米Googleは10月3日(現地時間)、人工知能などに用いる「機械学習」をプログラミングせずにブラウザ上で試せるWebサイト「Teachable Machine」を公開した。PCのフロントカメラに写った映像を3種類に分類することができる。
PC向けChromeと、試験版ながらスマートフォン向けChromeで利用できる。フロントカメラに対して、「グー」「チョキ」「パー」のような3種類の動作を見せて訓練させる。訓練後に1種類の動作を見せるとそれが何かを推論し、動作にひも付けたGIF動画か音楽・音声が再生される。
サイトは、Googleが8月にリリースした、ブラウザ上で機械学習の訓練と推論を実行できるJavaScriptのライブラリ「deeplearn.js」を用いて作られた。サイトのソースコードはGitHub上に公開している。
Google Creative Labのデザイナーであるバロン・ウェブスターさんは、ブログで「機械学習について興味がある人々が、もっと簡単に機械学習を試せるようにしたかった」とコメントしている。
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