ヒョウモントカゲモドキの飼育で欠かせない餌の種類や与え方
可愛らしい容姿が特徴で、温厚な性格をしているため飼育しやすいと言われているのが、「ヒョウモントカゲモドキ」ですね。
英名では「レオパートゲッコー」と呼ばれるので略して、「レオパ」とも呼ばれておりペットショップなどではレオパと略されている場合が多いでしょう。
そんなヒョウモントカゲモドキですが、これから飼育してみたいという場合、どんな準備を始めるべきか分からない点も多いですよね?
特に餌に関しては、未知なる領域でもあります。
ここでは、ヒョウモントカゲモドキを飼育する上で欠かせない餌について紹介していきます。
1.ヒョウモントカゲモドキに最適な飼育環境
ヒョウモントカゲモドキの餌を考える前に、餌をしっかりと食べてくれる飼育環境を構築することが大切です。
ヒョウモントカゲモドキを飼育するのに、まずは以下に挙げる装置を準備しておきましょう。
- 飼育ケージ
- 床材
- シェルター
- パネルヒーター
- 湿度計
- 水入れ
ヒョウモントカゲモドキは変温動物で、気温に応じて体温が変わるためケージ内の温度を一定に保つ必要があるため、パネルヒーターは絶対に用意しておく必要があります。
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またデリケートで神経質な一面も持つので、シェルターがあると落ち着いた環境が用意できるので安心ですが、大人になれば不要との意見もあるので個体の状態を見て判断しましょう。
最適な温度は25℃、湿度は50%程度なので湿度に関しては日本の気候であれば特に注意をする必要はありません。
冬に乾燥する地域に住んでいるなら、加湿器を準備するなどして湿度の低下を防ぐようにしましょう。
ここで紹介した基本的な飼育環境が整いましたら、与える餌を用意します。
2.ヒョウモントカゲモドキはどんな餌を食べる?
ヒョウモントカゲモドキを飼育する上で欠かせないのが、餌ですがどんな餌を与えるべきなのか分からない部分も多いですよね?
ヒョウモントカゲモドキは肉食なので、主にコオロギやミルワームを主食としています。
ですから飼育する際も、コオロギやミルワームを餌として与えるのが良いでしょう。
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ミルワームに関しては、栄養価が高すぎるので肥満になる可能性もあるため、できればコオロギをメインにしサブとしてミルワームを与えるようにしてください。
生き餌にすると、コオロギがヒョウモントカゲモドキを攻撃する恐れがあるので、冷凍されたコオロギを解凍して与えても問題ありません。
飼育したての頃は環境変化に適応できず、食欲が落ちている場合があるので、ピンセットなどでコオロギを掴みヒョウモントカゲモドキの目の前でブラブラと揺らしてみてください。
すると餌と認識して食べてくれるようになりますが、それでも食べない場合はケージ内に置いておきましょう。
3.ヒョウモントカゲモドキに餌を与える頻度はどれくらい?
ヒョウモントカゲモドキに餌を与えるには、どれぐらいの頻度が理想なのでしょうか?
実はヒョウモントカゲモドキが子供なのか、大人なのかで餌を与える頻度は変わってきます。
まだ子供で成長段階であれば、1日1回小さいコオロギを与えるようにしてください。
大人になったなら、1週間に2~3回程度の給餌で十分で、毎日与えても食べてくれずケージ内で餌が腐り不衛生になるので要注意。
食べる量は個体によってバラツキがあるので、どれだけ食べるかを実験してみて与える量を調整しましょう。
ヒョウモントカゲモドキは尻尾に栄養を蓄えることができるので、健康的な食生活を送っているのであれば1~2週間ほど餌を与えなくても問題なく生息します。
元々、中東の砂漠地方で生活しているヒョウモントカゲモドキは、餌の少ない環境に適応している関係で餌をそこまで頻繁に与える必要がありません。
ですから家族旅行で長期不在をする場合でも、あまり心配することなく行けます。
4.ヒョウモントカゲモドキに餌を与える際の注意点
ヒョウモントカゲモドキの飼育で悩みが多い餌ですが、与える際にはどんな点に注意を払うべきでしょうか?
個体差はありますが、実はヒョウモントカゲモドキはピンクマウスも食べます。
栄養満点で爬虫類の餌として安価で購入できるピンクマウスは、ヒョウモントカゲモドキの餌として与えやすい特徴があるのです。
しかしながら、ピンクマウスを与えすぎるとコオロギやミルワームを食べてくれなくなる場合があるので、月1回ペースで与えるのが理想。
またピンクマウスは冷凍されて販売しているので、そのまま与えてしまうとヒョウモントカゲモドキにとってよろしくありません。
必ず70℃程度のお湯を使って解凍し、ヒョウモントカゲモドキの顔半分ぐらいの大きさを与えるようにしましょう。
さらに、ヒョウモントカゲモドキは爬虫類が頻繁にかかる、カルシウム不足から起こる「クル病」に注意が必要です。
こちらは、餌に「カルシウムパウダー」を振りかけることで予防できますが、多くかけすぎると餌の食感が悪くなり吐き出すこともあるので注意してくださいね。
5.昆虫以外でヒョウモントカゲモドキにオススメの餌
ヒョウモントカゲモドキは、コオロギやミルワーム、さらに個体によってはピンクマウスを好んで食べます。
ヒョウモントカゲモドキを飼育したいが、コオロギやミルワームを触るのは絶対無理という人は少ないありませんよね?
特にピンクマウスは、ハツカネズミの赤ちゃんでまだ毛が生えていない状態が、冷凍されて届く訳ですから抵抗を感じる人も多いはずです。
ではこうした動物以外で、ヒョウモントカゲモドキの餌となるものはあるのでしょうか?
実は「キョーリン」から、人工飼料が販売されているので、こちらを与えるという方法があります。
商品名は「レオパゲル」で、以下に商品詳細や価格などが詳しく掲載されているページのURLを記載するので、アクセスしてみてください。
昆虫が触れない人にとって、人工飼料はとてもありがたいですよね。
ジェル状になっているので管理が楽ですし、見た目にはゼリーなので抵抗はまったくありませんのでオススメです。
まとめ
ここでは、ヒョウモントカゲモドキを飼育する上で欠かせない餌について紹介していきました。
ヒョウモントカゲモドキの餌は、コオロギやミルワーム、さらにはピンクマウスです。
昆虫が苦手な人にとって、餌を与えるのに一苦労しますが、実は人工飼料が通販で販売されています。
餌を与える際は、食べさせる量や期間、クル病を予防するための方法などを理解しておき、ヒョウモントカゲモドキの健康に気を使いましょう。
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