失業保険、約17万が入金される予定だった。しかしぼくの口座には3万しか入ってなかった。すぐ新宿ハローワークに問い合わせる。事務的な女の冷たい声。今月は4日分だけです。「えっ?」思わず聞き返すも、冷酷女は無情にも「4日分だけ」の一点張り。クローン人間かよ!よって今月の家賃は飛ばすことに決定された。
貧困真っ只中!
しょうがなく家賃は来月2ヵ月分まとめて払うことにした。すると、7万円残る。そこから光熱費を差っ引く。かなりきつい。こうなったら開き直るしかない。払えないものは払えないと。行くところまで行く覚悟はできている。気を抜くと沈み込みそうな絶望的な気分になる。ああ、こうして人は鬱になり精神を病んでいくのだ。ぼくは貧困真っ只中。足の痛みが引けば働こう。明日のことは明日考えよう。明日がある、あしーたがあーるーさー♪
生活保護窓口は地獄絵図
今日は中野区役所に出向いた。年金のことや健康保険証の手続きを終えて来た。帰り際、生活保護の一角が騒がしかったので覗いてみると、警官4~5人で金髪の痩せ細ったおっさんを取り囲んでいた。傍には泣いている婆さんもいた。でも近くで見てみると婆さんは泣いていなかった。泣いているフリをしながら、何かを必死に訴えている。クワバラクワバラ。何があったのかはわからないが、何かがあったのだろう。触らぬ神に祟りなし。ぼくは人ごみをかき分け、生活保護窓口へと向かった。
窓口は慌ただしく、とても話をしていられる状況になかった。ここは区役所内でありながら異世界のような異質な空間だった。殺伐、混沌としていた。まさに貧困層の吹き溜まり。高齢者地獄。アベノミクス三本の矢では足りない。30本は必要だ。それほど異常な感覚を受けた。生活保護申請窓口の職員たちも生活保護者たちも、みんなでお祭り騒ぎ。
中野区役所の貧困フェスティバル会場はこちら!映画よりもリアルな人間ドラマをあなたにお届け!下手な演劇を見るよりおもしろい。魑魅魍魎の住む生活保護窓口。怖さよりも興味が勝ってしまい、ぼくは用もないのについつい観客になっていた。続いて婦人警官も加わり、職員たちはその様子を遠くから並んで見守っている。仕事をしているのは受付の爺さん婆さんのみ。職員も高齢者、座っている人も高齢者。どっちも高齢者。違いは制服を着ているかだけ。どっちがどっちだかわけがわからないよ。
生活に困窮するけど
今月はお金の面で生活が厳しい。家にある売れるモノは粗方売ってしまうしかない。今月を乗り切れれば何とかなりそうだ。辛いは辛いが、働いているよりは気分は良い。暗くなれば底なしだけど、明るく楽しもうと考えればそれはそれで面白くもある。どうなることやら、貧困真っ只中、もうふざけている場合ではない。Kis-My-フットイ2ではお話にならない。
あったらいいな
道を歩いていたら知らない婆さんが、ぼくにいきなり3億くれたりしないだろうか。朝起きたら美女に生まれ変わっているとか。それか超能力。ニュースを見ていると無職がまた猥褻行為で捕まったとあった。これが無職の成れの果てなのだろうか。もう希望の党にかけるしかない。希望=お金。いっその事、お金の党にしたらどうか。小池さん。民主とかキレイごとではなく、金主党にしたり。反対にお金ではなく愛だと言うなら、愛の党にするとか。愛の党、めちゃめちゃ胡散臭い名前だな。幸福実現党くらい酷い。ぼくは今は貧困の党に所属しているから、離党届を早めに出さないとね。無職の党は卒業したいのだ。今週もクレバーな無職で行きたいと思う。以上、また会おう!
あなたはお金欲しいですか?それとも。