話す言葉がとても魅力的でした。
そうですよね。
本当にありがとうございます。
本当ありがとうございました。
またね。
あっどうも。
どうも。
じゃあね。
またもう１回じゃあね。
（門山朝）私はもう叔父の家には帰れません。
帰りたくありません。
（黒柳守綱）音楽は捨てなさい。
そして僕の妻になりなさい。
今日からここで一緒に暮らそう。
朝は自分の心に問いかけていました
なぜ私は叔父と叔母を裏切ったのか
私はこの人のために何もかも捨てるのか？
これが恋なのか…と
（シイナさん）ふぅ…。
（いびき）
（いびき）
（いびき）
（巡査）う〜ん…。
若い娘さんを預かっておきながらあんたは何をやっとったんですか！？面目ありません。
（河合茂子）お帰りなさいませ！
（児玉久興）お帰りなさいませ。
（門山三好）お帰りなさいませ。
うむ！朝は元気にしておりました？はあ…。
好き勝手な事をやっておった。
（戸の開く音）門山さん電報です。
はい。
（茂子）東京の井上様からです。
何！？
（三好）朝行方不明…！
（周通）お前の弟が甘やかすからだ！妙な楽隊屋に騙されおって！楽隊屋！そ…それは先生わたくしがフ…フラれたという事でしょうか？結婚とは惚れた腫れたではない！おはよう！ナマステチョーさん。
お隣の若奥様ね。
あなたもいかが？焼きたてのフランスパンよ。
華子さんが焼いたフランスパン最高だよ。
どうぞ〜。
フランスではねパンをテーブルの上に置いてもいいの。
チョーさん。
華子さんは有名な建築家伊藤忠夫さんの未亡人です。
華子さんは画家。
ずっとパリで暮らしてました。
パリ！？夫の病気が悪くならなければパリに骨をうずめるつもりだったわ。
思うようにいかないのが人生だね…。
一昨日の夜はひと晩中哀切なバイオリンの音が聞こえていたけど守綱くんのあなたへの愛の告白だったんですってね。
（華子）それなのにどうしてお暗い顔をしているの？ふしだらな事をしてしまったと思っているのね？図星ね。
フフッ…。
黒柳先生のバイオリンを聴いていたらここを出ていく事が出来なくて…。
親の期待も叔父夫婦の愛情も裏切ってしまいました。
だから？あなたがあれもこれも裏切ったのは守綱くんが大切だと思ったからでしょう？それがふしだらだったら守綱くんは救われないわね。
自分が選んだ道自分が選んだ男でしょう？ウフフ…。
ふしだらっていうのはね私みたいな女の事を言うの。
夫の前にも後にも結婚中にも男はいたわ。
好きかどうかもわからないけれど男の人と抱き合うと生きてるって思えたの。
だから次から次へといろんな男の人と寝た。
でもその男のために何もかも捨ててもいいと思える人は一人もいなかった。
夫も含めてそうよ。
守綱くんはあなたの唯一の男でしょ？…はい！
（華子）それなら悩むのはやめなさい。
ご両親も叔父さんも叔母さんもあなたが幸せならいずれ納得するわよ。
ウフッ…。
腹を決める事ね。
はい！カフェオレです。
フランスパンとどうぞ。
ありがとうございます！いただきます。
どうぞ。
ん？ウフフ…。
フランスパンはね皮が硬いのよ。
そこが香ばしくておいしいのよ。
ほ〜ら！どうぞ。
いただきます。
うん。
ん？んっ！
（華子）ウフフ…。
きれいよチョーさん。
（噛む音）
（華子）ううん…。
ああ…。
（華子）ウフフ…。
シイナさん朝は？なんだ…よかった。
ウフフ…逃げられたと思ったわね？そんな事ないですよ。
（華子）決意の朝フランスパンを食べる新妻。
（守綱）何を決意したんだ？あなたと生きる決意に決まってるでしょう。
今朝したの…？一昨日だろ？アハハハッそんなのどっちだっていいじゃないの。
（ダニー市川）おはようございます。
（エミー市川）おはようございます。
（シイナ）ああ皆さん。
黒柳くんの奥さんですよ。
（４人）えっ？モリー結婚したの！？エミーさんとダニーさんみたいに駆け落ちしました。
あらっ！あの…門山朝と申します。
（華子）ちょっと！動かないで。
あっ…。
チョーさん。
ソシアルダンスのダンサーダニーさんエミーさん。
守綱くんの上に住んでます。
そういえばコンサートの夜もチラッと会ったよね。
（エミー）ああ…あの時の？エミーさんはね有澤伯爵の令嬢なの。
でも兄弟も身分も全部捨ててダニーとアメリカに駆け落ちしたの。
あなたに似てるわ。
ここは「乃木坂上倶楽部」ではなく「駆け落ち倶楽部」ね！
（一同の笑い声）上原さんはえーっと…。
（上原富夫）ああ…。
浅草のとんぼ座で座付き作家をしてます上原富夫です。
女房はとんぼ座の女優です。
よろしく。
残念ながらうちは駆け落ちじゃないんですけどね。
まともでお恥ずかしいです。
（一同の笑い声）
（拍子木）火の用心。
（戸の開く音）
（伊藤）こんちは！実家のお父ちゃん今これば持ってきたんで先生に食べてもらいたいと思って。
（三好）まあ見事なシャケ。
ありがとう。
いえいえもう…。
あっ…重いですよ。
えっ？気をつけて。
おっ…。
先生にばあちゃんば助けてもらった事一生忘れねえです！先生によろしく言ってもらえるべか？伝えます。
（伊藤）お願いします。
じゃあまた来ますんで。
（三好）どうも。
うわあ…！今日の診療はおしまいだ。
酒をくれ。
今ね伊藤さんがシャケを持ってきてくださったの。
立派なシャケでしょう！？朝もまだ見つからんのに浮かれた声を出すな！
（バイオリン）
昭和４年の暮れ黒柳守綱と朝のとても変わった結婚生活の始まりでした
（バイオリン）
（歓声と拍手）シイナさん新聞好きね。
ああ…お母さんの遺言ね。
日本語新聞で勉強しなさいって。
あれ？
（富夫）やっぱり一度挨拶に行ったほうがよくないですか？黒柳くん。
ご両親の気持ちもわかりますよ。
だからトミちゃん面白い台本書けないのよ。
えっ！？だってこの２人は駆け落ちしたんでしょう？親とも縁を切ったんでしょう？決意の朝フランスパン食べたんじゃないの？
（華子）硬いフランスパンを噛み切って固い決意をしたのよね？はい。
挨拶には行きません。
２人が愛し合っていればそれが全てです。
そうよ…親なんか関係ないのよ。
黙ってなよ…。
エミーの気持ちはよくわかってるから。
わかってない！私がどんな思いで家を出たかなんて…本当はわかってないくせに！わかってるよ！誰もわかってない…！ちょっとエミー…。
（ダニー）ごめん…。
あれエミーのいつもの発作なんだ。
素晴らしいです！喧嘩するご夫婦。
（風の音）
（朝の声）私は北海道の父と母が喧嘩するところを一度も見た事がありません。
母は父に絶対服従で自分の気持ちを口に出すような事は一切ありませんでした。
私エミーさんとダニーさんみたいな思った事を言い合える喧嘩も出来る夫婦になりたいです。
寒いじゃないか…。
もう行かないと…。
１１時から今年初めのリハーサルなので。
どっか間が悪いわよねえ守綱くんって。
あっこれも。
はい〜。
はい！いらっしゃいませ。
人さらいはどこだ！いってきます。
あっ…！
（周通）待て！
（殴る音）
（シイナ）ああっ！お金がありませんの。
（守綱）僕にもないよ。
僕はバイオリンの事と君の事しか考えたくないんだ。
明日からドアに鍵をかけていく。
えっ！？2017/10/05(木) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！ ＃４[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！
詳細情報
◇番組内容
黒柳徹子が生まれる４年前、昭和４年から物語は始まる。東京の音楽学校で声楽を学ぶ門山朝（松下奈緒）は、バイオリニストの黒柳守綱（山本耕史）がコンサートマスターを務める交響楽団主催の演奏会に合唱員として参加し、二人は運命的な出会いを果たす。ところが演奏会前夜、朝を連れ戻し見合いをさせようと、北海道にいた父が突然上京。一方朝は、守綱の住む乃木坂上倶楽部というアパートで一緒に暮らそうとプロポーズされ…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
小澤征悦、高岡早紀、高田純次、佐藤Ｂ作、古村比呂、新納慎也、凰稀かなめ、黒坂真美
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
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日本語（解説）
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