こんばんは、にこりっち9です。
9/23に公開したユリゴコロが全国296スクリーンで公開だったにもかかわらず、初登場8位と大爆死しているようです。
さらに吉高由里子、松山ケンイチ、松坂桃李、木村多江と実力派の有名キャストをそろえていたことを考えれば確かに大爆死ですね。
ヤフー映画のユーザー評価は決して悪くないんですけど、そもそも観に行く人が極端に少なかったんでしょうね。
私が観に行ったときも公開初日にもかかわらず映画館の席は10人くらいしか埋まっていなかったと思います。
PG-12指定で殺人ミステリーものとなれば確かに観たいと思う人が限られるかもしれませんね。
まず邦画で殺人事件ものが多すぎてマンネリ化してるんですよ。
殺人事件の話って聞いただけでもういいやって感じる人も結構いるんじゃないかな。
予告が地味で観たいと思えない
ユリゴコロは予告が地味で観たいと思えないんですよね。
私も暇じゃなければ多分観に行かなかったと思います。
集客できなかったのは題材のせいもあるかもしれませんが、予告が面白くなかったっていうのもあるんじゃないかな。
この予告だと、殺人犯が主人公になっただけの安いラブストーリー映画かな?って思うんですよね。
恋愛脳の若者を狙ったのかもしれませんが、純粋な恋愛ものでもないしラブストーリー目当てで来た人も少ないと思います。
そもそもラブストーリー目当てで来ると前半のグロシーンでドロップアウトするはずです。
こういうこと書くとまたダンケルクファンに怒られちゃうかもしれないんですけど、ダンケルクの予告はある意味詐欺というか、すごい観たくなるようなうまい作りになってるんですよ。
実際に見てみると、予告みたいなスピード感と盛り上がりのあるストーリー展開じゃなくて、どんよりとした雰囲気で淡々と進むって感じなんですけどね。
ただ、ユリゴコロは評価が悪くないだけにもったいないんですよ。
実際に観てみると単純な殺人ものでもなければ、ありきたりなラブストーリーでもない、とても惹き込まれる映画だったし、爽快感はないけど印象に残る映画ではあったと思います。
ネットの声はほとんどが邦画バッシング
ユリゴコロの大爆死ニュースについてネットの声を見ていると評価うんぬんよりも、とにかく邦画バッシングがものすごいんですよ。
邦画でヒットするのはアニメ映画だったり、恋愛物やアイドルファン向けの映画ばっかりだから敬遠されるのは仕方ないと思いますが、叩きコメントのほとんどが観ていない人からの意見というのが悲しいですね。
メッセージ性の強い邦画でも暗いテーマで暗い画面ばっかり撮ってるのがオシャレみたいな風潮があるから、そりゃ一部の映画マニア以外はうんざりしますよ。
かといってハリウッド映画によくあるヒーロー物とかカーチェイスと銃撃戦みたいな派手なだけの映画が観たいわけでもないんですよね。
ただ、観てもいないのに叩くなっていう意見もおかしくて、そもそも観る気にならないような予告とか宣伝の仕方が問題なのでしょう。
もう邦画にはネガティブなイメージが定着してしまっているので変えていくには時間がかかるでしょうけど、いつまでも一部の邦画マニア向けに内容だけをこだわって作っていても一般人には見向きもされなくなってしまいます。
ただでさえ、今の時代は新作映画を見なくても月額数百円払えば、旧作の映画が観放題なんだから、ほっとけば衰退していくだけになるでしょう。
なんで邦画ってあんなに暗いの?
そもそもなんで邦画ってあんなに暗い映像ばっかり撮るのか調べてみました。
まぁ予算の問題とかもあるようですが、結局は監督や映画関係者の意向が大きいとまとめています。
そうなると、暗い画面でボソボソっと言葉数少なめにしゃべるのが美意識としてあるような気がしますね。
もうこれは日本人の国民性なんじゃないでしょうか?
わびさびとか多くを語らない文化みたい美意識が、暗い映像に仕立て上げているのではないでしょうか?
あとは職人気質もあるのかな。わかる人にわかればいいみたいな風潮ね。
寿司職人じゃないけど、日本人はやっぱりそういうのが好きなんだと思います。
まとめ
結構グチグチと書いちゃったんですけど、私はこういうジメジメとした邦画は結構好きなんですよ。
日本人的なジメジメ感があったほうが感情移入しやすいからなのかな?
でもこういう映画ばっかりだと気が滅入るよ!っていう意見もわかる。
私もちょっと前まで邦画を偏見の目で見てたところがあるから、バッシングする側の気持ちもわかるんだけど、実際に見てみると意外と悪くないのもあるからもったいないな~っていう話でした。
もしユリゴコロに興味を持ったらレビューも書いてるので、参考にしてね~