それでは『トットちゃん！』このあとすぐ始まります！『トットちゃん！』です！そうか。
このあとすぐなんだ。
このドラマのヒロインは黒柳徹子さんです
ご存じトットちゃんの時代からこれまで一切語られる事のなかった国境を超えた恋まで徹子さんの怒濤の半生を日々物語って参ります
でもまだ徹子さんは誕生しておりません
それどころか両親さえも運命の出会いをしたばかり
「アッレメンシェンヴェールデンブリューダー」
（黒柳守綱）君は音楽学校で何を学んでいるのかね？応援団ではないのだから大声を出せばいいというものではないよ。
朝と守綱その運命の出会いは最悪なものでした
（友部豊）黒柳先生は芸術家なんだ。
だから激しくて厳しくていらっしゃるんだよ。
（駒田雪乃）同感ですわ。
（渋井まち）朝さまそんなお顔なさらないで。
明日また頑張りましょうよ。
もう私頑張れません…。
私の歌が下手なのはわかっています。
大きな声で歌えばいいってものではないという事も。
でもだからって「応援団じゃないんだから」って…あんまりだと思います。
まるで北海道のお父様みたい。
（飯塚その）あなたのお父様もあんなに素敵なの？そういう意味ではなくて…。
やっぱり私明日から練習には参りません。
（友部）それはまずいよ。
推薦してくださった音楽学校の近藤先生のお顔を潰す事になる。
（まち・その・雪乃）そうですわ！朝さまあなたお声を出さないで口だけ動かしてらしたら？そしたら叱られないし最後まで一緒に出来ますわ！そんな…。
（井上宏）何が気に入らないんだ？
（宏）見なさい！このつぶらな瞳。
立派な鼻。
子孫繁栄。
力強い男の証拠だよ！どんな逆境でも朝を守り抜くぞ。
フフフ…。
何がおかしいんだ？いつからあなた人相見におなりになったの？冗談言ってる場合か！
（宏）朝は門山家の一人娘だ。
婿を取り家を継ぐ。
それが宿命なんだ！
ここは乃木坂上倶楽部
芸術家たちが集う日本一オシャレなアパートです
黒柳守綱はここに住んでいました
（バイオリン）
（バイオリン）おかわりちょうだい。
はいはい！寒い夜チャイが一番ね。
（バイオリン）
（華子）いい音色だったのに。
こんばんは。
黒柳くんもどうですか？チャイ。
守綱くん今夜のあなたのバイオリンなんかいつもと違う感じがしたけど。
フフフ…なんかいい事でもあったの？反対です。
ひどい事がありました。
（華子）ひどい事は人生につきものだけど。
コーラスの中に背丈も声もひときわ大きな女性がいて最悪のリハーサルだったんです。
（華子）フフ…『第九』のコーラス？ご機嫌が悪いとは思えないいい音色だったのに〜。
はいはいはいチャイどうぞ。
はいこれおかわりね。
ありがとう。
（２人）グッドイブニング！ビューティフル！ボン！さあ…。
（ラジオ）「１２はい」「２２３４５６」
（ミシンをかける音）いやあ…騒々しい家だな。
（ラジオ）「終わり」
（えつ）終わり。
（えつ）はいはいはいはいはいはいはいはい…。
（えつ）まあ仕上がったのね！うん。
どうしたの？元気ないわね。
いよいよ本番じゃないの！
（宏）なんだ？その黒い腰巻きみたいなのは。
舞台用のスカートですわよ。
演奏会の切符あなたの分も買ってありますからね。
えっいいよ。
毎朝朝の歌は聴いてるんだから。
私もこんな長いスカートはいてみたいわ〜。
（せき払い）「フロイデシュェーネルゲッテルフンケン」「トフタルアオスエリュイジウム」
朝は休まず練習に通っていましたが口だけ開けて声を出していませんでした
（綾部仁）だいぶまとまってきたよな。
（浅原清治）そうだな。
浅原手抜いてないだろうな？
（浅原）いつもどおりだよ。
「ツァオベルビンデンヴィーデル」「ヴァスディーモゥデシュトルェンゲッタイルト」
（宏の声）朝は門山家の一人娘だ。
婿を取り家を継ぐ。
それが宿命なんだ！帰ろうかな…。
（ピアノ）『第九』
（ドアの閉まる音）続けなさい。
続けなさい。
はい。
『第九』きれいだ…。
『第九』どうしたの？君は今も僕の音を聞いていなかった。
演奏をしながら歌いながら周りの音を聞く事が出来なければ音楽家にはなれない。
ここ何日も君が声を出していない事はマエストロもオーケストラもみんな知ってるよ。
だけど明日はもう本番だぞ。
本番ぐらいちゃんと歌えよ。
もう１回いこう。
僕の音をよく聞いて。
オーバーなんか脱げよ！…はい！『第九』
（雪乃）あのお二人はどうなってますの？わかりませんわよ！連弾をなさるなんて…。
親しくなければあり得ませんわよね。
（雪乃）黒柳先生のオーバーの上に朝さまのオーバーが置いてあったのご覧になった？
（まち・その）見ました！「フロイデ…」
（田之上晋一）ありがとう。
ソプラノの皆さんフォルテとピアノの差がもっとあってもいいですね。
だけど素晴らしく良くなりました。
いよいよ明日は本番です。
（守綱）待ちなさい。
（綾部）もう勘弁してやれよ。
明日は本番なんだから。
（浅原）この子はいるだけで華がある。
それだけでいいじゃないか。
気にしなくていいよ口だけで。
お疲れさま。
お疲れさま。
結局君は周りの音も聞かず声も出さず僕だけを見ていたね。
（守綱の声）僕も君が気になって仕方がなかったよ。
（守綱）帰ろう。
お父様…！チョッちゃんの人生はチョッちゃんのものなんだから！
（周通）朝は明日北海道に連れて帰る！帰りたくありません。
帰れません。
（ｔｏｔｔｏ）この恋の続きは…。
2017/10/03(火) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！ ＃２[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！
詳細情報
◇番組内容
黒柳徹子が生まれる４年前、昭和４年から物語は始まる。東京の音楽学校で声楽を学ぶ門山朝（松下奈緒）は、バイオリニストの黒柳守綱（山本耕史）がコンサートマスターを務める交響楽団主催の演奏会に合唱員として参加し、二人は運命的な出会いを果たす。ところが演奏会前夜、朝を連れ戻し見合いをさせようと、北海道にいた父が突然上京。一方朝は、守綱の住む乃木坂上倶楽部というアパートで一緒に暮らそうとプロポーズされ…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
小澤征悦、高岡早紀、高田純次、八木亜希子、佐藤Ｂ作、新納慎也、凰稀かなめ
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード（ステレオ）
日本語（解説）
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