小池知事「希望の党」 刺客擁立大失敗で“絶望”の24選挙区
小池都知事が代表を務める「希望の党」は4日、第2次公認9人を発表し、公認候補は計199人となった。「排除の論理」を掲げる小池代表は、枝野幸男が結成した「立憲民主党」の候補者が立つ選挙区に刺客を送り、リベラル派を徹底的に叩き潰すつもりだ。しかし、狙い通り刺客作戦が成功するのかどうか。肝心の刺客が“返り討ち”に遭う可能性が高まっている。
199人のリストを見て明らかなことは、公明党への“配慮”と、民進党を離党し、無所属で出馬する候補者への“手心”だ。公明党の候補者がいる選挙区と、野田佳彦氏や岡田克也氏、江田憲司氏など無所属で戦う民進党出身者の選挙区には、希望の候補者は立てていない。
その一方で、「立憲民主党」の候補者が立つ選挙区には、ことごとく刺客を立てている。
象徴的なのは、立憲の枝野幸男代表が立つ埼玉5区だ。希望は枝野代表と同じ弁護士出身の高木秀文氏を擁立するが、知名度で圧倒的な差が開いている。