「My Humanity」(ハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞受賞、「メタルギア」シリーズのノベライズなど、綿密で壮大な世界観を生み出し続けるSF作家・長谷敏司による原作「BEATLESS」。監督には「機動戦士ガンダム00」や『楽園追放-Expelled From Paradise- 』など圧倒的支持を得る水島精二。
 原作のキャラクター原案は架空のアーティスト「EGOIST」のイラスト、「ギルティクラウン」や伊藤計劃原作のアニメ映画「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」などそのイラストが持つ独特の雰囲気と既存の枠にとらわれない表現が、国内外を問わず高い評価を得ているイラストデザイナー・redjuice.。
 豪華クリエイター陣が送る、「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガール。
社会のほとんどhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
 17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだった――。
 5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。
 その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
 進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?
 便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。