Appleが、ハッカーにパスワードを盗まれる危険性があった「macOS High Sierra」の脆弱性2件を修正した。
Appleの広報担当者は米ZDNetに対し、米国時間10月5日にセキュリティ関連の修正をリリースしたと述べた。
今回修正された脆弱性のうちの1件を発見したのはSynackのPatrick Wardle氏で、同氏は「High Sierra」がリリースされるわずか数時間前に、パスワードを盗まれる危険性があることを明らかにしていた。
この脆弱性を利用することにより、攻撃者はインターネットからダウンロードされた悪質な無署名のアプリを使って、キーチェーンに保存されたパスワードをプレーンテキストで取得することができた。
Appleは、キーチェーンのロックを解除する前にユーザーにパスワードの入力を求めることによって、この脆弱性に対応した。
5日のセキュリティアップデートでは、暗号化された「APFS」ボリュームに影響を与えるセキュリティ脆弱性も修正されている。こちらでは、ボリュームのパスワードがパスワードのヒントとして格納されているが、プレーンテキストで取得できるようになっていた。
Appleは、こちらの脆弱性を発見したMatheus Mariano氏に謝意を示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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