UnityがAutodeskとの協業を発表。10月後半リリース予定の「Unity 2017.2」から、Maya・3ds Maxとのアセットの共有がスムーズに

Unity Technologiesはアメリカ・テキサス州オースティンにて、開発者向けイベント「Unite Austin 2017」を10月3日から3日間にわたって開催した。このイベントではテクニカルセッションなどを通じて最新の技術情報が提供されたが、その中でUnityの次期バージョン「2017.2」の紹介もおこなわれた

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Unity 2017.2を紹介する中で、同社はAutodesk(オートデスク)との協業を発表している。Autodeskは、3Dのモデリング・レンダリング・アニメーションなどに向けた、ゲーム開発でも広く使用されるソフトウェアを販売しているが、今回の協業によりUnityは「Autodesk FBX」ファイルフォーマットのSDKのソースコードへのアクセスが可能になるという。Autodesk FBXは、「Autodesk Maya」や「Autodesk 3ds Max」などのソフトウェア間で3Dコンテンツデータをやり取りする際に使われるフォーマットだ。上に掲載した動画では、UnityとMayaの間でファイルをインポート・エクスポートしたり、Mayaでゲームオブジェクトに加えた変更がUnity側に即座に反映される様子が紹介されている。いずれの作業も非常にスムーズにおこなわれており、Unity Technologiesはワークフローとイテレーションの改善に繋がるとしている。

このほかUnity 2017.2で提供される、新しい「タイルマップツール」を含む「2Dツール」のセットも紹介された。上の動画ではブラシやパレットツールなどを使って2Dのマップを手早く構築する様子が映し出されている。また、2DツールはUnity Technologiesが無料で提供しているカメラ用アセット「Cinemachine」に対応する。正投影など2D特有の機能が追加されており、動画では2Dゲームのカメラを調整したり、ゲームを実行させながら確認する様子が紹介されている。Unity 2017.2は10月後半にリリース予定だ。

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