Microsoft Edge on iOS Previewがきた
どのぐらいの人が待っていたのかわかりませんが(少なくとも自分は待っていた)、Microsoft Edgeのモバイル版が発表されました。今までEdgeを利用していてもGoogle Chromeのようにモバイルで同期できないのが不便でしたがこれで解消されるとうれしいですね。
- Microsoft Edge on iOS Preview & Android
- Microsoft Edge for iOS and Android: What developers need to know - Microsoft Edge Dev BlogMicrosoft Edge Dev Blog
プレビューテストの登録をしていたら利用できるようになったという通知がTestFlightに来たので試してみました。
レンダリングエンジン
なおレンダリングエンジンはEdgeHTMLを移植したわけではないと解説されています。安心なのか面白くないのか何とも言えないところですね。
- iOS: WKWebViewを利用、つまりiOSのSafariやGoogle Chromeと同様のOSの組み込みのもの
- Android: ChromiumのBlinkを内蔵。OS内蔵のWebViewではなくChromeと同様にBlinkを抱え込む形
プレビュー版(2017/10/06、v2.5)でできること & できないこと
- すでにできる
- お気に入りの同期
- 履歴の同期
- リーディングリストの同期 (後で読む)
- InPrivate ブラウズ (いわゆるシークレットウィンドウ)
- Windows 10のEdgeで開く (Hand Offみたいな機能。Windows 10 Fall Creators Update以降)
- カメラやQRコード、音声による検索
- 検索エンジンの選択: Bing, Google, Yahoo
- 新規タブのニュースフィード
- 今はできない
- アカウント(ID/パスワード)同期
- iPadやAndroidのタブレットフォームファクタ対応
- 電子書籍読む機能
- 英語以外のUI言語対応
使ってみた感じ
プレビュー版ということで粗削りだったりモッサリなところも多いのですがPCと同期できるようになったのはいいですね。今までできなかったことができるようになるということだけでもよい話なので今後に期待です。
まあ逆に言えばGoogle Chrome for iOSと同様に、同期する必要性が薄いならSafariでいいとも言えます。
スクリーンショット
ペタペタ貼っておきます。
新しいタブを開いたところ。Windows 10と同様によくアクセスするサイト、アドレス&検索ボックス、ニュースフィードが表示される。
アドレスバーの横のマイナスっぽいアイコンを押すとQRコードの読み取り、写真を撮って画像検索、写真を選択して画像検索が可能。
現在開いているタブの一覧ページ(フッターボタンの右から2番目のタブっぽいアイコンで開く)。
履歴が同期されるのでWindows 10側で開いたことのあるページが候補として出てくるっぽい。
画面端からスワイプで戻る。
フッターボタンの真ん中のアイコンをタップでPC(Windows 10 Fall Creators Update以降)に送る、Hand Off的なやつ。ここで端末を選択するとそっちのEdgeで開かれます。
右下のその他機能のメニュー。共有はここに突っ込まれています。
お気に入り同期。よくよく考えたらお気に入りほとんど使ってないのでほとんど入ってなかった…。
設定ページです。
プライバシー設定ページ。
検索エンジンの設定ではGoogleも選べるので安心です。