その美しさに、画力の高さに魅了される!
読むならやっぱり綺麗な絵がいい!
そんな人は是非参考に
NO.1CLAMP
個性派系
羽や花が舞う中、長い髪や衣装をなびかせているシーンは本当に美しい!
♦ これがオススメ ♦
異世界・セフィーロへ召喚されてしまった獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人。神官ザガートに捕らわれたエメロード姫と、危険な世界へと変わり果ててしまったセフィーロを救うため、数々の困難を乗り越えながら魔法騎士として旅に出る!
剣や魔法といったRPGの世界のようなファンタジー作品。当時連載されていた雑誌は「なかよし」でしたが、ストーリーは重めで思わぬ展開をみせます!他のCLAMP作品よりも読みやすいので、はじめての人にもオススメです♪
NO.2枢やな
個性派系
緻密に描かれる小物や家具、特に衣装の装飾はすばらしいです
♦ これがオススメ ♦
19世紀英国。“女王の番犬”として裏社会の管理をしてきた名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家。その現当主である少年の側にはいつも1人の執事がいた。
暗い過去を持つ年若い主人・シエルと、全てを完璧にこなす執事・セバスチャンが、イギリスの裏社会で起こる奇妙な事件の謎を解いていく。復讐や裏社会といったダークな内容ですが、シエルやセバスチャン、時には敵対する人物たちのコミカルなやりとりも多いので、重すぎず読みやすい作品です。
NO.3加藤和恵
個性派系
個性的でポップ★かわいさも力強さも感じるしっかりした絵柄です!
♦ これがオススメ ♦
合わせ鏡のように存在し、本来は干渉することができない二つの次元、人間の住む物質界(アッシャー)と悪魔の住む虚無界(ゲヘナ)。しかし悪魔たちはあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉してくる。そんな悪魔たちを祓うのが祓魔師(エクソシスト)と呼ばれる者たちだった。
悪魔と人間のハーフである燐を虚無界へ連れ去ろうと現れた悪魔の王・魔神(サタン)。燐を守り、命を落とした養父の獅郎の仇をとるため、燐は祓魔師を目指す!
NO.4PEACH-PIT
かわいい系
少し幼さが残る“離れ目”キャラが特徴。女性にも男性にもファンが多いのです
♦ これがオススメ ♦
「まきますか まきませんか」
引きこもりの日々を過ごしていた少年のもとに届いた、怪しげなダイレクトメール。これが物語のはじまりだった。不可解な問に「まきます」と答え、その翌日にアンティークドールを送りつけられたジュン。興味本位でネジを巻いたことで目覚めたドールの真紅に、契約して下僕となることを要求された!美しく、意思をもった薔薇乙女達の争い。もう1つの「まきません」を選んだ物語「ローゼンメイデン」もオススメですよ。
NO.5武田日向
かわいい系
ぷにっとした女の子がかわいらしい♪癒し系な絵柄です
♦ これがオススメ ♦
19世紀後半。パリの商店街で鉄工芸品店を営むクロードのもとに、突然やってきた日本人の少女・湯音。日本とフランスの文化や習慣の違いに戸惑いながらも、人々と出会い、交流し、少しずつその壁を乗り越えていく。華奢で小さな湯音が一生懸命がんばる姿を応援したくなる作品です。
パリで暮らすようになっても湯音は常に着物姿なのですが、その着物の柄が毎回違っているところも着物や和物好きにとって楽しみのひとつ。どれも素敵です!
NO.6藤崎竜
個性派系
アニメのような絵柄と鮮やかな色使いが特徴★初期の絵柄が好きな人も多いですよ
♦ これがオススメ ♦
邪心を持つ仙女妲己に惑わされ、悪政を続ける殷の第30代皇帝・紂王。乱れに乱れてしまった国を正し、新たな王朝を作る計画「封神計画」を実行するべく、崑崙一の策士である太公望が人間界へ!仲間を集め、順調に計画が進んでいく中、新たな事実が次々と判明し…。
はるか昔、古代中国を舞台にした「神怪小説」をモチーフに、SF要素をとりいれた作品。主人公らしくない主人公の太公望をはじめ、味方も敵も魅力的♪
NO.7村田雄介
個性派系
迫力あるアクションシーン、高い画力!そして斬新な表現方法でも話題に!
♦ これがオススメ ♦
気弱な性格が災いして、パシリとして扱われてきた瀬那。しかしそのパシリ人生により鍛えられた脚はズバ抜けて速かった!アメフト部主将のヒル魔に俊足を見込まれ、強制的に選手をすることになった瀬那は、謎のデビルフットボーラー“アイシールド21”として戦っていくことになる!
熱い戦いと爽快感!弱かった主人公が成長する姿に惹きこまれます。アメフトのルールだけでなく、その魅力もわかる王道ストーリーです。
NO.9小畑健
美麗系
絵の綺麗さならやはりこの人は外せないでしょ♪
♦ これがオススメ ♦
学校に落ちていた奇妙なノート。それは名前を書いた人物を死なせることができる死神のノートだった。死神のノートを使って犯罪者を抹殺し、理想とする“犯罪者のいない世界”をつくろうとする月(ライト)と、一連の事件を解決するため、月に挑む世界的な名探偵・L(エル)。2人の天才が繰り広げる頭脳戦にハラハラドキドキします!アニメ、実写映画にもなっており、完結した現在も人気の高い作品です。
NO.10浅田弘幸
個性派系
モノクロでもカラーでも美しい… 繊細さと力強さを兼ね備えた絵柄です
♦ これがオススメ ♦
夜が明けることがないアンバーグラウンド。人工太陽の光も届かない、暗く危険な地域を旅する国家公務があった。“テガミバチ”と呼ばれる彼らの役目は、人々の「こころ」が込められたテガミを届けること。テガミとして運ばれた経験をもつラグは、自身を守り、目的地まで送り届けてくれたゴーシュに憧れ、テガミバチとなった少年。最高のテガミバチ「ヘッド・ビー」を目指し、人々のこころに触れながら成長していく。あたたかく胸にぐっとくるストーリーです。
NO.11石据カチル
美麗系
美形男子好きさんなら、もちろんチェックしてますよね?
♦ これがオススメ ♦
遺伝子工学の研究が進む島国・イルゲネス。国際的にも名を馳せているその裏では、闇市場で非合法人造体の人体売買が行われ、莫大な利潤を生み出し続けていた。そんなイルゲネスにある軍学校に入学した主人公のフォン。“イルゲネスの父”と呼ばれた博士の息子であり、誰もが羨む容姿と頭脳をもつ彼には、あるひとつの野望があった――。
原作である小説「イルゲネスThe Genetic Sodom ILEGENES」では明かされなかったフォンとジェイクの原点を描いた作品。軍服、美形、ダークな世界が好きな人にはたまりません♪
NO.12尚月地
美麗系
華やかで艶のあるキャラ。とにかく細かく、描きこみの量がスゴイです!
♦ これがオススメ ♦
ノスタルジックな裏町で起こる猟奇的な事件に、いつもぼんやりとしている謎の傘職人・詩郎と、だらしないことがゆるせない熱血巡査殿・光路郎が巻き込まれていく!アクションあり、お色気ありのアンダーグラウンド事件簿 。主人公の詩郎や光路郎をはじめ、登場する男性たちはそれぞれ魅力的で、どことなく色気を感じます。エロさとグロさ、シリアスとギャグのバランスも絶妙です。ノーフン派なだらしない詩郎に、何とかフンドシを着けさせようと必死な光路郎のコメディなやりとりもおもしろいですよ!
NO.13今市子
リアル系
華やかさとはまた違う落ち着いた美しさ。やわらかく、幻想的です
♦ これがオススメ ♦
幻想作家であり、普通の人には見えないモノが見える不思議な能力を持っていた祖父。その能力を受け継いだ孫の律が出会う、様々な妖魔たちとの日常を描いた不思議絵巻。同じく能力を受け継いだ従姉の司や、律の祖母や母など、律と飯島家の“家族”の物語もこの作品のテーマとなっています。中にはゾッとするような怖い話もありますが、一度読みだすと気になってどんどん読んじゃいます。妖怪もの好きなら読んでおきたい作品です。
NO.14荒木飛呂彦
個性派系
ミケランジェロに影響を受けた独創的な絵柄は一度見たらクセになる!?
♦ これがオススメ ♦
ジョースター一族の戦いの歴史を描く真紅のロマンホラー。部構成で、それぞれ主人公となる「ジョジョ」が異なっています。第3部以降では精神エネルギーを具現化したスタンド(幽波紋)が登場し、バトルはさらにアツい展開に!中にはとても勝てるとは思えないような能力の使い手も現れます。強敵相手にどう攻略するのか?考えながら読むのも面白いかもしれません。
そしてジョジョファンを魅了してやまないのが、あの独特なポージングやセリフ回し。マネをした人、多いのでは?
NO.15冬目景
個性派系
粗削りな画風と叙情的な物語が合わさる――
♦ これがオススメ ♦
祖父のアパートに越してきた空木基海。今にも倒れそうなこのオンボロアパートには、年をとらない少女・アコニーをはじめ、なんとも不思議な住人達がいた!不可思議な住人たちとの不可思議な日常を過ごす基海。そんな中、ある実験の事故以来、行方不明になってたアコニーの母親を追うことになり――。
「羊のうた」「イエスタディをうたって」などが有名な作者ですが、はじめて作者の作品を読む人にはこちらの方が読みやすく、オススメです。
NO.16桂正和
個性派系
この人の美少女キャラが好きな人、多いのでは?
♦ これがオススメ ♦
大好きなじィちゃんと2人で平穏に暮らしていた不思議な少年・ジン。しかしそれは、異形の殺人鬼「プレイヤー」の出現によって激変することとなった。一方、幼い頃から正義の味方になることを夢見ていた大企業「アマギコーポレーション」社長の令息である高雅は、自分の正義を実現させようと行動するのだが…。
人類存亡の鍵を握る「ZET」と、正義の意味を求める「アルファス」。“正義とは何か?悪とは何なのか?”をテーマにしたSFアクション。
NO.17大暮維人
美麗系
どんな構図でも崩れない画力の高さ、スゴすぎです…!
♦ これがオススメ ♦
街を疾走する暴風族「髑髏十字軍」に襲われ、敗北した東中ガンズのトップの南一樹。居候先の幼馴染たちからモーター内蔵の特殊なシューズ“エア・トレック”を託され、リベンジへ!飛ぶことに魅了された一樹は自分たちのチーム「小烏丸」を結成し、エア・トレックの技術・優劣を競うバトル「パーツ・ウォウ」に参戦する!躍動感のあるエア・トレックバトルはやはり見所です。
NO.18山田章博
個性派系
水墨画のようなタッチと不思議な世界観はピッタリ
♦ これがオススメ ♦
時は平安。乱れきった世でたくましく生きる破天荒な少年・鬼王丸。病の父親と山里で暮らす武家の娘・藻(みくず)に淡い恋心を抱きながら、平穏な日々を過ごしていたのだが…。かつて悪事の限りを尽くした妖狐・妲己が藻にとり憑いたことで一変!玉藻前として帝に輿入れし、国を混乱へと導く妲己。藻を取り戻すため、鬼王丸は奪還の機会を狙う!
「十二国記」の挿絵を描き、イラストレーターとして有名な作者が描く和風ファンタジー。あの独特のタッチと世界観が合わさり、絵巻物のようです…。
NO.20坂本眞一
♦ これがオススメ ♦
転校初日、クラスメイトにけしかけられたことで、校舎をよじ登ることになった森文太郎。一歩間違えれば死んでしまうかもしれない。そんな状況を乗り越え、達成した瞬間に感じる充実感。クライミングの魅力に目覚めた文太郎は、もっと高く、より困難な壁を追い求めていく。
人付き合いが苦手でひとりになる事を求め、極めるほどに感じる人間関係。社会と自然の中で困難に遭いながらも進む文太郎の生き様を見てください!
NO.21大友克洋
リアル系
あの手塚治虫も嫉妬させる高い画力。す、すごすぎます…!!
♦ これがオススメ ♦
第3次世界大戦後。超高層ビルが林立する新首都・ネオ東京。その外にある旧市街へと続くハイウェイを疾走していた暴走族メンバーの鉄雄は、謎の白髪の少年と衝突事故を起こしてしまう。重傷を負った鉄雄は病院へと運ばれるのだが、この事故をきっかけに超能力が目覚めてしまう。大人しかった性格も変貌し、能力を使って暴走しはじめ……。
『童夢』『ショート・ピース』『さよならにっぽん』などもおすすめですが、やはり海外でも高く評価されているこの作品は外せません。影響を受けた漫画家さんも多いのではないでしょうか。バイク、車、ビル……リアリティのある絵はどれも描きこまれており、特に破壊シーンは思わず声がでてしまいました。
NO.22小田すずか
♦ これがオススメ ♦
幽霊が出るとウワサの廃屋へ行ってから、不可思議な現象に見舞われている友人。なんとか彼女を助けたい晴香は、霊能力がある八雲という人物に相談することに。生まれつき「死んだ人の魂が見える」彼と調べるうちに、晴香の友人についた幽霊、そして廃屋で起こったある事件の真相を知ることになる。
アニメにもなっている、同名のミステリー小説が原作の作品。心を閉ざしていた八雲が変わっていく様子や、晴香との関係が見所ですね。事件には心霊が関わってきますが、ホラー作品のように怖い描写、おどろおどろしい雰囲気はあまりないので、苦手な人でも読めるかと思います。
NO.23樫木祐人
リアル系
カエルや虫もリアルなのに、なんかかわいい!描きこみ具合もハンパないです
♦ これがオススメ ♦
森の奥、大木の根本にある家に住む2人の女の子。くせっ毛でボーイッシュなハクメイと、理論派で料理が上手なミコチ。とても小さな彼女たちは、葉っぱでテントを作ったり、市場に買い出しに行ったり、時には大きなミミズクと遭遇してしまったり。毎日が楽しくてにぎやか!身長わずか9cm。こびとたちの日常を描いたファンタジー。
子供のようなこびとたちの何気ない生活は、読んでいてほっこりします。背景の植物や建物の細かい描写はもちろん、登場する料理がとてもおいしそうなのがいいですね。再現して食べてみたいです。
NO.24片桐いくみ
美麗系
人間らしいやわらかさ。特に女性の体のラインはすばらしいと思います
コミックGOD EATERシリーズ
コミック調律葬交Zyklus;CODE
小説(挿絵)ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デイズ
小説(挿絵)停電少女と羽蟲のオーケストラ
♦ これがオススメ ♦
不思議の国に迷い込んでしまった青年。彼は「たぶん“アリス”だ」と名乗ってしまったために、89人目のアリスとして“白ウサギを殺すためのゲーム”に参加することになってしまう。常識なんて全く通じない、イカレた物語。自分は誰なのか?何も分からないアリスは、自分の居場所を手に入れるため、イカレ帽子屋と共に白ウサギを探し始める。
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしたダーク・ファンタジー。アリスは何者なのか?なぜこんなゲームが行われているのか?謎も多くて、どんどんこの世界にはまっていきます。原作がドラマCDなので、興味がある方はそちらもおすすめですよ♪
NO.25鎌谷悠希
個性派系
目には見えない音の表現、ぜひその目で見てほしい!
♦ これがオススメ ♦
美しいボーイソプラノを持つ由多香。音に対して繊細で、感性が豊かな彼は、挨拶にいった中学校で聴こえてきた合唱部の歌声に感動し、入部を決めます。弱小だった合唱部だが、由多香が入部したことで、少しずつ部員たちにも変化があらわれ……。
いつか失われてしまう、儚いボーイソプラノを持つ少年と、周りにいる少年少女たちの葛藤と成長を描いた、爽やかでちょっと切ない青春ストーリー。キラキラと輝いていて、とても綺麗な作品です。
NO.26唐々煙
個性派系
メリハリの効いたタッチがいい味わいに♪
♦ これがオススメ ♦
日本最大の湖・琵琶湖に浮かぶ監獄“獄門処”。大津にある曇神社の3兄弟は、重犯罪者たちが投獄されるこの絶対脱出不可能な監獄へ、橋渡しとして護送を請け負っていた。
同じころ、大津は長期の曇天が続いていた。災いをもたらす大蛇(オロチ)復活の前兆と言われる曇天。不穏な空気が流れる中、曇兄弟のもとに右大臣直属の部隊“犲”が訪れ……。
明治時代を舞台にした奇想天外、冒険活劇。弟を守ろうとする兄、兄を超えようとする弟、天火・空丸・宙太郎の兄弟の絆にやられました。こういう男兄弟って素敵です。本編では描かれなかったその後のお話も、外伝で描かれているのでぜひ!
NO.27森薫
個性派系
とにかく作者のこだわりがすごい!細かなところにも熱意を感じます
♦ これがオススメ ♦
1890年代。ヴィクトリア朝時代のイギリス。主人公のエマは、ロンドンで隠遁生活を送っている元家庭教師のケリーの下で、使用人としての教育を受けながら生活していた。そんなある日、恩師のもとを訪れた名家の息子・ウィリアムに一目ぼれされ、次第にふたりは惹かれ合うように。だが、今は厳しい階級社会。2人の恋を祝福してくれるものはごくわずかで――。
身分差の恋ですが、ハラハラする展開は少なく、落ち着いた雰囲気の中で物語が進んでいきます。こういうところも何だか英国っぽい気がします。当時の社会や生活を感じられる緻密な描写もすごいですね。作者のこだわりを感じます。
NO.28佐原ミズ
個性派系
繊細なタッチで主人公たちの“こころ”を描く
♦ これがオススメ ♦
“人の人生を変えてしまうほどの人間て、どんな奴だ?”
好きなバスケもやめ、現実から目を背けていた鉄宇(きみたか)は、高校の入学式の日、ある老婆に道を聞かれる。孫のお守りを届けにきたという彼女が持っていたのは、かつて鉄宇が使っていた赤いバッシュ――中学時代、自分と似た境遇の女の子・藤本さんと交換した、あの靴だった。無価値だと思ってた自分が、実は人の役にたっていた。そう知った鉄宇は、藤本さんの夢であったフラメンコの道を歩みはじめる。
主人公たちの過去が痛々しく、読んでいるこちらも苦しくなるのですが、そこから一歩、また一歩と踏み出していく、不器用で一生懸命な姿に応援したくなります。鉄宇の妹やおじいちゃん、支えてくれる家族のあたたかさも心にぐっときました。
NO.29高山しのぶ
個性派系
鮮やかなカラーイラストはとても華やか
♦ これがオススメ ♦
補習として行くことになった江戸の町を疑似体験できる大江戸幕末巡回展。のんびりとした性格の鴇時(ときどき)は、そこで謎の妖・夜行と鵺(ぬえ)に襲われ、間一髪のところを女剣士の朽葉に助けられる。しかし、気が付くとそこは妖が存在する江戸幕末期のような異世界“あまつき”だった。鴇時と同じくあまつきに来てしまった同級生の紺と共に、あまつきから出る方法を探すが、人と妖の両方から協力を求められ――。
彼岸とあまつきの関係、妖の真実…複雑で謎だらけな物語。読みだすと、先が気になってしまいます!和風ファンタジー好きにはたまりませんね。
NO.30中田春彌
リアル系
新人とは思えない画力の高さ!見入ってしまいます
♦ これがオススメ ♦
戦争の影が色濃く残る新生暦19世紀。帝都では、機械を融合させることで身体機能を高めた人間同士が、生死をかけて戦う格闘技“機関拳闘”を行っていた。戦争で父親を失い、母親も意識不明な状態の孤独な少年・レビウスは、伯父ザックのもとで若き闘士としてその才能を開花させていく。
まるで海外の漫画のようなおしゃれな雰囲気がある絵柄ですが、もちろん日本の漫画家さんによる作品。少年漫画のように熱い格闘漫画。でも主人公はムキムキマッチョな男性ではなく、薄幸な美少年というのが珍しいのではないでしょうか。スチームパンクが好きな人はもちろん、女性にもおすすめしたい作品です。
NO.31matoba
かわいい系
透き通ったガラスのような透明感ある絵…美しい
♦ これがオススメ ♦
昔々、心臓を失くし、生と死の境界をさまよう、不死の魔女がいました――。
しゃべるランタンと共に旅をする少女・ミカは自らの心臓を失い、500年を生きる“不死の魔女”。彼女の心臓を持っているという双子の妹を探す途中、森の奥にある教会で「心臓のないあわいの魔女」のウワサを聞く。夜な夜な森に迷い込んだ人間を狩るという、その魔女の正体は……。
死を求めて旅をする魔女の、優しくて、切なくて、時に残酷な物語。童話をモチーフにしたお話が多く、幻想的で仄暗いこの世界にしばらく浸っていたくなります。
NO.32峰倉かずや
個性派系
男性キャラのかっこよさはもちろん、凝った構図にも注目!
♦ これがオススメ ♦
人間と妖怪とが共存する桃源郷。平和だった世界は、500年前に葬られた大妖怪・牛魔王を復活させようと目論む者によって奪われてしまう。禁断とされている化学と妖術の合成を使った蘇生実験は負の波動をうみ、自我を失った妖怪たちは次々と人間を襲うように。牛魔王の蘇生実験を止めるため、三蔵一行は西へと向かう。
1997年からスタートし、今も連載中の人気シリーズ。最終章にあたるRELOAD BLASTでは、遂に物語の鍵を握っている“あの人”が登場してきます。今まで以上に厳しい状況での戦いは目が離せません!