挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~ 作者:十本スイ

特別篇

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
813/813

第五話 四つ目の大陸に住まう者

 ――【太陽国・アウルム】。


 執務室にて、日色はテーブルの上に積み重なっている書類を、一枚一枚目を通して判を押していた。


「ふむ。これはこの間、街で起こったいざこざの報告書か」


 いくら治安が良い街だといっても、やはり多くの人が住めば価値観も違うので、その相違から喧嘩が生まれるのは仕方のないことだろう。
 この書類は、街で起こった世間で《禁忌》と呼ばれていたハーフ同士の喧嘩。今、各国の王たちが取り決めた法により、世界法として《禁忌》という言葉を人に向けて使うことは禁止された。もしすれば侮辱罪として罰せられる可能性が高い。


 何でも最近、獣人と人間のハーフと、魔人と人間のハーフが、どちらが種族として高位な存在なのかという話題において、それが徐々にエスカレートしてきて殴り合いにまで発展したらしい。まあ、酒の席での話だということで、後日互いに謝罪をして事なきを得たが。


「よくもまあ、しょうもないことで言い合えるもんだな」


 どちらが種族的に優れているとか考えるだけムダだ。優秀な奴は種族にかかわらず優秀だし、総合的に見てもどの種族も得意不得意がそれぞれあってそう違いはないと日色は思う。
 そんなに自分の優秀さを見せつけたいのであれば、自身でこれでもかというほど努力した結果を見せれば誰も文句は言えなくなる。それはその者が必死で培って得たものだからだ。


「ま、それでも嫌味にはなるかもしれないけどな」


 そのまま視線を別の書類へと落とす。
 それは王として日色が立ってから絶えず送られる文書だ。内容は異世界からやってきた日色という人物に王を任せるのは問題があるというような日色を否定するもの。


 差出人は書かれておらず、定期的に送られてくる。他の王からしてみれば、こういう反対の意見を言う者たちは必ず存在するので、仕方ないのだという。
 そういう者たちが認めてくれる王になるしかない。時間をかけて。


「王ってのは難しいものだな」


 万民に受け入れられるような者などいないということだろう。それでも自分や周りの者たちを信じてやっていくしかないのだ。


(次の書類は……東の活火山の調査が終了したか)


 前に会ったティッチという研究者からの報告書だった。すでに街に帰ってきているようだ。ただ彼からは再三に渡って、フェニックスであるルヴィの生態調査をしたいという要望がきている。
 火山研究者にとって、フェニックスという存在は魅力的過ぎる研究体なのだそうだ。気持ちは分かるが、この件に関してはレッカに一任している。親代わりであるレッカは、申し訳ながらも断っているらしいが。


 そして書類に判を押して、次の書類に手を伸ばそうとした時、不意に魔力を感じた。
 目を細めながら、魔力の出所であるテーブルの前方を見据え静かに立ち上がると、立てかけてある愛刀――《絶刀・ザンゲキ》を手に取る。


 すると視線の先では床に水溜まりが出現し、そこから見知った顔が浮かび上がってきた。


「……ふぅ、何だお前か」


 と、ホッとしたのも束の間、彼の右肩に刺さっている剣と、彼の右足を掴んでいる何者かの存在に目を見張ってしまう。


「っ……ぐっ!」


 アヴォロスはおもむろに右肩に刺さっている剣を抜くと、右足を掴んでいる者の手をそれで切断した。
 アヴォロスの身体はところどころ傷ついているが、命には別条はなさそうだ。


「……一体何があった? そいつは誰だ?」


 その者にも剣が刺さっており、すでに絶命しているようだ。
 アヴォロスは立ち上がると、やれやれといった感じで語り出す。


「――ヒイロ、少し厄介な存在に出くわした」
「厄介な存在だと? お前にその傷を負わせたのは、そこにいる奴じゃないのか?」


 赤い衣を纏って、額から大きな角を生やした人物に視線を落とす。


「違う。こやつは恐らくあの者の手駒だろう」
「あの者……?」
「名前は不明だ。種族もまた、な。しかしどうも信じられぬ力を宿しておった」
「詳しく話せ。いや、その前に」


 日色は『完治』の文字を書いて、アヴォロスに放つ。アヴォロスもまたそれを避けることもなく受け止め、発動させた文字から光の粒子がアヴォロスを覆った。
 傷がみるみる治癒していく。


「――ふぅ」


 アヴォロスは右肩を回しながら、完治したことを確認している。


「これで話やすくなっただろ」


 そうしてアヴォロスから、彼が経験したことを聞いた。
 海面水位の下降。海の中の街。そして奇妙な井戸の中での出来事を。


「その白髪の男が何者なのか見当もつかないってことか」
「ああ。しかしこやつらに関しては些か既知の事実がある」
「何?」


 アヴォロスが見るのは、事切れている赤い衣の存在。
 彼から驚く言葉が紡がれる。


「こやつは――――――『クピドゥス族』だ」
「っ!? 確か『神族』が世界を牛耳るために造り上げた種族……だったな」
「ああ、初代アダムスの手によって壊滅したはずの種族だ」
「それがそいつらだってのか?」
「初代勇者――シンクが召喚され世界が平和になった時、魔神ネツァッファがこの世に顕現した。それはアダムスが駆逐し損ねた『クピドゥス族』の仕業だ」


 そういえば確かにそんな話は聞いたことがあった。


「その時に余は『クピドゥス族』の姿を見ておる。そしてその風貌は……」
「そいつとそっくりだってことか」


 これはまたキナ臭い話になってきた。『クピドゥス族』が関わる話に良いことなど何一つない。そもそも破壊と混乱を掲げた種族なのだから。


「それじゃその白髪の男も『クピドゥス族』の生き残りじゃないのか?」
「どうだろうな。『クピドゥス族』の特徴は、この大きな一本の黒い角だ。しかしそやつには角は存在していなかった」
「……以前のお前のように『クピドゥス族』の力を利用しようとしているだけってことか?」
「その可能性は否定できぬ。しかしその者が何を考えておるのか。どうして沈んだ大陸に潜んでいたのかも謎だ」
「……ん? ちょっと待て、大陸……だと?」


 聞き捨てならない言葉が聞こえた。


「そうだ。【オリンピース】が見つかった時にも話をしたろう。原初の時代、この世界にはもう一つの大陸が存在したと」


 そういえば、そんなことを彼が言っていた気がする。遥か昔のことだから気にも留めていなかったが。


「あそこに沈んでいるのは、その四つ目の大陸だ」


 まさか今頃、そんな現象が起きるとは……。


「恐らくこのままだと、海面水位がさらに下降して、失われたはずの大陸が再び顔を見せるやもしれぬ」
「しかし何故いきなり海の水位が……! そうか、月の潮汐力か」
「やはり貴様もそう推察するか」
「それしか理由が考えられないからな。今も徐々にだが【ヤレアッハの塔】は、【イデア】から離れていってるんだ」
「む? そうなのか?」
「ああ、イヴァライデアがそう言っていた」


 つまりこれからもっと水位が下降する可能性が高いということだ。


「四つ目の大陸に関して何か情報はあるか?」
「少しは、な。しかしあまりにも昔のこと故、当時を知っている者に聞いた方が効率が良い」


 原初の時代を知っているとすれば、やはりここはイヴァライデアになるのかもしれない。いや、シウバやホオズキもそれなりに情報は持っているかもしれないと判断した。
 そこで日色は非常招集をかけた。当然今回の件が民たちに伝わるとパニックになりかねないので、日色の信頼できる仲間だけを招集することに。
 城の中にある会議部屋にて、日色という国王を支える者たちの中で重鎮たちが集まった。


 会議部屋に入ってきた直後、皆がアヴォロスの姿を見て怪訝な表情を浮かべつつも、日色を前方に置き、その左右に別れて座っていく重鎮たち。彼らの顔から察するに、恐らくは只事ではない事態が起きたのだと予想できたのだろう。


「――全員集まってくれたな」
「ん……食事中だった」
「我慢してくだされウイ殿! 会議が終わればたらふく食えますですぞ!」


 ウィンカァの不満気な声に対し、ニッキが宥めるように言う。このコンビもなかなかに板がついてきたようだ。


「おほん。貴様ら静かにしろ。……それでヒイロ、何があった?」



次回更新は9日です。
cont_access.php?citi_cont_id=35026230&si

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

用務員さんは勇者じゃありませんので

部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。 魔法学園のとある天才少女に、偶然、数十名の生徒・教師ごと召喚されてしまいます。 その際、得られるはずの力をと//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全142部分)
  • 23129 user
  • 最終掲載日:2017/08/25 18:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全124部分)
  • 23977 user
  • 最終掲載日:2017/09/25 08:58
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 24002 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1667部分)
  • 27110 user
  • 最終掲載日:2017/10/04 12:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全188部分)
  • 24775 user
  • 最終掲載日:2017/10/02 21:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全107部分)
  • 25697 user
  • 最終掲載日:2017/09/27 01:18
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 29235 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全546部分)
  • 37485 user
  • 最終掲載日:2017/10/01 18:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、次回更新は9月23日、その次は10月14日とさせていただきます。 ※作者都合により後日談は隔週更新とさせていただきます。 ※2016年2月27//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全222部分)
  • 25244 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 07:00
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全243部分)
  • 22838 user
  • 最終掲載日:2017/09/15 12:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全282部分)
  • 43870 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 18:52
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全844部分)
  • 30849 user
  • 最終掲載日:2017/10/03 10:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全461部分)
  • 22927 user
  • 最終掲載日:2017/10/03 07:04
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 36866 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全375部分)
  • 28806 user
  • 最終掲載日:2017/10/04 12:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1509部分)
  • 30333 user
  • 最終掲載日:2017/10/04 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全384部分)
  • 33246 user
  • 最終掲載日:2017/09/27 21:40
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 35993 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全123部分)
  • 31073 user
  • 最終掲載日:2017/09/22 23:45
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部分)
  • 27164 user
  • 最終掲載日:2017/09/08 01:21
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 28338 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全528部分)
  • 27965 user
  • 最終掲載日:2017/10/04 00:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1251部分)
  • 26543 user
  • 最終掲載日:2017/10/05 00:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全233部分)
  • 22631 user
  • 最終掲載日:2017/09/21 18:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 36796 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全321部分)
  • 24824 user
  • 最終掲載日:2017/10/02 21:02
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全229部分)
  • 23301 user
  • 最終掲載日:2017/10/03 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全174部分)
  • 26572 user
  • 最終掲載日:2017/10/01 00:00