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1510話
銀の果実亭で無事に部屋を取ることに成功したレイ達だったが、当然のように一騒動はあった。
もっとも、その一騒動というのも、誰かがエレーナ達に絡んだ……というものではなく、マリーナがレイと同じ部屋でもいいと口にし、それに対してエレーナとヴィヘラが異議を申し立てるという一騒動だったのだが。
最終的には、レイが最初に口にした通り、ヴィヘラとビューネ以外は個室ということで話は纏まったが。
……他にも、従魔ということで厩舎に案内しようとしたらそれがグリフォンのセトだったことに宿の物が驚いて腰を抜かしたという一幕もあったが。
ともあれ、無事に部屋を取り、レイが預かっていた各種荷物――主に着替え等――の入ったバッグを引き渡し、それぞれが部屋で簡単に荷物の整理を終えると、全員がレイの部屋にやってくる。
ただ、レイの部屋は一人部屋である以上、当然のように何人もの人が集まるようには出来ていない。
一応ロッシの中でも高級な宿ということで、来客用にソファがあるが、二人分のソファしか存在していない。
結局ソファ、ベッド、机とセットになっている椅子と、それぞれが好きに座って話し合いが始まる。
「それで、まずはどうするの? やっぱりギルドに行ってみる?」
「あー……そう言ってもな。マリーナはここのギルドマスターと知り合いだったりするか?」
ギルドに行くか? と尋ねてくるマリーナに、レイが尋ねる。
だが、そんなレイの言葉にマリーナは首を横に振る。
「いえ、ミレアーナ王国のギルドなら知り合いもそれなりにいるし、ベスティア帝国に知り合いはいるけど……このロッシのギルドマスターは知り合いじゃないわね」
「……そうでしょうね。この国はミレアーナ王国にとって、あくまでも従属国の一つ。である以上、ギルドマスターの人選もそこまで厳選されたりはしないでしょうし」
一応独立組織となってきる冒険者ギルドだが、その冒険者ギルドにとってもその国に序列を付けるのは当然だった。
ギルドマスターとなれるだけの実力を持つ人物はそれ程多くはない以上、有能な人材は出来るだけ規模の大きなギルドを仕切らせたいと思うのは当然だろう。
勿論何にでも例外というものはあり、実際マリーナがあっさりとギルドマスターを譲り渡して冒険者に戻っているのも、その例外なのだが。
ともあれ、そのような理由でミレアーナ王国に幾つもある属国のうち、小国の一つでしかないレーブルリナ国、その首都のギルドマスターをマリーナが知らないのはおかしな話ではなかった。
これが有能な人物であれば、マリーナもその人物のことを知っているなり、覚えているなりした可能性は十分にあるが。
「けど、マリーナは向こうを知らないけど、向こうはマリーナを知っている可能性はあるわよね?」
「それは否定しないわ」
ヴィヘラの言葉に、マリーナはあっさりとそう告げる。
実際、マリーナはギルドマスターの中でも非常に目立つ存在だった。
それだけに、寧ろこのロッシのギルドマスターがマリーナの顔や名前を知らないという方が不自然だろう。
「じゃあ、やっぱりマリーナの縁を頼りにしてギルドマスターに接触して、情報を集めてみるとか?」
「そうね。私はそれでも構わないわ。……けど、レイとヴィヘラはともかく、エレーナはレーブルリナ国に知り合いはいないの?」
「ちょっと、何で私もレイと同じ方にいれられるのよ」
マリーナの言葉に、ヴィヘラが不服そうにする。
だが、マリーナはそんなヴィヘラに対して不思議そうな表情で口を開く。
「あら、もしかしてヴィヘラはこの国に知り合いがいるの?」
「……いないけど」
「でしょう? なら、いいじゃない」
そう告げるマリーナに、ヴィヘラは反論出来ない。
「いいわよ、じゃあ私は酒場にでも行って情報収集するから」
「うーん、マリーナが酒場に行くと、騒動が起きる未来しか見えないんだけど……まぁ、絡んできた相手から情報を得ると考えれば、そこまで悪くはないかも?」
少し拗ねた様子を見せるヴィヘラだったが、マリーナはそんな相手にも特に気にした様子を見せないで、レイに話し掛ける。
「ねぇ、レイ。じゃあヴィヘラと一緒に酒場に行ってくれない? ヴィヘラだけを酒場に行かせると、それこそ酒場を壊しかねないし」
「……マリーナ、貴方、私に恨みでもあるの?」
何故か自分の扱いが酷いと告げるヴィヘラに、マリーナは満面の笑みを浮かべて首を横に振る。
「いえ、勿論恨みなんかないわよ? 今朝、無理矢理模擬戦に巻き込まれたことなんて、全く気にしていないし」
今の様子を見て気にしてないと思う方が無理なのだがと考えるレイだったが、今はそれを口にすると自分にも攻撃の矛先が飛んできそうなので、賢明にもそれ以上は何も口にしないでマリーナからの要望に頷くだけだ。
そんな中、小さく笑みを浮かべているマリーナを見ながら、エレーナが口を開く。
「では、私はマリーナと共にギルドに向かった方がいいだろうな」
「そうね。酒場でエレーナのことが知られれば、ちょっと情報収集どころじゃないでしょうし」
そう告げ、マリーナは改めてレイとヴィヘラに視線を向ける。
数秒前の笑みを消し、真面目な表情で口を開く。
「出来れば情報屋辺りを探せればいいんだけど……ちょっと難しいと思うわ」
「……だろうな」
マリーナの言葉に、レイは同意するように頷く。
勿論、単純に情報屋を探すというのであれば、それは難しくはないだろう。
このロッシに初めてやって来たレイだったが、それでもその程度のことは問題なく出来る。
だが、迂闊な情報屋に接触してアジャス達の組織について聞いた場合、下手をすればその組織にレイ達の情報を流す可能性も十分にあった。
少なくても、アジャス達の組織はこのロッシで厳然たる影響力を持っているのは間違いない。
そんな組織の情報を集めている、少数の人間。
そのどちらに味方をするのかとなれば、レイの実力を知らない者であれば間違いなく組織だろう。
もっとも、レイ達は派手にロッシに入ってきたのだから、実力のある情報屋であれば当然のようにその素性を探ってはいるだろうが。
(寧ろ、俺達の情報を知っているからこそ、騒動に巻き込まれたくなくて協力してこない……という可能性は十分にあるな)
そう考えるレイだったが、本人もそれは正しい選択だろうと納得してしまう。
レイは自分が高い戦闘力を持っているというのは知っているし、エレーナを含めて今回一緒に行動している者達も相応の高い戦闘力を持っているのは知っている。
一行の中で最も弱いのはビューネだったが、そのビューネも戦闘特化型の盗賊といった戦闘スタイルになっているのは間違いない。
そのような者達と組織が戦うようなことになれば、当然のように大きな騒動になるのは間違いない。
それに巻き込まれたいと思う者は……間違いなく少ないだろう。
マリーナもそれは理解しているので、無理に情報屋を探す必要はないとレイに告げる。
「取りあえず今は、酒場で集められる程度の情報を集めてくればいいわ。……レイ達なら、間違いなく絡んで来る相手がいるだろうから、情報源に困ることはいないと思うけど」
「それは否定出来ないな」
レイ達の実力を知らない者であれば、娼婦や踊り子の如き服装をしているマリーナに、魔法使い――それも杖を持っていない――レイ、子供のビューネ。
このような三人で酒場に行って、絡まれない訳がなかった。
そして絡んできた相手であれば、多少強引な手段を使って情報を得ても特に問題はないというのが、レイ達の判断だ。
「じゃあ、話も決まったことだし一度別れましょうか。夕方くらいには宿に戻ってくるということでいい?」
そんなマリーナの言葉に、その場にいる全員が頷く。
そうして全員に異論がないことを確認すると、それぞれ行動に出るのだった。
「エールを一つと、果実水が二つ。それと料理を適当に」
銀の果実亭から少し離れた場所にある酒場。
そこで店員にそう注文したレイだったが……少しだけ意外そうな表情を浮かべている。
まだ日中ということもあり、客の数がそこまで多くないのはレイにとっても予想出来た。
だが、それでも今の注文で絡んでくる相手がいないとは思わなかったのだ。
勿論それは、酒場にいる客達が行儀のいい者達だから……という訳ではない。
純粋に、ヴィヘラの美しさに圧倒されていたのだ。
その美貌を前にして圧倒され、誰が声を掛けるかといったことをお互いに牽制してしまう。
これで酒場にいる人数が多ければ、それぞれが先を越されないようにと動いていたのだろうが……今回は日中で客の数が少ないことが迂闊に動けない状況を作り出していた。
(予想外だったな)
それが、レイの偽らざる気持ちだ。
もっとも、酒場の中は周囲の客達を牽制している者達により、奇妙なまで緊張感が漂っていた。
これが夕方や夜であれば、自分の仲間達と飲む方に集中するという者も多いのだろうが……今は日中で、ここにいるのは日中から酒場に来るような者達だ。
全員がヴィヘラにちょっかいを出そうと思っている訳ではないのだが、それでも周囲の雰囲気にを感じることくらいは出来る。
「はい、お待ち」
店員がテーブルの上にエールと果実水、そして炒め物やシチュー、串焼きといった料理を並べていく。
ただ、皿を並べている店員の顔色は優れず、どこか心配そうな視線をレイ達に向けている。
レイ達のことを知らなければ、その心配はおかしなことではないだろう。
その実力とは裏腹に、レイ達の外見はとても強そうには見えないのだから。
セトがいれば話は違ったかもしれないが、残念ながらセトは厩舎で留守番だ。
何も知らない者にしてみれば、ヴィヘラが付けている手甲や足甲といった代物も、強がる為の虚勢にしか見えないのだろう。
「さっさと食べて、店を出ていった方がいいわよ」
周囲には聞こえないような小声でレイ達に呟くと、店員はその場を去っていく。
レイ達に忠告した形の店員だが、何もそれは善意だけで……という訳ではない。
店の中で騒動が起きれば椅子やテーブルが壊れる可能性もあるし、壁や床が壊れる可能性もある。最悪の場合は、騒動が大きくなって警備兵が酒場のやってくることだろうか。
そうなれば、酒場の営業的にも問題が出てくるというのがあるのだろう。
だが、レイ達は情報を集める為にわざわざこの酒場にやって来たのだ。
折角のアドバイスではあったが、だからといってはいそうですかと頷く訳にもいかない。
……また、早速ビューネがシチューを食べている光景を見れば、すぐに酒場を出るのも可哀想だという思いがある。
よって、レイは先程の忠告を特に気にした様子もなく、皿の上にある串焼きに手を伸ばす。
一口食べ……その味が絶品という訳でもなく、不味い訳でもない、普通の串焼きという感想を抱きながら、果実水を飲む。
(パーニャンとかいう料理は美味かったけど、この酒場の料理は……普通だな。もう少し工夫すれば美味くなりそうな気がするんだけど。肉の下処理とかも結構いい加減だから、若干血の臭いが残ってるし)
下処理をもう少し丁寧にやっていれば、串焼きの肉ももう少し美味くなるのは間違いないだろう。
そのことを残念に思っていると……やがて、自分達に向かって近づいてきている者の気配に気が付く。
やっとか、とそう思いつつ、レイは特に気にした様子もなく、ヴィヘラと話していた。
「よう、姉ちゃん。一緒に飲まないか?」
客同士の間で行われていた牽制の中、最初に抜け出したその男は二十代後半くらいの年齢で、酔いから頬が赤く染まっている。
「あら、私に用事?」
「ああ。そんなガキ共は放っておいて、大人は大人で一緒に飲もうぜ」
フードを被っている姿から、レイもまたビューネ同様子供だと思ったのだろう。
それは特に珍しい話ではないのだが、そのレイに恋心を抱いているヴィヘラにとっては、当然面白い筈もない。
一瞬だけ男に鋭い視線を向け、だが次の瞬間には笑みを浮かべながら口を開く。
「そうね。ちょっと話を聞かせて貰えれば嬉しいわね」
「ほう? どんな話だ?」
「私の彼、夜が激しいのよ。それで身体が持たないから、どこかいい娼館があれば紹介して欲しいんだけど」
「……」
まさかヴィヘラからそんな言葉が出ると思わなかったのだろう。
男は、言葉が出なくなる。
当然だろう。これから口説こうと思っていた相手から、生々しい告白、そして相談をされたのだから。
男はそんなヴィヘラの言葉に面白くなさそうにしながら、だがその内容に誰かがこの見事な、美しく肉感的な肢体を思うさま味わっているのかと思うと、思わず唾を呑み込むのだった。
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