ちょっと昔のことです。

園から電話があり「ふーちゃんが腕を押さえて泣いているから、迎えに来て病院に行って欲しい。そうなるまでの状況を見ていなくて、なぜ泣いているのかわからない」といわれました。

原因がわからなくて不安な気持ちのまま、とにかく娘を迎えにいき病院へと向かいました。
混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
救急ではないと判断され、待合室で順番を待ちました。娘は待合室でずっと泣きつづけました。



混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
混雑しており、待合室には人がたくさん座っていました。



原因もわからないので、だんだん不安になってきました。
混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
娘はずっと泣きつづけ、私もつらくなってきました。泣かないでといって、ひたすらあやしつづけました。それでも泣き声はおさまることなく、待合室にひびきわたりました。



するとしばらくして、見知らぬおじさんに、「ちょっとあんた!」と話しかけられました。
混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
私はとっさに身を固くして「うるさくしてすみません」といいました。



・・・でも、予想に反して「よかったらこれ、おじょうちゃんに。もらいものだけど」といって乳酸菌飲料をくれました。
混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
そして、「こどもは泣くのが仕事やなー」といって、肩をポンポンとたたかれました。



そこで私の涙腺が崩壊しました。
混雑した待合室で娘が泣きつづけたときに見知らぬおじさんがいったこと
「ああっ、ほんとにすみません」といってハンカチで涙をふきました。娘は、キョトンとした顔をして泣きやみました。

順番がきてみてもらうと、なにも問題ありませんでした。泣きつづけないとおさまらないようなことがあって娘は泣いていたのかもしれません。なぜ腕を押さえていたかは今でも謎です。


・・・世間は私が想像していたより温かいものなのかもしれないと、その日思いました。






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