昨夜のことである。
脱衣所の前を通りかかった時に、風呂に入ろうとしている人の後ろ姿が目に入った。一瞬、どこのBBAが人の家の風呂に入ろうとしているのか?と思った。
よく見たら嫁だった。
アンニョイな午後。ハァハァ言いながら某ニートブロガーのツイキャスを観ていると、ドタバタと階段を上がって来る音が聞こえる。
ガラッ!
大きな音がして世界一の美女が現れた。まだ5歳になったばかりの美女は、なにやら薄っすらアイシャドウをしているようだ。
と噛み合わない会話をしながら、パソコン画面に映るニートを指さして、こういう眉毛を剃っているような男の人とお付き合いしないようにと指導しておいた。
娘氏は、誕生日にりかちゃん人形と一緒に、お化粧セットみたいなおもちゃをもらって、彼女の中で化粧がマイブームらしい。
70過ぎてシャネルの化粧品を使うBBA(姑)から化粧の手ほどきを受け、日に日にレベルも上がっているようだ。
女性の美への探求心には、頭が下がる思いである。こうして、嫁のように家計から湯水の如く服や化粧品にお金を流出させる女が育っていくのであろう。
嫁も結婚当初は、保育園の入園式用に4万円のスーツを新調するなど、国民年金を滞納しているワタクシを挑発するような行動を繰り返していた。が、ワタクシが名著「人を動かす」を手に取り、嫁に対抗したため、最近ではめっきりケンカもしなくなった。
本書の中で、D・カーネギー先生は、98歳の目がかすんでいるBBAに30年前の本人の写真を見せた時、「わたしは、どんな着物を着ているの?」とたずねた話を持ち出して、こう問いかける。
男性は、自分を美しく見せようとする女性の努力を、賞讃すべきだ。
「人を動かす」332ページより引用
男はこれを理解できない。その顔でナニ着ても一緒だろ?と、本心から思っている。それを見越して先生はさらに畳みかける。
一組の男女が街角で別な一組に会ったとする。女性のほうは、めったに男性を見ない。相手の女性の服装を見る。
同ページより引用
ちなみに、男性は相手の女性のおっぱいを見る。つまりは、男がおっぱいへ異常な関心があるように、女性の化粧や服装への関心を理解しなさいよ!と説いている。
それを理解できたなら、嫁の扱いが格段に上手くなれる。
そろそろ、どこの嫁さんも今年用の新しい秋冬物の服をどこからともなく買ってくるだろう。旦那さんはまた同じような服を買って来た!と本心から思っているのは知っている。
それを口に出してはイケナイ。無視するのもイケナイ。
自信がない方は、この言葉のみを発することをオススメする。
花柄ガラガラ|おのにちより引用
特に初心者はこのような初歩的なミスを犯しやすい。逆効果になるので、気をつけて発言してほしい。
先生のアドバイスにもこうある。
フランスの上流社会では、男性は婦人の服装についてひと晩に何度もほめるものと、子供のころから教えられている。
同333ページより引用
心にもないことを言えといっているのか?そうだ。条件反射として脳髄に焼き付けろとワタクシは申し上げている。 それが、紳士の振る舞いというものだ。
まだわからない方のために、その結果どうなるかも引用しておく。
夫はみんな知っているはずだ。少しほめてやれば妻が満足することを、夫は承知している。古い服でも、それがよく似合うといってやれば、妻は最新流行の服をほしがらないことも知っている。
同ページより引用
先生の指摘するように、世の旦那さんはすでに知っているハズなのである。だが、その一言がなかなか言えない。なぜか?知らんがな。
D・カーネギー先生も、嫁にキレられて大損害をこうむる結果になっても、旦那さんはお世辞を言うよりはマシだと思っているらしいと記している。それじゃ、嫁がキレるのも当然だよねと。
昨夜、ダラしなくなってしまった嫁の後ろ姿を見て、ワタクシは
と条件反射でホメておいた。
ワタクシはウソつきなのだろうか?いや、ワタクシには一つの確証がある。嫁はお世辞でもホメ続ければ、お世辞通りに変わっていく。
そして、ワタクシの言葉はウソではなくなるのだ。