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コスタリカ 「【ロス・クレストネス】エル・ボスケ」 フルシティロースト 200g NEW




クレストネスの管理責任者が手掛けるコーヒー
滑らかな口当たりに余韻の長い甘みが続く

コスタリカの生産者グループ「クレストネス」のコーヒーを販売します。これまで、彼らのマイクロミルで精製される多くの農園のコーヒーを扱ってきましたが、今回はグループのなかでもその管理責任者を担うエルメス・カルデロン・ヒメネスさんが所有する農地「エル・ボスケ」のコーヒーをお届けします。

コスタリカのほぼ中央に位置する首都サン・ホセ。そこから海岸線と山脈に沿って南東方向に伸びるように広がるのがサン・ホセ州です。その東端は首都のある都市部とは違い山と森が大部分を占める地域になっており、コスタリカ最高峰のチリポ山がそびえます。その西側のふもとにメンバーの住むピエドラ集落はあります。彼らはここで生活をしながら、各自の農地を管理しつつミルを共同で運営しています。私たちとはミルが設立された2008年からの付き合い。当初から品質向上への取り組みを続け、毎年素晴らしいコーヒーを提供してくれています。当社のコーヒーを飲んでいただいている方には「クレストネス」の名前はもうお馴染みかもしれません。

ミルの責任者であるエルメス・カルデロン・ヒメネスさんはミル設立当初は農地を保有していませんでしたが、主に精製工程を中心に運営を取り仕切っていました。そんな精製のプロフェッショナルがコーヒー栽培を始めたのは2009年。所有していた牧草地にカトゥアイ品種を植え始めました。これが今回のエル・ボスケの農地になります。

エル・ボスケは他のクレストネスの生産者の農地と比べて特に標高が高いのが特徴的。寒暖差の激しい環境で育った彼のコーヒーは、程よい苦みのなかにも穏やかな酸味が感じられ、バランスのとれているコーヒーです。特に心地よく感じていただけるのは舌の上を転がるような滑らかな質感と余韻の長いダークチョコレートのような甘さでしょうか。ぜひお好みのチョコレートなどと合わせて優雅なひと時を楽しんでいただければと思います。



【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

ランキング6位

コスタリカ 「【ロス・クレストネス】エル・ボスケ」 フルシティロースト 200g

価格:

1,400円 (税込 1,512円)

[ポイント還元 45ポイント~]
豆の挽き方:
購入数:

<ロースター小林のコメント>

高品質なコスタリカコーヒーを語るうえで、タラスと肩を並べる重要産地がチリポであり、チリポエリアを代表する生産者グループが『クレストネス』です。クレストネスには複数の農地が存在しますが、共通しているのは精製が素晴らしいという点。粒ぞろい・熟度の均一性・欠点豆混入の少なさは世界トップクラスといえます。今回販売するエル・ボスケ農地のコーヒーからも『クレストネスらしい』クリーンな味わいを感じていただけると思います。さらにカカオを思わせる甘い香りと舌触りの滑らかさ、しっかりしたコクも備えており、定番ブレンド#5SMOOTH&CHOCOLATYの世界観をこれひとつで表現できてしまうくらい完成度の高いコーヒーだと思います。

地域:サンホセ州ペレスセレドン市リバス地区ピエドラ
農園主:エルメス・カルデロン・ヒメネス氏
品種:カトゥーラ
標高:1,830~1,910m
精製:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

サン・ホセ州を俯瞰した地図。奥の首都サン・ホセに比べ、農園のある手前のチリポ山付近(赤丸で囲まれた地域)は森と谷に囲まれた地域です。


コスタリカ最高峰3,819mもの標高を誇るチリポ山はサン・ホセ州南東に位置します。その西側のふもとにピエドラ集落はあります。「ビエドラ」とは「石」の意味。由来の通り石の多い土壌特性を持っています。ここで生活する10農家によって設立されたのがロス・クレストネス・マイクロミルです。


この地域では午前中は日が差しているのですが、午後になると雲や霧が立ち込めて日光を遮る環境です。そのため彼らは品種の性質を考慮しつつ、シェードツリーを少なめに植えたりすることで環境とうまく付き合いながら栽培を行っています。


ここからはマイクロミルの様子です。メンバーは設備投資にも積極的で、定期的に勉強会を開くなどコーヒーの品質向上に努力を惜しみません。


新調したコスタリカ製の果肉除去機(パルパー)です。パルパーの圧力をより細かく設定できるようになり、以前よりも選別機能が向上しています。


パルパーで分離したコーヒーの果肉とミューシレージは一緒にされ、農家が各自持ち帰って肥料として農地で再利用されています。


2014年にはドライングベッドも新設しています。多段式になり、より多くの豆を乾燥させることができるようになりました。ベッド毎に番号つけることで正確なロット管理が行われています。さらに、段の上の方が日が当たり乾燥が早く進み、下の方が緩やかになるので、豆の乾燥度合いによって置く位置を変えています。こうすることで豆への負担も軽減されています。


ドライミルにはパーチメントコーヒーをレスティングするための倉庫や脱殻機が整備されています。脱穀後は、カタドーラと呼ばれる風力を利用した簡易的な選別機にかけられたのち、サン・ホセまで運ばれます。脱殻まで行うことで一度にたくさんの豆を運搬できるようになりました。


こちらが農地「エル・ボスケ」。スペイン語で「森」という意味です。傾斜が厳しいですが、通路をしっかり整備することで、管理と収穫を行いやすくしています。


農地を管理するエルメス・カルデロン・ヒメネスさん。ミルの設立当初は管理責任者としてグループに参加していましたが、運営が軌道に乗った段階で自身でもコーヒーを栽培したいと考えたそうです。現在では自らの農地を管理しつつ、ミルの管理責任者も担っています。