家を買うことになって生まれて初めてライフプランのシミュレーションをしてみた
実は家庭の事情で家(マンション)を買いました。そのことに関しては、あんまり詳しく書くつもりはないのですが、今までの人生でしたことのない大きな買い物だったので、いくらくらいまでならお金を使えるのか一応自分なりに以下くらいを考慮して計算してみました。
- 毎月の収入、支出
- 子育てにかかるお金
- 老後に必要なお金
- 貯金の総額
- もらえそうな退職金
- 子育て費用
- 車に必要なお金
- 旅行に必要なお金
- 大きな趣味の買い物のお金
- 両親介護に必要そうなお金
- マージン
計算といっても、エクセルにポチポチ入力していって、四則演算をするだけです。具体的な例だと、以下みたいな感じでしょうか。私はもっと全然適当な感じにやりましたが。
で、やってみた結果ですが、このままいくと我が家は破滅するという衝撃の結論でした(笑)
このままじゃまずいなと、色々前提を見直して再計算した結果。あと月の支出を5万円ほど減らせばなんとかなりそうというところまで行くことができました。というわけで、我が家の家計ダイエット大作戦が始まったのです。
家計の現状分析
まずは何はなくとも現状分析。というわけで、家計簿から我が家の支出の内訳を分析してみることにしました。使用するのは、妻が毎月せっせと記録していてくれた家計簿です(妻に感謝)。
まず我が家の支出の内訳は、以下のような感じでした。
ここから、割合の大きいものから順に見直せるものに対して、家族で目標と削減案を検討して、家計を見直しました。
こんな感じ(数字は生々しすぎるのでボカしてあります)
とりあえず1年間で5万円の削減を目標で色々試行錯誤してみました。
削減できた固定費
一年後の3ヶ月の支出の平均を元に、前年と比較したら約4万円の固定削減に成功していました。その内訳を紹介したいと思います。
家賃+ガス代 約2万円
家を買って住み替えた結果、家賃とガス代合計で2万円くらい減っていました。ガスはプロパンから都市ガスに変わったのが大きかったですね。家を買うのは、なかなか重い決断ですが、家の固定費は大きいので、賃貸だったら引越しを考えてみるというのも良いかと思います。その際、ガスもプロパンか都市ガスかも考慮して決めるのが良いかなと思います。
携帯代金 約1.5万円
これは夫婦で格安SIMに乗り換えたのが功を奏しました。既に半年くらいに使っていますが、夫婦共に不便は特に感じていないです。
各種定額サービス見直し 約0.5万円
色々なサービスを解約しました。具体的には以下です。
- 新聞
- Dマガジン
- ニコニコ動画プレミアム会員
- ジャンプ+
新聞は妻がとっていたのですが、あんまり読んでなかったし捨てるのが邪魔なので解約。月定額で色々な雑誌が読めるDマガジンも結局あんまり活用できていなかったので解約。ニコニコ動画も最近それほど見てなかったし、別にプレミアムじゃなくても良いので解約。ジャンプ+は一番迷ったのですが思い切って解約しました。20年近く読み続けてきたジャンプの購読辞めるのは断腸の思いでしたが、やってみると意外に慣れるもんですね。今は読みたいものだけ、たまに漫画喫茶でまとめて読めば良いかなという感じです。
削減できなかった固定費
食費とか、お小遣いとか、交際費とかは、結局平均すると削減できませんでした。特に食費は子供がたくさん食べるようになるので、逆に増えていますね。やっぱり人の状態で変動するようなものは、なかなか安定した削減は難しいです。
まとめ
珍しくお金の話とかしてしまいました(実はお金が好きなんです)。今までは、「どうせ27歳で死ぬ」と思っていたので、ライフプランのシミュレーションとか一度もしたことなかったのですが、結婚して子供が産まれると、流石にそれもまずいかなと思ったのです(今更過ぎですが)。家とかも買わずに済むのなら買わないほうが良いとは個人的に思うのですが(どうせ人口は減り続けるのだし)、そういうわけにもいかないのが人生というものですね。というか、27歳で死ぬとか思わない人たちは多分もっと早くから真面目に考えてるのでしょう。
ただ、ライフプランとか真面目に考えたら、成り立たたなさ具合にビックリします。全然余裕なのって石油王くらいじゃないのでしょうか?ちなみに、プラネタリウム業界の狂犬こと大平貴之さんの計算によると以下らしいです。
前提(住む場所、親の状況、子供に受けさせたい教育レベル)によっては、確かにそういう数字も出てくるかもしれないですね。成り立たない場合は、思い切って色々前提を変えてみるしかないですね。例えば、科学技術が発展して人間は働かなくても良くなっているに違いないから老後にお金は残さない、ダメだった野たれ死ぬとか、子供に教育は諦めて早々に働きに出てもらうとか、親の介護のお金がないから…、子供の数を…真面目に考えるほど結構ダークな方向に陥ってしまいます。あと、正直こんなプランいくら真面目に立てても、明日トラックやミサイルが飛んできて死ぬかもしれないしという身も蓋もない事実もあったりします。
ただ、こういう家計のことや自分たちの将来のことを、たまには家族で真剣に話し合うというのは良いことなのじゃないかなと思いました。我が家は今後も、1年に1回はそういった機会を持って、ほどほどに考えていこうと思っています(なにせ後1万円削減しないと破綻するので)。