<p><a href="http://blog.cambodiastarsacademy.com/archive">スーパースターへの道 in カンボジア</a></p>

『星』に手を伸ばせ!!たとえ届かなくても in カンボジア

オカマ犬“さそり”が見つめる、スーパースターを目指すカンボジアの若者たちの青春

キシリトールはもう要らない

最近、CSAのスタッフでは“朝礼”をやり始めました。

日本の会社では、必ずやりますよね!

朝礼が長い時は、私は大量の「キシリトール」の粒を食べて睡魔と戦っていました。

いや、朝礼の時だけじゃない

私は、毎日毎日、キシリトールの粒を大量に食べてたな

 

ちなみに、朝礼の司会者は二代目マネージャー・ボリャさんです。

以前にも書きましたが、ボリャさんのキャラが面白くてハマっています。

ボリャさん、いつも、めちゃくちゃ強気。

営業だって電話だってビラ配りだって、何も恐れずガンガン行きます。

人にどう思われるからなんて関係ない!自分の任務・最優先!!

朝礼だって自分からいつも始めてくれます。クールな顔で

「はい、おはようございます」って

私はそういう強気女子、好きです。解りやすいし、こじれないから(笑)

 

前回のブログで迷走しかけた私ですが

POLARIXCREW(ポラリックスクルー)の皆、日本人スタッフ、

そしてボリャさんのおかげで平常心に戻りました。

 

今、POLARIXCREW(ポラリックスクルー)のメンバーたちは2グループに分けられ

グループごとにスケジュールを組んで1日の仕事をこなしています。

 

チームAは

・Juvie Lin(リン)

・Haru Heang(ヘアン)

・King(キン)

・Lux(ロイ)

 

チームBは

・Kong Jubi(コン)

・Van Norith(ノリ)

・T(ティー)

・Tata(タタ)

 

それぞれのスケジュールはこんな感じ↓

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そして、これは大事で厳しい約束ごと↓

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⚫︎ランニング

もし、チームの誰かが走らなかったら、次の日は2往復走ること。

それがどんな理由であれ。

 

⚫︎100ステップ(これまでダンスの先生たちに習ったダンスの基礎となる100のステップ)

毎日テストを行い、もしチームトータルで最低ポイントをクリアできなかったら、

罰金1$

(この罰金は、タイへの遠征費にまわされることに)

 

このルール、厳しく見える方もいるかもしれませんが

これからPOLARIXCREW(ポラリックスクルー)はどんどん忙しくなること

POLARIXCREW(ポラリックスクルー)は、厳しいトレーニングを積んでる程でお客さんからの信用を得ているので

その信用を裏切らないこと

でも、POLARIXCREW(ポラリックスクルー)メンバー内で

プロへの自覚が芽生えている子と、そうじゃない子の差が開き始めたこと

 

まあ、そういった理由で、苦渋の決断でこういうルールを作りました。

 

 

まだこのルールを決めてから日は浅いですが、みんな、それぞれに頑張っています!

 

特に、チームリーダーに任命したリンとコンは、お互いに協力しながら

上手くメンバーを引っ張ってくれています。

 

※その反動か?二人の子供返りも激しい。

甘えるのも甘えられるのも苦手な私は、対応に困っている。

リンは私を突然にコチョコチョくすぐってきたり(2年の付き合いで前代未聞)

コンは「アイス買ってー」とねだってきたり(2年半の付き合いで前代未聞)

 

タタは朝学校に行く前にランニングに来ているし

ノリも前回のダンスバトルで生徒に負けた悔しさを胸に、一人早く来てストレッチをしています。

 

そう・・・前回のブログで私が心配していたのは、キンです。

 

この新しいルールが決まった時

他メンバーが「やってやろう」という気合に満ちている中

キンだけが絶望的な顔をしていて

 

キンにとって、「スーパスターになること」は幸せではないのかも、とさえ思いました。

キンと別れたくない、キンを失いたくない

でも、それはただの私のワガママで

私はただ、皆のことなんか無視して、自分のために泣いていて

みんなの「スーパスターになる」夢をかなえるためには

そのワガママをどっかにやらなきゃいけないし

 

それでもって、私の中には「皆の夢のためにはキンがいなくなっても仕方ない」という私もいて

キンのおかげでここまで来られたことも潔く忘れて、

そう思っている自分がいることにも泣きました。

 

このルールが始まった初日

キンのいつもの明るくおちゃらけた顔はまだどこかに行ってしまってて

リンに引っ張られるまま、何とかやっている状態でした。

 

キン、ダメかもしれない、離れて行ってしまうかもしれない

 

でも・・・

その次の日も、キンは予定時間よりも早くやって来て

ちゃんとメンバーたちとランニングに出かけました!

ランニングから帰って来たキンの表情は明るく

私の大好きなキンの顔で「レナさん、ペコペコ!」と

 

夜も、ティーとコンと一緒にジムへ出かけています。

私が作った夕飯もモリモリ食べます。

食器洗いのジャンケンも、いつも通りの“後出し”で

キンに渡される洗濯物も、いつも通り超臭いです。

 

 

今、私の中にあるのは、恥ずかしい気持ちだけ。

どうして、信じてやれなかったんだろう

キンのこと、POLARIXCREW(ポラリックスクルー)みんなのこと、スタッフのこと

 

今は痛いほどわかる、小田和正のあの曲のあの歌詞

“疑うより信じていたい”

 

自分のことばかり考えて人を信じられなかった時

後でどれだけ後悔するか

恥ずかしさと情けない気持ちでいっぱいの

カンボジア、灼熱の夜

 

 

夜、ロイは英語を勉強しています。

(ダンスのステップの名前は英語。ロイはそれが覚えられないので)

ヘアンがロイに英語を教えてくれていて

昨日、ロイは「What time is it now?」を覚えました。

※ちなみに、ヘアンはロイに合計5つの文章を教えたが、ロイが覚えたのはコレだけ

今日、ロイは「What time is it now?」を嬉しそうに乱用していました。

 

 

今日、ロイはどんな英語を覚えるんだろう

ヘアンに習った英語を披露するロイ

それを嬉しそうに見守るヘアン

なんて“愛しい”んだろう

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↓ロイさん、起きて。

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明日、ボリャさんがまた「はい、おはようございます」とクールな顔で朝礼を始めてくれる

 

楽しみだな

 

暑いし、もっと寝たいなって毎朝思うんだけど

大丈夫キシリトールは、もう要らない

 

 

Rena

 

 

 

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