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腎移植「子ども同士」を優先…来年3月から新ルール

 脳死や心停止になった人からの臓器移植について、厚生労働省の臓器移植委員会の作業班は3日、子どもから提供された腎臓は子どもに優先的に移植する新ルールを2018年3月をめどに導入する方針を決めた。

 新ルール導入は昨年10月に臓器移植委員会で決まったが、今年1月に日本臓器移植ネットワークで移植患者の選定ミスが発覚したことで延期されていた。

 新しい選定ルールでは、腎臓が20歳未満から提供された場合、20歳未満の患者に優先的に移植することにする。

 従来は待機日数が長い成人が選ばれやすかったが、子どもの臓器を提供する家族からは子どもへの移植を望む声が出ていた。子どもへの移植を優先する臓器は、心臓に次いで2例目。改修した新システムが稼働するのに合わせて、新ルールの運用を始める。

 移植ネットによると、腎臓移植の待機患者数は8月31日時点で、1万2385人、このうち20歳未満は105人となっている。

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