立憲民主党は6日、衆院選の第1次公認候補予定者62人を発表した。今回は小選挙区のみで今後比例候補などを2次公認として発表する。枝野幸男代表は「短い期間でこれだけの候補に集まっていただけた。(今月)2日に立ち上げ会見をした時には想定していなかった。感謝と責任の重さを感じている」と語った。
【動画】立憲民主党が第1次公認候補62人を発表 枝野代表ら会見
1次公認62人のうち、61人が比例区との重複立候補になる。ほとんどが民進党で公認を得ていた候補者だが、千葉5区からは元朝日新聞の山田厚史氏が出馬する。
今回の衆院選での候補擁立にあたっては、「枝野原則」に基いて決めたいう。これは、民進党出身の候補者には、希望の党公認であれ、無所属であれ、対立候補を立てないという方針。枝野代表は「(希望の党への事実上の合流を決めた)9月28日の両院議員総会までは、ともに戦うということだったはずの皆さんは、それぞれ決断した結論は違うが、少なくとも安倍政権を倒そう、自公政権を倒そうという思いは今も同じ。あえて対立候補を立てる必要はないという判断」と意図を説明した。
一時は100人規模の擁立との報道もあったが、福山哲郎幹事長は、この原則に照らすと「自ずと候補予定者の数には限界があった」と述べた。
枝野原則に関して、選挙後の希望の党などとの連携の意図があるかを問われた枝野代表は「ちょっと趣旨が違う」と否定した。
党組織についても発表があり、枝野代表、福山幹事長、長妻昭代表代行のほか、副代表に近藤昭一氏、佐々木隆博氏、政務調査会長に辻元清美氏で執行役員会を構成する。菅直人氏、赤松広隆氏は最高顧問に就いた。