ぜひこのまま続けてご覧ください。
このまま続けてご覧ください。
『トットちゃん！』です。
（拍手）
（門山周通）人さらいはどこだ！
（黒柳守綱）いってきます。
（門山朝）あっ…！待て！
（殴る音）ああっ！楽隊屋！朝は縛ってでも連れて帰る！誘拐罪で警察に訴えたいぐらいだが娘の名誉を守るためにそれは諦める！私はどこにも帰りません！
（井上宏）まあまあ…落ち着きなさいよ朝。
朝には門山家の娘としての大事な使命がある事を忘れてはならない。
朝の父親は北海道の原乃という無医村の村に医院を開いた志ある医者です。
もし朝が婿をとって医院を継がなければ原乃はまた無医村になってしまいます。
お父様門山医院を継げない事は申し訳ございません。
でも私はどこにも帰りません！どうぞ娘は死んだものとお思いください。
朝…！叔父様お世話になりました。
（伊藤華子）守綱くんあなたもなんとか言いなさいよ。
こういう人たちと話すのは嫌だ。
魂が汚れる。
汚されてるのはこっちだ！楽隊屋貴様は知らんのか？大日本帝国では家長の許しのない結婚は認めていない！お前らがなんと言おうと駄目なものは駄目なんだ！来なさい。
色狂いをたたき直してやる！嫌！嫌…！
（シイナさん）お父さんお父さん！お父さんお父さん！お父さん…！諦めなさいよお父さん！あなたの娘は親を捨てて男を選んだの。
しょうがないじゃない。
何を言っても通じないわよ。
この人はね真の芸術家なの。
だから異端なの。
私たちはみんなそう。
この人はね有澤伯爵家の令嬢よ。
でも何もかも捨てダンスの世界に生きてる。
あなた方には考えられないかもしれないけれど普通じゃないから輝かしいのよ。
普通じゃないから真実が見えるの。
真っ当な世界の向こう側に見える真実がね。
無礼者！無礼を承知で言ってます！あなたの娘さんはもうこちら側に来てしまった以上そちら側には戻れません。
諦めな！もう時間だ。
リハーサルに行くよ。
ちょっ…ちょっと待って！えっ？お父様叔父様守綱さんのバイオリンを聞いてください。
そしたらきっとわかります。
この方の演奏がどれほど私の心を揺さぶったか。
バイオリンへの情熱がどれほど尊いものかきっとわかります。
父にあなたの演奏を聞かせてあげて。
お願い！お医者様は人の命を救う尊い仕事だってお父様はいつも仰るけど黒柳先生のバイオリンだって同じくらい尊い力があるんです！お願いします。
お願いします！
（バイオリン）
（拍手）
（ダニー）ブラボー！
（拍手）勘当だ。
チョーさん何してる？ああ…寒いね。
シイナさんこそ何をなさっているんですか？こんな寒いところで。
星の力月の恵みこの象に落ちてくるね。
夜空の魔法みんなこの象が吸い取って僕を守ってくれる。
その象はシイナさんのお守りなんですか？僕のお父さんお母さんと僕を置いてインド独立運動行った。
お母さんと僕日本に逃げた。
逃げる時お母さん荷物これだけ。
この象だけ持ってお逃げになったの？みんな死んだ。
でもお母さんと僕生きた。
これのおかげ。
だから毎日夜空の力これに入れる。
チョーさんも寂しい時悲しい時苦しい時この象触るといいよ。
元気になる。
触ってもいいですか？どうぞ。
空はインドにも北海道にも繋がってるね。
（ウグイスの鳴き声）
（バイオリン）
（バイオリン）痛っ！すみません。
（バイオリン）
（井上えつ）私たちは夫に仕える事だけが人生だけどチョッちゃんはもっと広い世界に羽ばたいてね。
あなたは今でも私の夢ですから。
ご恩は一生忘れません。
これお祝い。
（えつ）大変だったのよ。
（えつの声）目ざとい看護婦がいて判子を持ち出す時は命懸けだったわ。
幸せになりなさいよ。
ありがとうございます。
（拍手と歓声）
（ダニー）ブラボー！ブラボー！
（カメラマン）皆さんこちらを見てください。
（カメラのシャッター音）
（守綱）下でチャイを飲もうか。
守綱さん…。
んっ？お金がありませんの。
僕にもないよ。
（守綱）これが全財産だ。
あっ…３０銭！？これじゃ今夜のおかずも買えませんわ。
それなら食べなければいい。
僕はバイオリンを弾く体力の分だけ食べればいいんだ。
１階に行けば華子さんの焼いたパンはあるしシイナさんのカレーもある。
お金がなくても誰か何か食べさせてくれるから。
そんな乞食みたいな…。
乞食じゃない。
僕はバイオリニストだ！いらっしゃい！いらっしゃい！今日野菜新鮮だよ。
（店主）どうしたの？お嬢さん。
いいえ。
待ちなさいよ。
そんな顔してちゃ幸せは来ないよ。
俺がひとつ幸せな歌を聞かせてやろう。
「夕暮れに仰ぎみる」「輝く青空」「日が暮れてたどるは」「我が家の細道」
（拍手）うまいねお嬢さん。
もっと歌ってよ！「狭いながらも楽しい我が家」「愛の火影のさすところ」「恋しい家こそ私の青空」
（拍手）ありがとうございます。
これ少しだけど持っていきな！本当ですか？ありがとうございます！
声が大きいだけで表現力がないと言われ続けた朝の歌でしたが生きるためには役に立ちました
ありがとうございました！何怒ってらっしゃるの？僕はここにいれば誰かが食べ物ぐらいくれると言った。
だけど街で物乞いをしろと言った覚えはない。
あんな笑顔は人には見せるな。
僕はバイオリンの事と君の事しか考えたくないんだ。
愛するものはバイオリンと君だけだ。
だから君も僕の事だけを考えてここで僕を待っていてくれ。
いつもあなたの事だけ考えて待っています。
いつもいつも。
この米は食べない。
あっ…！明日からドアに鍵をかけていく。
えっ！？君が持ってる鍵を出しなさい。
何を仰ってるの？僕は本気だ。
朝は僕の妻で僕だけのものなんだから。
急いで帰ってくるから。
いってきます。
その日から本当に守綱は朝を部屋に閉じ込めて出かけるようになったのです
（シイナ）おかえりなさい。
リハーサル終わったらすぐ戻るから。
いってきます。
（シイナ）おかえりなさい。
毎日暑い…。
いってきます。
守綱が朝を閉じ込めてからすでに１週間が経ちました
あら朝さんお久しぶりね。
はいお元気でしたか？私は元気よ。
朝さんは？具合でも悪かったの？いいえ。
あらじゃあ洗濯物干したら下でお茶でも飲まない？あっあの…それがちょっと…。
あっ…！あのこのベランダをまたいでそちらに行ってもよろしいでしょうか？えっ！？うち玄関出られないので…。
どういう事？失礼致します。
あらゆる困難を明るく大胆に乗り越えていく朝のこの力強さは３年後に生まれる娘黒柳徹子にも受け継がれていく事になります
それはまた来週のお楽しみ
トットちゃんは元気が一番。
（菅井雄二郎）お嬢さんの教育はしかねます。
（黒柳徹子）本物の電車！小林宗作です。
来週もお楽しみに。
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2017/10/06(金) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！ ＃５[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！
詳細情報
◇番組内容
黒柳徹子が生まれる４年前、昭和４年から物語は始まる。東京の音楽学校で声楽を学ぶ門山朝（松下奈緒）は、バイオリニストの黒柳守綱（山本耕史）がコンサートマスターを務める交響楽団主催の演奏会に合唱員として参加し、二人は運命的な出会いを果たす。ところが演奏会前夜、朝を連れ戻し見合いをさせようと、北海道にいた父が突然上京。一方朝は、守綱の住む乃木坂上倶楽部というアパートで一緒に暮らそうとプロポーズされ…!?
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
小澤征悦、高岡早紀、高田純次、八木亜希子、佐藤Ｂ作、古村比呂、新納慎也、凰稀かなめ、黒坂真美
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
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日本語（解説）
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