こんにちは☆
今日は、歯ブラシについてです。
一言で『歯ブラシ』といっても、たくさんの種類の歯ブラシがあります。
毛先の素材の種類
・馬毛
天然繊維で価格は高いが、柔らかく、歯と歯茎には優しい素材。
・豚毛
馬毛よりも価格は安いが、一般的には高い。
馬毛よりも少しかため。
・ナイロン
一般的に1番よく使われている素材。
耐摩耗性は高いが広がりやすい。
・ポリブチレンテンフタレート
ナイロンよりも、約4.2倍の強度がある。
水はけがよく、清潔に保てる。
・シリコンゴム
歯の表面の汚れの除去能力に優れており、歯のくすみを取ることができる。
ホワイトニング向けの製品に多く用いられる。
毛先のかたさの種類
・やわらかめ
歯茎に炎症がある方におすすめ。
歯肉炎や歯周病の方は、やわらかめの歯ブラシで優しくブラッシングを行います。
やわらかいとあまり汚れが落ちない気がすると思いますが、歯茎周りの汚れはやわらかめの歯ブラシで優しく磨くと1番汚れが落ちます。
・ふつう
標準はふつうです。
特に歯茎に問題がなければ、ふつうタイプをおすすめします。
・かため
歯科衛生士的に、かための歯ブラシはあまりおすすめしません。
歯の表面の汚れは取れやすいかもしれませんが、歯茎や歯の表面をキズつけてしまう可能性が高いですし、細部の汚れの除去には適していません。
毛先の形の種類
・フラットカット
一般的にはこの形。
歯の表面にまんべんなく当たる。
・ラウンドカット
毛先が丸く加工されていて、歯肉をキズつけにくい。
・テーパード
毛先は円錐形で、細かい溝の汚れがよく落ちる。
・先端極細加工
毛先が細くとんがった形。
歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間の溝を磨くのに適している。
基本、この加工がされているものは、やわらかめの歯ブラシ。
・球状先端加工
毛先がボールのような球状になっている。
歯の表面の歯垢を落としやすい。
・先端分岐加工
毛先の部分がさらに枝別れしたみたいに超極細毛に加工されている。
これも、先端極細毛と同様に、歯周ポケットを磨くのに適している。
刷毛部の種類
・ストレート型
一般的な形状。
全体を磨くのに適している。
・タフト型
俗にいう、山切りカットの形。
歯と歯の間を磨くのに特化している。
・コンケープ型
歯の凸凹に合わせて磨きやすいような形。
1本1本磨かないといけない。
・コンベックス型
コンケープ型と同様に、歯の凸凹に合わせて磨きやすくなっている。
磨き方も同様で1本ずつ磨かないといけない。
コンケープ型、コンベックス型ともに、補助用の歯ブラシとして用いるのがおすすめ。
・ローリング型
斜めにカットされている。
奥歯を磨くのに適しているが、全体を磨くのには不向き。
これも、補助用の歯ブラシとして用いるのがおすすめ。
・ワンタフト型
円形のヘッドに円状の毛束で先端は円錐型。
矯正している方や歯の少ない方、親不知などの細部を磨くのにおすすめ。
種類がありすぎてどれを選べばいいのか・・・。
たくさんの種類と組み合わせがあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
基本は、ふつうの毛先でストレート型です。
が、歯肉の炎症具合や歯周病の進行具合により、やわらかめを選択した方が良い場合もあります。
半年に1回は歯科の定期検診にいき、その時に歯科衛生士さんに歯ブラシを選んでもらうと間違いないです。
最後に1つ・・・。
よく、ホテルなんかの付属の歯ブラシで歯磨きすると歯茎がピリピリしたことはないですか??
それは、毛先の処理があまりされておらず、歯茎がキズついてしまっているのです。
あまりに安い歯ブラシは要注意です。
頑張って歯を磨いていても、歯茎をキズつけて痛めていては意味がありません。
キチンと毛先の処理がされている歯ブラシを選びましょう!!