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» 2017年10月05日 17時00分 公開
TBS「ビビット」に「放送倫理違反」の判断 ホームレス取材で不適切な表現
番組内でホームレス男性を「犬男爵」「人間の皮をかぶった化物」と呼ぶなどしていました。
[ねとらぼ]
TBSの情報番組「白熱ライブ ビビット」の、多摩川の河川敷で生活しているホームレス男性を取りあげた企画について、BPO(放送倫理・番組向上委員会)が放送倫理違反とする判断を下しました。
2017年1月31日放送の「犬17匹飼うホームレス直撃」という企画についてのもの。番組内で男性を「犬男爵」と呼んだり、別の男性のインタビューでの発言を引用して、「人間の皮をかぶった化物」と呼ぶなどの点が批判されていました。BPOは明らかな偏見と名誉毀損(きそん)的な表現があるとして、4月の委員会で審議入りを決定していました。
TBSは3月に「取材した男性を傷つける表現や取材手法に不適切な点があった」と謝罪し、またホームレス男性に「『お前らここで何やってるんだ』と言いながら歩いてきてほしい」と伝えたとして、やらせ演出を認めていました(関連記事)。別の男性のインタビューが無断撮影だったことことも明かしていました。
BPOは、放送内容は男性の人格を傷つけるだけではなく、ホームレスの人々への偏見を助長する恐れもあるこれらの表現は不適切であり、放送倫理違反は明らかとしています。
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