じゃらんnet>じゃらんニュースTOPページ>全国>ホテル評論家 瀧澤信秋さんが教える!知られざる穴場ホテル5選
高級ホテルからビジネスホテル、カプセルホテルなど全国津々浦々の多彩な宿泊施設で過ごす日数は年間250日以上! 利用者目線で批評するホテル評論家 瀧澤信秋が、ガイドブックや公式情報にはない、実際に利用したからこそ分かる穴場ホテル情報を紹介します。
共通するのは、どのホテルもコンセプトに優れている点。また、無料づくしのサービスや、スイートルーム並みの広さで格安といった、お値段以上の満足ポイントがあります。高くていいのは当たり前。いかにリーズナブルに悦楽ホテルのステイを実現するかが大切!ぜひホテル選びの参考に。
ホテルバーグランティオスは大森駅至近の知る人ぞ知る人気ホテル。ホテルにはクオリティの高さに圧倒されるバースペースがあります。そんなホテルバーグランティオスの2号店ともいえるのが「ホテルバーグランティオス別邸」。1号店のオーセンティクなバーとは対照的な「和の趣」がコンセプト。別邸でもホテルの中の隠れ家Barに注目です。
エントランス脇の暖簾をくぐると「和とBar 月の小路」専用の入り口が。店内には向かい合った2つのカウンターがあります。ひとつは“寿司カウンター”、もうひとつはお酒と向き合う“Bar”。ひとつの店に二つの愉しみが並びます。
ホテル客室はA~Fの6タイプに分かれ、小規模なホテルにして驚愕のバラエティ。貸し切りの露天風呂も設けられています(有料)。いずれもリーブナブルな価格で利用ができる都会の隠れ家的ホテルといえるでしょう。
山下公園といえば横浜のシンボルといっても過言ではないでしょう。海の眺望はもちろん見所がたくさん。そんな山下公園に面してホテルが立ち並んでいます。デラックスホテルもある中で、リーズナブルに快適ステイができるホテルとして穴場といえるのが「スターホテル横浜」です。
ホテル最大の魅力は客室のバルコニー。山下公園越しに海風を感じ汽笛が聞こえ、旅情が盛り上がるシチュエーション。このエリアで客室にテラスを備えるのはスターホテル横浜だけです(客室の向きによっては眺望が望めないケースもあり)。
1階には人気のカジュアルレストラン「Eggs ’n Things(エッグスンシングス)横浜山下公園店」があります。行列店として知られますが、スターホテル横浜の朝食は、なんとこちらでホテル専用プレートメニューをいただくことかできます。宿泊者だけの時間帯ですのでゆったり楽しむことができます。
天王寺駅至近という最高立地に位置する「ホテルバリタワー大阪天王寺」。アミューズメント施設・バンケット施設・スパ施設・レストランなどが集まったタワーの5F~12Fに位置する“バリスタイルホテル”です。
最大の魅力は驚きの無料づくし。まず、フロント横には数十種類のアメニティがあります。入浴剤、汗ふきシート、マッサージグッズ、マニキュア落とし、ヘアクリップ、リップクリーム、靴磨き、爪磨き・・・枚挙に暇がありません。全て無料です。更にひとり1個ですが杏仁豆腐やゼリーなどのデザートも。なんと赤・白ワインがおかわり自由!もちろん全て無料です。
プレイルームには、エアホッケーや太鼓の達人、卓球、マッサージ機まであり、ここまでくれば当然ですが無料で楽しめます。こんなに無料尽くしのホテルですが意外にもリーズナブルな料金設定。穴場ホテルといえるでしょう。
阪神甲子園球場といえば、阪神タイガースの本拠地であり高校野球の舞台。球場の熱気や臨場感は特別な雰囲気があります。
阪神甲子園球場の向かいには、地元の人や野球ファンに愛される知る人ぞ知るデラックスホテル「ホテルヒューイット甲子園」があります。
グルメホテルとしての顔もあり、従前のレストラン「旬彩」「白鳳」「蔵」がオールインワンとなりリニューアルオープンした「七園」の和・洋・中折衷コースには注目。折衷というより、食材をストレートに味わいつつ欲張りにも和・洋・中それぞれを満喫できるという贅沢さ。ヒューイットブランドのコンセプトは「その土地に根ざし、その土地の人々の人生に寄り添い、その土地の素晴らしさを伝えるリージョナルホテル」。野球そしてグルメのご当地穴場ホテルは、大阪や神戸の中心部に比べるとリーズナブルに利用できるのも魅力です。
福岡で人気の百道(ももち)地区。シーサイドももちともいわれ文教地区を形成、人気居住エリアでもあります。百道地区にある人気ホテルが「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」。滞在型としても利用価値の高いレジデンスホテルです。レジデンスホテルとは、同一施設内に、ホテルの客室とレジテンス(住居)がある施設を指します。パブリックスペースは宿泊者と居住者が共用することも特徴です。
ツインルームで54㎡と一般のホテルならばスイートルームクラスの客室面積なのに、レジデンスというホテルタイプや中心部からは離れた立地ということで、料金はスタンダードクラスというのも穴場ホテルとしての魅力でしょう。
レジデンスタイプなのでキッチンやベッドルームなどを備えるなどフレキシブルな利用が出来るのも嬉しい限り。レストランやコンビニエンスストア、スポーツジムなど充実したパブリックスペースで充実したホテルライフが過ごせます。
ホテル評論家セレクトの穴場ホテル、いかがだったでしょうか?全国にはまだまだ知られていない魅力的なホテルがあります。みなさんそれぞれ重視するポイントがあることでしょう。行き慣れたホテルも魅力ですが、時には新規開拓、思いがけないホテルとの出会いがあるかもしれません。
ホテル評論家、旅行作家。日本唯一のホテル評論家として利用者目線でホテル評論。フィールドはホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター出演、雑誌、新聞などへの掲載などメディアからの信頼も厚い。