔を卒業できないでいるの。
だから、今でも1人でいるの。
One more time,One more chance
前回の気になったはてブのコメント
古い思い出に生きてるから平気。
スター&はてブ&コメントもらえるとうれしいの。のっ!