まろかれ

前はピッチが高くて声が甲高い感じで、それを聴いて地声だと勘違いした某鎌田東二先生が、「これが女性性を持ったシャーマンの声」とご自身の著作で絶賛してたのですが、実はピッチが狂っていて高い声になってしまっていたので、本当のピッチに直したら低い目の爺さんの声だったという逸話があります。

実は以前から八幡書店で販売されていた祝詞カセット・祝詞CDとほぼ同じ内容で、言われてみれば前のよりは少し音声がクリアになって、ピッチが合っているかなというものでした。

お昼に本山で偶然知り合いに会い大学生に混じって阿字観の講義を受けてきた（笑） 禅宗の坐禅を受けた時は、大地に根を張り地面と一体になれって言われたけど、真言宗の月輪観は、月の輪に飛び込み360度丸に包まれて空中浮遊してるような感覚を掴めって言われ瞑想法でも全然違うのか！ってなった。

黒い狐のニュースをやってましたが「続日本紀」に記事がありました。 和銅五年九月三日 「况復伊賀國司阿直敬等所獻黒狐。即合上瑞。其文云。王者治致太平。則見。思与衆庶共此歡慶。宜大赦天下。」 黒い狐は瑞祥の中でもかなり上位ランクらしい。

この半年。神様から「人でなし」と「極道」と「裏切り」とは、こういう人達のこういう行ないを云うのだと教えられています。欲界の有様は雀のお宿のお話通り。見た目は良い事をしているようで実は、お腹の中は欲まみれの悪いお爺さんさんお婆さんは、白蛇のふりをした黒蛇。あなたは見破れていますか？

先日戒律についてこちらで話をしたんだが、日本での感覚だと大事だろうが、やや稚拙めいた話し方をした。それは戒律は、人間関係の円滑さから始まり、そして人間関係の円滑さで終わるように成り立っているということだ。そしてブッダも「サンガの反映のため」というのが戒律の意義の一つと語っている。

しかるに、だいたい仏教を学んでいても我を張ってトラブルが絶えないのは、そこをすっ飛ばしてアビダルマだの空だのに飛びつくからで、「戒定慧」の最初の「戒」という土台が無いわけだ。土台が無いから、その上に何を建てようとしてもしっかりと建たない。

戒は「人を殺すな」「盗むな」「男女間のトラブルを避けろ」「人のものを盗むな」と始まり、律の最後はadhikaranasamathaといって、共同体のトラブルの解決法で締めくくっている。