こんにちはユレオです。
突然ですが、あなたは「今ここ」に生きています?
変な質問と思われるかもしれませんが、「現在(今)」に生きるという当たり前のようなことが行えていない人は結構おられます。
ユレオも過去の出来事に囚われ、いつまでもそのことを考えて後悔して寝ても覚めても過去の出来事を考え、今現在にいるはずなのに、意識はずっと過去に向いているということがありました。
しかし、ある時期を境にこの過去の事に囚われることが無駄であることに気が付くことが出来て、それ以来気持ちが一時的に落ち込んだりすることはあるものの、長い期間過去の事に囚われると言うことが無くなりました。
本日はこの過去のに意識が囚われる症状と、それに対する対応方法についてお話したいと思います。
【この記事の目次】
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過去に囚われるということ
寝ても覚めても過去の事を悔やみ、現在はその出来事が落ち着いているのに気分だけいつまでも落ち込んでいるといった事は無いですか?
例えば、あなたは資産運用しようと定期預金を崩して株を始めました。
500万円使って株式で運用したところ、不況の波が押し寄せて株価は下落して半年後には300万円の価値になってしまいました。
あなたの資産は半年で200万円の下落したわけです。
そしてそのことについてあなたは何か月も悔やみ、後悔しています。
「ああ、あの時の判断を誤りさえしなければ・・・ そもそも株を買わなければよかった・・」
こうした気落ちした気持ちを寝ても覚めても心に持ち続け、いつも心にはどんよりとした靄がかかっているようで楽しいことをする気にもなれず、休みの日は出かける気分にもならなくて一日中布団の中ですごし、そして日曜日の夕方には
「はあ~、、、今週末も無駄にしたなあー 」
と焦燥感と不安感を感じてさらに悲しい気分になります。
こういったときは周囲の人は心配してこう言うのではないでしょうか?
「過去の事を悔やんでも仕方がないよ。株で失敗したことを忘れろとは言わないが、いつまでも後悔するのはよくないと思うよ。」
こんないい言葉をかけてくれる方はなかなかいないと思います。
本気であなたの事を心配している人はどうにかしてあげたいと思うのですが、事は本人の問題なので、本人でしか解決することは出来ません。
さらに悪いパターンに陥るケース
こうして周囲の人に慰められた時に陥る悪いケースとしては、慰められ優しくされた気持ちや自分を構ってほしいと無意識に思うことがあります。
これは本人が自覚していないケースが多いのですが、常に被害者になり続け、
「かわいそうな私をいつまでも慰めて構ってほしい。だから私はいつまでも悔やみ続ける。」
といった行動選択をとり、後悔していつまでも過去に囚われようとします。
よく自分の不幸自慢をする人や苦労話を語る人などは、本人の自覚がない中で不幸な自分を演出して構ってほしいと無意識に行動をとるのです。
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あなたが干渉できるのは現在(今)しかない
人には時間という概念があり、時間は大きく分けで「過去」「現在(今)」「未来」の3つがあります。
しかし、干渉できるのは「現在(今)」しかありません。
過去というものは「確定した出来事」で、変更を加えることが出来ません。
また、未来というものは「まだ起きてもいないの出来事」なので、干渉する手立てがありません。
「過去」が干渉できないというのを具体的に説明すると、あなたが昨日「電車に乗り遅れて会社を遅刻した事実」という出来事あったとして、今現在のあなたがそれに対して努力することで「なかった」ことにはできないはずです。
人はタイムマシンを夢見るのはこうした「過去に干渉したい」と思うからなのでしょうか・・・
あなたが今できる事は、その経験を生かして「今日は遅刻しないように早めに家を出よう」と行動選択をすることです。
過去の事は「確定してしまった出来事」であなたがどんなに努力してもどうにもなりません。
これは素手でビルを壊そうとするぐらい努力でどうにかなるものではないのです。
しかし多くの人が素手でビルを壊そうと、ビルに対して向かい合っています。
過去のへの干渉が出来ないということに気が付く
素手でビルを壊すことが出来ないということを客観的に理解することが出来れば、誰もが素手でビルを壊そうと努力するのを止めます。
過去の出来事に後悔して執着して寝ても覚めても過去の事を考えるというのは「確定してしまった出来事」に干渉して「過去を変えたい」という願望を持ち続けているのと
同じです。
ビルを素手で壊そうとする例と同じように、過去には干渉できないということを客観的に理解する事が出来れば過去の出来事にいつまでも後悔して悔やみ続けることは無くなります。
過去の出来事にいつまでも囚われないようにするには「過去で起きたことはどんなに努力しても変更できない」ということをしっかりと認識すべきです。
そして「落ち込んだり悲しむ姿をする」のは「被害者でかわいそうな私」を無意識が構ってほしいがために演じようとしていることに気が付くべきです。
そうすることで過去の出来事にいつまでも落ち込んだり悲しんだりすることが意味のないことだと思えるようになります。
まとめ
過去の出来事に囚われて、いつまでも気持ちが落ち込み気分が晴れない時は以下の事を思い出してください。
1:過去というのは「確定してしまった出来事」だから、努力しても事実(事象)を変更できない。
2:変更できないものに対して干渉しようと努力することは無駄であることに気が付く。
3:過去の出来事から「現在(今)」に役立つことは「経験」であり、これは人生の資産となる。
4:悲しい気分に浸ったり寝ても覚めても過去の事を考えるのは「現在(今)」の行動を阻害するだけで プラスに働く要素がない。
過去に意識を向けることは「現在(今)」の行動に制限をかけていることになります。
悲しい出来事が起きた時はどうしても一時的には人は気分が落ち込みますが、それは経験という資産になり使い方次第では現在(今)をより良いものにしてくれます。
そういった視点で物事をとらえることが出来れば、過去に囚われるということから逃れることが出来ます。
長く後悔や過去の悲しい出来事ばかり考えるようなことが続くようなことがあればこの記事を思い出してみてください。
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