Googleが10月4日(現地時間)、米サンフランシスコでスマートフォンの新モデル「Pixel 2」「Pixel 2 XL」を発表した。
10月4日に予約を開始し、価格は649ドルから。米国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、インド、英国などで販売するが、日本での販売はアナウンスされていない。
Pixelは、Googleの最新機能を盛り込んだスマートフォン。2機種ともOSはAndroid 8.0(OREO)を採用。ディスプレイはPixel 2が5型フルHD(1080×1920ピクセル)の有機EL、Pixel 2 XLがアスペクト比18:9の6型(1440×2880ピクセル)有機EL。XLの方が上下のベゼルが狭い狭額縁設計となっている。プロセッサはSnapdragon 835、メインメモリは4GB、ストレージは64GBか128GB。バッテリー容量はPixel 2が2700mAh、Pixel 2 XLが3520mAh。
アルミのユニボディーを採用しており、IP67の防水・防塵(じん)機能も備えている。カラーはPixel 2がJust Black、Clearly White、Kinda Blueの3色、Pixel 2 XLがJust Black、Black & Whiteの2色。
カメラはアウトが1220万画素、インが800万画素。どちらもシングルカメラだが、アウトとインのどちらも背景ボカシをかけて人物写真を撮影できる。光学式手ブレ補正にも対応し、どんな明るさでもクリアかつ精細に撮影できるよう注力。シャッターを押した前後の数秒間、動画を撮影できるモーションフォト機能も新たに用意した。これらPixel 2/Pixel 2 XLのカメラ機能には、画像処理に加え機械学習が用いられている。こうしたカメラのチューニングが評価され、カメラのテスト機関「DxOMark」では最高得点の98点を獲得した。
Pixel独自のカメラ機能として、ARステッカーが利用可能になる予定で、絵文字やバーチャルキャラクターを表示させながら静止画や動画を撮影ができる。GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」にも対応する。
撮影した画像の情報を瞬時に調べられる「Google Lens」も利用可能。ランドマーク、本、音楽アルバム、映画、芸術作品などを写して調べられる。被写体(ポスターや名刺など)に含まれているURLや住所などを、Google Lensを通してコピーすることもできる。
端末を握るだけでGoogleアシスタントを起動できる「Active Edge」が、新機能として追加された。Googleアシスタントもアップデートする予定。話しかける内容からユーザーの状況を理解し、最適な設定を自動で行えるようにもなる。例えば就寝前に「おやすみ」と言うと、スマホの音量をオフにして、アラームを設定してくれる、といった具合だ。
機種名 | Pixel 2 | Pixel 2 XL |
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OS | Android 8.0 | |
プロセッサ | Snapdragon 835/2.35GHz+1.9GHz 8コア | |
メインメモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB/128GB | |
ディスプレイ | 約5.0型フルHD 有機EL | 約6.0型QHD+ 有機EL |
解像度 | 1080×1920ピクセル | 1440×2880ピクセル |
バッテリー容量 | 2700mAh | 3520mAh |
アウトカメラ | 有効約1220万画素CMOS、F1.8 | |
インカメラ | 有効約800万画素CMOS、F2.4 | |
ボディーカラー | Just Black、Clearly White、Kinda Blue | Just Black、Black & White |
サイズ | 約69.7(幅)×145.7(高さ)×7.8(奥行き)mm | 約76.7(幅)×157.9(高さ)×7.9(奥行き)mm |
重量 | 約143g | 約175g |
ネットワーク | FDD-LTE:Band 1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、20、25、26、28、29、30、32、66 TD-LTE:Band 38、40、41 |
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