京王線ユーザーよ、今こそ立ち上がれ!調布「若松屋」で8人前・1.8kgのメガ盛りそばに挑んできた

京王線が通る調布ですが、「デカ盛りの街」ということをご存知でしょうか?FC東京の本拠地でもある「味の素スタジアム(味スタ)」があるなどスポーツが盛んで、さらに学生も多いことから、調布市にはデカ盛り店が多数存在するのです。町ぐるみでデカ盛り文化を盛り上げようと「デカ盛りウォークラリー」というイベントも開催。そんな調布のデカ盛り元祖といわれるのが布田駅にある「若松屋」です。そば屋さんですが、数々のデカ盛り、メガ盛りメニューがあります。今回は「メガ盛り!!そば」に挑戦。6つのつけ汁で盛りそばを攻略します。(調布のグルメうどん・そば

京王線ユーザーよ、今こそ立ち上がれ!調布「若松屋」で8人前・1.8kgのメガ盛りそばに挑んできた

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どうもみなさま、ライターのアリマックスです。

突然ですが、みなさまが住んでいる最寄りの路線は何線でしょうか?

私は京王線沿線に住んで30年以上になるのですが、ちょっと前から思っていたことを書かせていただいてよろしいでしょうか?

 

京王線って他の路線に比べてナメられてません…?

あれ、もしかして、京王線を知らないって人もいますか?

京王線とは、新宿駅~京王八王子駅をつなぐ路線(定義はいろいろあるようです)。ざっくり京王線の仲間には井の頭線・相模原線・競馬場線・動物園線・高尾線があり、沿線には多摩動物公園や、京王よみうりランド味の素スタジアム深大寺、高尾山など有名なスポットが山ほどあるのです。

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これまでの人生で、何度か最寄り路線の話になることがありました。そのときの東急田園都市線、東急東横線ユーザーの京王線民に対する冷ややかな視線……いまだに忘れられません。とても悲しい。

たしかに、田園都市線は三軒茶屋二子玉川、東横線は自由が丘田園調布といったハイソサエティーな駅を擁しています。京王線はというと、明大前笹塚調布あたりが挙げられますが、知名度的にいっても正直ニコタマには張り合えないわけです。

 

それでも、小さい頃から私の世界の中心は京王線でした。

新宿から30分も電車で走れば、緑が多く四季の移ろいもよりハッキリと感じられる、のんびりした京王線沿線の雰囲気はたまりません。

初めて行った遊園地はよみうりランドだし、初めて見た花火は調布の花火大会、初めて登った山は高尾山、初めて映画を見たのは下高井戸シネマ、初めて免許を取ったのは府中運転免許試験場なんです。 

挙げればキリがないのですが、私の人生を形成するステキな時間を作ってくれたのはいつだって京王線なんです。 

そんな私の愛する京王線をナメられたままでは終われない、なんとしても京王線のすばらしさを知ってもらいたい、という使命を勝手に感じたので、京王線沿線の魅力あふれるお店を紹介したいと思います。

今回は京王線沿線グルメのなかでも屈指のインパクトを誇る、布田駅の「若松屋」へ行ってきました。

 

調布デカ盛り文化の元祖店「若松屋」

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ということでやってきました、京王線の布田駅です

はいはいはい、今あれですよね?「布田ってどこだよ」って思いましたよね?

そうやって1人1人が京王線を知る努力をしないから、なんとなーく京王線が見くびられていってしまうのですよ。

布田駅は調布駅の隣駅。数年前に地下化したので、駅の建物がとってもきれいです。駅の外も、閑静な住宅街が広がっていてとても素敵な街なんですよ。「調布」と聞いただけで「うっわ、遠いやんけ」と思った人もいるかもしれませんが、調布市は世田谷区の隣なので、ほぼ23区といってもさしつかえありません

 

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布田駅から徒歩4〜5分で、目的地である「若松屋」に到着。

調布市では、2012年から街ぐるみのデカ盛りイベント「デカ盛りウォークラリー」が開催されており、その中でも調布大食い界の元祖といわれるのがこちらの若松屋なのです。

「なんで調布デカ盛り?」と思われたかもしれませんが、FC東京の本拠地である味の素スタジアムはじめ、大学や企業のグラウンドも多く、調布市はスポーツがとても盛んなのです。三菱養和という少年サッカーでは屈指の強さを誇るクラブチームのグラウンドもありますし、かつて「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした元プロ野球選手の荒木大輔氏を輩出したのも、ここ調布です!

スポーツが盛んなことに加えて、電気通信大学や桐朋学園大学など、食べ盛りの若い学生も多く、お腹をすかせたスポーツマンや学生の胃袋を満たしてくれるお店が多いわけですね。

デカ盛りウォークラリー自体は最近始まりましたが、もとから調布デカ盛り店が多かったからこそ実現できた企画なんでしょう。デカ盛りで街を盛り上げよう!という心意気、良いではないですか。

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▲若松屋の店内。サインが壁にずらっと並んでおります。座敷とテーブル席があり、落ち着いてデカ盛りと戦えそうです。

 

調布への愛がスゴいメガ盛りそば

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メガ盛りメニューがたくさんあります。「メガ盛りシリーズ」と「ちょいメガ盛りシリーズ」が用意されているところにホスピタリティを感じる。

若松屋はおそば屋さんなので、一番人気はメニュー一番上の「メガ!盛りそば」(1,500円)とのこと。そば以外にもカツ丼や天丼、カレーなんかのメガ盛りメニューがあります。

1日1食限定の「若松屋スペシャル」も気になるところですが……。

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今回は「メガ!!盛りそば〜調布市制施行60周年記念バージョン〜」(2,800円)を注文することにしました。

約1,800gの盛りそばに温・冷6種類の付け汁がついたスペシャルな仕様となっております。

2015年に調布市が市制施行60周年を迎えたことを記念したメニューで、地元愛を感じますね。調布で生まれ育った店長の原島さんが考案されたとのこと。原島さんいわく、このメニューには愛する地元の学生さんや、スポーツマンの方々に満足してもらいという気持ちが込められているとのことでした。

 

なんと麺の量は8人前……これは確かにメガの名に恥じない量。60周年の6にかけて、6つのつけ汁が付いてきます。

さすがに1人で8人前に挑むのは不安だったので、仲間を1人連れて、2人体制でのメガ盛りバトルです。

ちなみにシェアする場合はひとり500円の追加料金がかかるのでご注意ください!(今回なら2,800円+500円=3,300円となります)

 

約1,800gのそばの山が降臨!

「メガ!!盛りそば〜調布市制施行60周年記念バージョン〜」、いざお披露目……!

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降臨・・・!

いやしかし、上からのカットだと、「わりと普通」に見えますか?

持ってみるとですね、

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うおおおおおおおっ!重い!!!!!

腕がプルプル震えるほどのそばの山です。

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通常サイズ 1人前の盛りそばと比較するとその差は歴然。約8人前のそばが完全にマウンテンとなっています。1,800gのメガ盛りそば+通常盛り、さらに数種類のつけ汁が合わさると、約2kgという重量に。2人で挑戦するので、単純に考えて1人1kgですね。

 

こちらがそばに付いてくるつけ汁たち。

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・ノーマルめんつゆ
・温カレーそば
・温肉そば
・温鴨肉そば
・冷つきみとろろそば
・冷梅おろしそば

付け汁のバリエーションがこってり~さっぱりと豊富!しかしこれ、小皿みたいに見えますけど、1個1個がどんぶりサイズですからね。

 

ちなみに大食いフードファイターのもえあずさんが来店された時は、このメガ盛りそばを10分で食べきったそうです

 

超重量級のメガ盛りそばはやっぱり全然減らない

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というわけでいざ、メガ盛りそばをいただきます!こうして見るとやっぱり圧巻ですね……。

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ががっと大量のそばを掴んでも、山が減っていかない!!

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まずは月見とろろそばの付け汁でいただいてみます。麺は柔らかめの茹で具合でありがたいです(噛まなくて良いから)。甘めの付け汁との相性が良いです。美味しい。

休むとお腹いっぱいになってしまう!スピード勝負で攻めていきましょう。

 

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こちらは鴨肉そば。鴨肉の存在感よ。肉のボリュームがすごい。プリッとした美味しいお肉なのですが、その噛みごたえが満腹中枢を刺激することになってしまう…!というジレンマ。うまいです。

 

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梅おろしそばは、ほんのりした梅の風味に、何よりスッキリさっぱり味がうれしいですね。他のつけ汁がわりとコッテリしているので大事に使っていきたいところ。

 

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肉そばの付け汁には肉の脂が溶け込んでおり、とっても美味しい…!美味しいあまり、バクバク食べてしまいそうなのですが、結構なコッテリ系なので後々のことを考えると注意が必要。

 

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カレーの付け汁にも分厚い豚バラががっつりと入っています。素朴な出汁の味が効いていて、おそば屋さんのカレーって感じ。とても美味しいです。

カレーそばは重たいかな?と心配になったのですが、カレーのスパイスの香りが満腹中枢をリセットしてくれました。カレーすげー!

 

味に飽きはこないが胃にこたえてくる

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食べ進めるうちに感じたのは、味変の重要性。私は「ノーマル→肉そば→カレー→鴨肉そば→梅おろし→月見そば」という順番に落ち着きました。

途中にカレー(刺激)と梅おろし(スッキリ)を挟めば、恐ろしいことに全く飽きないのです。

しかし、もっと恐ろしいのは、 

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「箸がもう進まない」

美味しいし食べたい気持ちはあるのに…胃袋にはしっかりとそばの攻撃がヒットしています。残りのそばはあと少しなのに、箸がなかなか進まない……。

 

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もうあとは勢いでかっ込みました。苦しかったけど、最後までほんとにウマかったんよ……。

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やったー!完食したぞー! 

というわけで、合計2kgのそばマウンテンを無事に撃破しました。

 

私はデカ盛りの街・調布を含め、京王線を応援したい

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ということで、男2人がかりで約30分かけてメガ盛りそばを無事完食することができました。完食後、さらに30分経ってもその場から動けなかったということをここに記しておきます。いやー激闘でした。

 

若松屋さんは多くの大食いフードファイターやプロも来店する素敵なお店です。何より地元愛にあふれているのが素晴らしい。調布のためにひと肌脱ごう、という男気が好きです。

街ぐるみでのデカ盛りイベントも定期的に開催されているので、調布デカ盛りの聖地になるのも時間の問題。いや、もう聖地かもしれない。というわけで、今のうちに来るのがオススメです!

みなさんが京王線のことを見直してくれるよう、私は引き続き京王線がいかに素晴らしいかを(勝手に)語り続けます!

 

紹介したお店 

そば処 若松屋
住所:東京調布市国領町1-13-4
TEL:042-482-2491

r.gnavi.co.jp

 

プロフィール

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アリマックス

ブログやwebメディアで文章を書いたり、遊んだりしているおじさん。 新しくて面白そうなモノやコトが大好きな雑食系30代。

ブログ:http://gadgetintroduction.com
Twitter:https://twitter.com/chesmin2009/

                             
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