Amazonがプライム会員向け新サービスPrime Reading開始。追加料金なしで約900冊の書籍やマンガ・雑誌が読み放題
「Kindle Unlimitedのお試し版」的な意味合いもありそうです
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アマゾンジャパンが、Amazonプライム会員向けの新サービス 「Prime Reading」 を日本で開始しました。
これはKindle電子書籍の中から厳選された数百冊の書籍・漫画・雑誌が追加料金なしで読み放題になるサービスで、ラインナップは随時入れ替えられるとのことです。
このPrime Readingは、米アマゾンでは2016年10月5日からプライム会員向けに提供していたサービス。日本でのスタートは、米国からきっちり1年後ということになります。
開始時点では「陰日向に咲く」、「学校では教えてくれない大切なこと」、「カーネギー話し方入門」などの書籍、「あなたのことはそれほど」、「つぐもも」、「ウロボロス」などのマンガや、「東京カレンダー」、「Ray」、「DIME」などの雑誌が対象となっています。原稿執筆時点での検索結果では896冊が確認できます。
さて、気になるのは「アマゾンの読み放題サービス」として先行する「Kindle Unlimited」との違いでしょう。主なところは、次の2点です。
- Unlimitedは(プライム会員でも)月額980円がかかるが、Prime Readingはプライム会員なら追加料金なし
- Unlimitedは雑誌を含む和書12万冊、洋書12万冊だが、Prime Readingの対象となる冊数はそれに及ばない
つまりPrime Readingは「Unlimitedのおためし版」も兼ねているのかもしれません。
アマゾンジャパン合同会社社長のジャスパー・チャン氏はプレスリリースでのコメントにて「Prime Readingの開始により、Amazonプライム会員の皆様にこれまで以上に豊富な会員向けサービスをご提供できることを大変嬉しく思います。プライム会員は、『ザ・コーチ』などの実用書、『鉄腕アトム』などのマンガ、『山と渓谷』といった雑誌など、多種多様なジャンルの人気作品を無料で、様々なデバイスを使って楽しめるようになります。これからも『Amazonのプライム会員にならないなんて考えられない』とお客様に感じていただけるよう、プライム特典を充実させていきたいと考えています」と述べています。
お買い物送料の優遇や動画見放題の「Amazonプライム・ビデオ」などにPrime Readingも加わり、ますます魅力的となったAmazonプライム会員。
同サービスは、アメリカでは年会費99ドル(約11120円)のところ、日本では3900円(税込)の年会費もしくは月額400円(税込)という半額以下の安さとなっています。もちろん内容こそ同一ではありませんが、昨今のグローバル企業では珍しいほどの日本ユーザーが有利な設定。
今回のPrime Readingによりサービスが拡充され、会員メリットがさらに強化された格好です。昨今は宅配便送料値上げの話題など、会費が維持できるのか心配になるニュースも聞こえてきますが、願わくばこのお値頃価格をいつまでも続けて頂きたいところです。