私は、自分の臭いに非常に敏感です。臭っていないかどうか、いつでも気にしています。
はっきり言って自意識過剰、神経質なくらい気にしているのですが、なぜこんなに気にしているかというと、臭いがきつい人って「臭い」というイメージがどうしても付いてしまうんです。
「あの人っていい人だけど臭いよね。」
「あの人って仕事できるけど臭いよね。」
「あの人ってイケメンだけど臭いよね。」
どんなポジティブイメージも、「臭い」というイメージのせいで霞んでしまいます。だから、私はそういうマイナスを取り除くために、臭いには気をつけるようにしてきました。
ずっと自分の臭いを気にしてきた結果、私は自分が「臭い対策」について、ある程度網羅してきたな、ということに気づきました。
ここでは、私が実際にしている臭い対策のすべてを紹介していきます。基礎的なことから対策グッズを使ったものまで、何かひとつでも気になるものがあれば試してみてください。
ちなみに、私の対策は、臭いを別の臭いでごまかすのではなく、臭いそのものを除去する消臭対策が多めです。
朝やること
朝食後の歯磨き
まずは基本ですが、朝の歯磨きです。
起床後は口臭がMAXに近い状態になっているため、朝歯磨きをしないで外出するのはそれだけで公害レベルです。就寝時は唾液の分泌が弱まり、朝起きたら口腔に細菌が多数発生していることに加え、口腔が乾いているためらしいです。
歯磨きのタイミングですが、基本的に食後ですね。私は朝、必ずコーヒーを飲むので、コーヒーを飲んだ後、しっかりと磨くようにしています。
ワキにデオナチュレを塗る
特に脇の臭いが気になる方には、デオナチュレのソフトストーンがオススメです。
これは臭い対策グッズの中でも相当な売れ筋で、薬局へいっても特別コーナーで販売していることが多いです。
私はもう3年ぐらい愛用していますが、正直言って革命に近いぐらいの効果を感じています。脇の臭いがほとんど気にならなくなりました。
おじさんになると、お風呂でいくら清潔にしていても、一晩経つと脇は臭ってきます。デオナチュレをさっと塗るだけで、消臭は万全です。
ちなみに、デオナチュレ自体は無臭です。香水的な感じではなくて、クリームを塗る感じです。
デオドラントボディシート
会社へ通勤している方は、通勤方法の差はあれど、皆さん多少は歩いたり移動して通勤すると思います。
私は会社へ着くと、季節によりますがうっすら汗をかいています。(夏はぐっしょり汗をかいています)
その汗をそのままにしておくと、臭いの原因になります。
私は会社にボディシートを常備しておいて、会社へ着くとトイレに行って、首筋、耳の後ろ、胸板、お腹をさっと拭きます。
胸板やお腹は軽視されがちですが、ここを拭くと全体的に清潔な感じの臭いになります。
ほとんどの会社で空調は整備されているはずなので、一度さっと拭けば大丈夫でしょう。気になる方は、お昼過ぎやおやつ時にもう一度さっと拭くと完璧です。
外出の多い職種の方は、客先に着いて受付する前にさっと拭くと、相手に無用な不快感を与えずに済みます。
軽めのフレグランス
会社への到着後はボディシートが一番オススメですが、そこまでするのは面倒だったり、オフィスのスペースの関係で難しいという方は、ライトフレグランスを付けると全然違います。
私がオフィスに常備しているのは、ロードダイアモンドというライトフレグランスです。部類としては香水に属するとは思うのですが、ほとんど臭いはしません。すれ違った時にふっと香るぐらいでしょうか。
本田圭佑がプロデュースしているので買ったのですが、匂いのライトな感じが気に入ってずっと買い続けています。
昼やること
昼食後はうがいを入念に
私の場合ですが、昼食後には歯磨きをしません。なぜなら、日中は唾液の分泌が活発だから、腔内の殺菌洗浄が行われている状態だと歯科医に聞いたからです。
食べかすなどを取り除くために、うがいを入念にします。喉のうがいというよりも、歯の周りを勢いの強い水をくぐらせる感じで何度かうがいをしています。
キシリトールガムを1~2分噛む
午後の仕事に取り掛かる前に、自席でキシリトールのガムを噛みます。そんなに長くは噛みません。1分か2分くらいですね。
ガムの効果は短いですが、気休めみたいなものです。
夜やること
できるだけ湯船に浸かる
一日の汚れを落とすため、お風呂は臭い対策として非常に重要です。
私は可能な限り、湯船に浸かるようにしています。お風呂に浸かり、身体から汗を流して、体臭の原因となる悪い汗を排出するようにしています。
科学的に言うと、湯船に浸かって血液の循環を良くすると、体臭の原因となる乳酸が減少するようです。
疲れも取れますし、ストレス発散にもなります。私は湯船に浸かるときは、本を読みながら20分以上入っています。じわっと良い汗が出てきますよ。
正しいシャンプーの仕方で脂臭を防止
シャンプーも体臭に影響してきます。適当なシャンプーだと頭皮の脂が取れずに、「脂臭」という加齢臭よりきつい臭いが発生します。
私はシャンプーの仕方もいろいろ研究しまして、大事なのは「シャンプーをする前の予洗い」と「頭皮をしっかり揉むこと」という結論になりました。
予洗いというのは、シャンプーをつけずにお湯で髪の毛の汚れを落とす作業です。ここでしっかり汚れを落とすと、シャンプーの泡立ちが全然違います。
頭皮をしっかり揉む、というのは、シャンプーというと髪の毛を洗いがちなんですが、髪の毛を洗うのではなく、頭皮を揉んで頭皮の脂を落とすイメージでやると、効率的に汚れを落とせる、ということを発見しました。
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就寝前にしっかり歯磨き
一日の終わりはやっぱり歯磨きです。歯磨きに始まり、歯磨きに終わります。
前述したように、就寝中は口腔の細菌がもっとも繁殖する時間帯です。しっかり磨いてできるだけ細菌を減らしてから寝ましょう。
ちなみに、私はブラウンの電動歯ブラシを使っています。詳しくは下記の記事をどうぞ。
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口臭予防の定期的なメンテナンス
週に1回デンタルフロス
デンタルフロスというのは、フロスと呼ばれる糸のようなものを歯と歯の間に入れて、歯間の汚れを取るものです。
初めてやった人が、フロス後の糸の臭いを嗅ぐと、悶絶すると同時に驚くと思います。どれだけ臭いものが歯の間に詰まっているのか、ということがわかります。
歯科医の勧めでは「毎日」でもやった方がいいらしいのですが、まあまあ手間なので、私は週に1回程度、週末にやるようにしています。
半年に1回、歯医者さんで歯石除去
私は虫歯がなくても歯石を取るために、半年に一度歯医者に行っています。
歯石というのは、歯垢が固まったもので、歯石は口臭の原因になるのですが、歯磨きでは取れません。歯科医の専用の器具でしか取れないので、定期検診も兼ねて半年に1回歯科医に行くようにしています。
ちなみに、私はもう5年ぐらい虫歯になってことはありません。
足の臭いの定期的なメンテナンス
素足の重曹漬け
臭いといったら、なんといっても足の臭いですね。手のひら同様に汗線が集まっている足の裏は、非常に汗をかきやすく、さらに蒸れやすいため、臭いの原因となりがちです。
日常的に汗をかいていると、足自体に細菌が付着し、お風呂でもとれなくなって、それが臭いの原因になることがあります。
お風呂を出た直後に自分の足の臭いをかいでみましょう。それで臭いがする場合は、素足の重曹漬けがオススメです。
重曹というのは重酸化ナトリウムのことで、100円ショップや薬局で普通に購入できます。
大きめの洗面器などにぬるま湯を入れて、小さじ一杯程度の重曹を溶かします。重曹を溶かしたお湯の中に、素足を入れ、20分ぐらい漬けておくと、足の臭いが取れます。
靴の日干し
毎日のように履いている靴も、当然ながら足と密着しているわけなので、靴自体に臭いがついている可能性があります。
よく言われることですが、靴は3足以上用意して、同じ靴は2日連続ではかないようにしましょう。
そして、靴の休息日には、靴を日干ししましょう。日光には殺菌効果があります。靴の中にたまった雑菌を消毒しましょう。
さらに、休息日を設けることで、靴の消耗を抑え、長持ちさせることもできます。
靴のインソール(中敷き)の定期的な買い替え
靴自体に臭いがつくと先ほど申し上げましたが、靴にインソール(中敷き)を敷いている場合、インソールに雑菌が集中している可能性が高いです。
一度、中敷きを靴から取り出して、臭いを嗅いでみましょう。
インソールが臭いの元になっている場合、もう洗ったりせずに買い換えてしまったほうが早いです。
私は3カ月~半年くらいを目安に買い替えています。そんなに高いものでもないので。
靴下は重曹で洗うか定期的な買い替えを
足の臭いの原因の王様は靴下ですね。アニメクレヨンしんちゃんでも、お父さんである野原ひろしの靴下は、異臭の象徴として描かれていました。
靴下も使用後の洗濯・日干しはもちろんなんですが、使用を重ねると雑菌がしみついてしまい、臭いが取れなくなってきます。
その場合は、素足でも出てきた重曹に漬けてから洗濯するか、買い換えましょう。
臭いがする靴下は潔く捨てるのも勇気です。
私はユニクロのスーピマコットンソックスを買っています。3足で990円なのでオススメです。
おまけ
柔軟剤の入れ方を知らなかった若者
衣類の洗濯は臭い対策の基本ですが、私は大学時代に一人暮らしを始めてから数年間、洗濯機に柔軟剤専用のボックスがあるのを知らずに、柔軟剤を洗剤と一緒にドバっと入れていました。
柔軟剤は洗剤と一緒に入れてしまうとその効果を発揮しないらしく、まさしく柔軟剤をどぶにしてていたことになります。
柔軟剤は衣類の臭い付け効果もあるため、割とそれ目当てで買って嬉々として入れていたのに…。
初めて友人に「柔軟剤ってここに入れるんだよ」と指摘されたときは、膝から崩れ落ちました。
俺の数年間の柔軟剤は何だったんだ…
最後に マナーとしての臭い対策
冒頭で、自分のイメージのために臭い対策を行っていると書きましたが、それと同じくらい大事な動機として、「他人に不快感を与えないため」というのがあります。
きつい臭いというのは他人を不快にさせます。スメルハラスメントという言葉もあるくらいですからね。
社会人として、臭い対策というのは、最低限のマナーだと思います。
こんなにいろいろやっているのか!と引いた方もいるかもしれませんが、不快にさせないための臭い対策というのは、気にしすぎてもしすぎるということはないと思っています。
自分のため、他人のため、これからは加齢臭という新たな敵も登場してきますので、鋭意消臭の道を追求していきます。