お越しください。
楽しくやりましょうね。
ありがとうございました。
どうも。
さあこれから行かなきゃ。
フフッ。
(井上宏)朝は門山家の一人娘だ。
婿を取り家を継ぐ。
それが宿命なんだ!
(黒柳守綱の声)君は僕だけを見ていたね。
僕も君が気になって仕方がなかったよ。
(朝)お父様…!わたくしどもがついていながらこのような事になりおわびのしようもございません!朝の婿はすでに決めてあり写真も送ってあるはずだ。
写真はちゃんとお見せしました。
でもお好みではないようでしたので。
えつ…!あっどうも申し訳ございません。
わしが門山家と門山医院の将来のために選んだ婿だ。
朝の好みは関係ない!黙って受け入れる事が門山家の長女として生まれた者の定めである。
仰せのとおり。
よって楽隊屋に朝はやらん。
そもそも人前で大口を開けて歌を歌う事など門山家の娘として許されるものではない!1人で東京に出した事は我ながら愚かであった。
朝は明日北海道に連れて帰る!明日…。
お父様明日は『第九』の本番なんです。
ダイクノホンバン?なんだ?それは。
ベートーヴェンの『交響曲第九番』の演奏会でわたくしも合唱団として参加致します。
あの楽隊屋と一緒にか?ならん!そんなものは欠席しろ!明日…!明日一日待ってください!そしたら北海道に帰ります!
(周通)馬鹿者!わしを頼みとする患者をもう一日待たせろというのか!演奏会より人の命だ!お兄様だけ明日お帰りくださいませ。
演奏会を終えたあと主人とわたくしで北海道までチョッちゃんを送って参りますから。
あんたわしに盾をつく気か?わたくしからもお願い致します。
あっいや…どうか明日一日ご猶予を。
この3年間毎日毎日大きな声で歌の練習をしてきた集大成なんです。
どうか明日一日ご猶予を…。
(宏・えつ)お願い致します!お願いします!楽隊屋ってお兄様が仰ってた方どんな方?あ…コンサートマスターです。
偉い方?指揮者の次に偉い方です。
あらま!いいじゃないの!でもとても厳しくて…怖いんです。
怖い…。
怖いけれども魅力的なのね?その方と一緒にいたりその方の事を考えていると時が止まったみたいに感じるでしょう?はい。
チョッちゃんそれが恋よ。
どうせなら結婚は好きな人としなさい。
結婚してしまったらその先はつらい事が多いけど好きな人と一緒になったと思えば乗り越えられるもの!でも…。
恐れる事はないわ。
チョッちゃんの人生はチョッちゃんのものなんだから!
(演奏)あの人ですわよ。
あ?
(演奏)「フロイデシュェーネルゲッテルフンケン」「トフタルアオスエリュイジウム」「ヴィァベットルェイテン」あの子ね。
「ヒンムリーシェダインハイリヒトゥム!」「ダイネツァオベルビンデンヴィーデル…」「フロイデシュェーネルゲッテルフンケン」「ゲッテルフンケン!」
(演奏)
(拍手)ブラボー!ブラボー!
(拍手)
(ダニー)ブラボー!
(拍手)
(拍手)
(えつ)まあ雪。
うわ〜省線が動かなくなったら大変だな。
早く朝を連れてきなさい。
正面玄関で待ち合わせてますの。
ここは寒いな。
楽屋口はどこだか聞いてきなさい。
入れ違いになったらいけませんでしょう。
(一同)プロースト!
(綾部仁)いや〜。
(拍手)
(拍手)来年もやろう。
『第九』を年末の風物詩にするんだ。
(飯塚その)黒柳先生のサイン…。
(駒田雪乃)頂きたいわね〜!叔父と叔母が待っているので私は失礼します。
(渋井まち)黒柳先生にごあいさつしていかないの?明日郷里に戻ったらもう東京に帰れないかもしれないし…。
いい思い出が出来ましたって黒柳先生にお伝えしておいて。
私が?ごきげんよう。
(ドアの開閉音)
(ドアの閉まる音)ただいま。
おお〜おかえりなさい。
さっき華子さん帰ってきたよ。
大根すごくよかったって言ってた。
(守綱)『第九』だろ。
あ?あっダイク?ダイク。
(守綱)シイナさんカレー2つ。
はい〜かしこまりました!そうか…華子さんが褒めてくれたか。
あれ?黒柳くんそちらのレディーはどなた様?僕の愛する人です。
(守綱)彼はシイナさん。
お母さんが日本人でお父さんがインド人なんだ。
あっあの…それで立派なおひげを?そうです。
ナマステ。
あの…黒柳先生。
私そろそろ家に帰らないとなりません。
(シイナ)いやいやちょっとちょっとちょっと…!これチャイ。
サービスね。
はいどうぞ。
いい香りだよ。
なんでしょうか?これは。
インドのミルク紅茶。
おいしいよ。
君も飲みなさい。
あっはい。
いただきます。
うっ…ううっ。
慣れると毎日飲みたくなるから。
(シイナ)黒柳くん愛する人の名前何?名前…。
(シイナ)え?名前知らないの?愛しているのに名前知らないの?門山朝と申します。
(シイナ)チョー?朝と書いてチョウと読みます。
ああチョー。
ああ覚えやすいねチョー。
やっぱり私そろそろ失礼します。
ああ〜だからだからだからちょっとちょっと待って…!僕の作ったカレー食べていってください。
はい…はいどうぞ。
はいはい。
はいどうぞ。
いただきます。
(シイナ)はい。
朝さんも食べなさい。
あっ…はあ…。
これがホントのインドカレーの正しい食べ方ね。
手で食べるんですか?そうだよ。
いただきます。
(シイナ)どう?最高だねチョーさん。
フフ…おいしいです!
(宏)やっぱり兄さんに連れて帰ってもらったほうがよかったのかな…。
あの子はあの子の道を行ったんですよ。
お前何か知っていたのか?知りませんよ何も。
(ため息)あっ!あの…私失礼しないと!
(ドアの開く音)
(エミー・ダニー)寒い!
(シイナ)ああおかえりなさい。
ああ〜モリー!よかったわ今夜のコンサート。
ワクワクして私も踊り出したくなったもの。
帰りもエミーが雪の中で踊り出すから付き合ってたら風邪ひきそうだよ。
(エミー)アハ…!早くベッドの中であったまろ!オ〜イエ〜!
(エミー)フフフフ。
愛する人紹介忘れたね。
これからあなたのために演奏します。
(バイオリン)
(バイオリン)
(拍手)あなたへの僕の思いでした。
では僕は2階で寝るよ。
君は家に帰りなさい。
えっ…?ここの2階で暮らしているんだ。
えっあの…黒柳先生。
(シイナ)え…?どうしたの?私はもう叔父の家には帰れません。
(シイナ)なんで?一晩家をあけるなんて叔父は私を許しません。
それにもし家に帰ればそのまま北海道に連れて行かれるので帰りたくありません。
帰れません!私の実家は北海道の原乃というところで父はそこで医院を開業しています。
東京の音楽学校に受かってからは叔父の家に世話になっていました。
北海道遠いね。
音楽の勉強のために東京に来た。
偉いねチョーさん。
でも私には音楽の才能はありませんから。
そうだね。
音楽は捨てなさい。
そして僕の妻になりなさい。
今日からここで一緒に暮らそう。
(門山三好)「テウユクヘフメイ」…!結婚とは惚れた腫れたではない!
(守綱)駆け落ちしました。
人さらいはどこだ!
(totto)あらますごい展開。
2017/10/04(水) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
トットちゃん! #3[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!
詳細情報
◇番組内容
黒柳徹子が生まれる4年前、昭和4年から物語は始まる。東京の音楽学校で声楽を学ぶ門山朝(松下奈緒)は、バイオリニストの黒柳守綱(山本耕史)がコンサートマスターを務める交響楽団主催の演奏会に合唱員として参加し、二人は運命的な出会いを果たす。ところが演奏会前夜、朝を連れ戻し見合いをさせようと、北海道にいた父が突然上京。一方朝は、守綱の住む乃木坂上倶楽部というアパートで一緒に暮らそうとプロポーズされ…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
小澤征悦、高岡早紀、高田純次、八木亜希子、佐藤B作、新納慎也、凰稀かなめ
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズ/ユニバーサルJ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Twitter
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:35299(0x89E3)