皆さんは映画や海外ドラマを観る時、字幕で観ますか?それとも吹替で観ますか?これってきっと永遠の論争のテーマですよね。どちらにもメリット、デメリットがあって、結論を言えば「好きな方で観ろ」なんですが。
ちなみに私は、映画は字幕、ドラマは吹替で観ることが多いです。ドラマに関しては吹替のないものもあるのでその場合はもちろん字幕で観るしかないんですけど。
私が吹替をチョイスする理由
映画は長くても2時間強です。加齢で集中力の欠けてきた私でも字幕で観ることで何とか己を奮い立たせ最後まで観ることができますが、ドラマは長丁場なのでそうはいきません。
特に主婦である私は、長時間画面の前に張り付いていると家族からヒンシュクを買う可能性もあり、ドラマを観ながら軽く家事をしたりというシチュエーションも少なからずあるので、その場合吹替が必須となります。
また、映画通の方などは実際の俳優の声も演技の一部だ、と字幕を推奨するのでしょうが、私のようなミーハーな女は俳優の実際の声を聞いたとてその俳優の演技が上手いのか下手なのかよくわかりません。
それならば、日常聞きなれている日本語で、声優の演技や個性を聞く方が楽しめるのです。
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吹替で観ることをオススメする海外ドラマ
最初に言った通り、字幕vs吹替の論争は永遠なので、好きな方で観るのが答えなのですが、個人的に「このドラマな吹替の方がいいかも」なドラマがあります。
✔『ゴシップガール』
『ゴシップガール』は、チャック・バスの声を筆頭に、どの声優さんも元の俳優や役のキャラクターにピッタリ合っていると思います。
そしてなによりも、字幕より吹替のほうがよりティーンエイジャーっぽい話し方になるので、観ていてストーリーに入り込めます。
例えばブレアのセリフでありそうな「アンタのせいだからねっ」というようなセリフは、吹替だと「あなたのせいだわ」みたいなちょっとかしこまった表現になっちゃうんです。高校生はそんな話し方しないでしょ。
冒頭や合間に入る「ゴシップガール」のナレーションも字幕では結構端折られちゃってて、せっかくの皮肉なセリフもアッサリとしたものになってしまってます。
✔『プリズン・ブレイク』
ドキドキハラハラ物のドラマは吹替だとちょっと大ゲサになってしまいがちなので、字幕で観るのもいいかな~と思うのですが、『プリズン・ブレイク』に関してはティーバッグ(セオドア・バッグウェル)の吹替が秀逸すぎるので吹替をオススメします。
吹替を担当するのは、若本規夫さんという声優さんです。『サザエさん』のアナゴさんの声で有名ですよね。アニメから映画まで多種多様な声を演じているベテラン声優です。あの声でマイケルを「カワイコちゃん~」と呼ぶシーンがもう、たまらない。
バッグウェルを演じるロバート・ネッパーが他の役を演じた時も基本的には声優を務めるようですが、ロバートが『クリミナル・マインド』に犯人役でゲスト出演したときは若本さんの吹替ではなく、私は激しい違和感を覚えました。あの顔にはあの声でしょ。
✔『スーパーナチュラル』
『スーパーナチュラル』は、シーズン1、2でディーンを次長課長の井上、サムを成宮寛貴が素人丸出しの史上最低な吹替をしたという伝説が残っており、シーズン3からプロの声優さんに交替して日本中のファンが安堵したとかしないとか。芸能人としても微妙な二人をなぜキャスティングしたのか今でもナゾです。
そのせいもあってか、シーズン3以降のディーンとサムの吹替の安定感は半端ありません。ディーンはイケメンながらも3枚目なセリフが多く、でも家族を守ろうとする強い正義感の感じるセリフを太くシブい声で聞くことができます。
サムは、デカい図体からは想像できない脆く繊細な一面を持ち、その見た目と中身のギャップがあるキャラが上手く表現できている吹替になっています。
またこのドラマは天使や悪魔の名前、モンスターの名前など、カタカナが多いので字幕を見るより耳で聞いたほうがスッと入ってきます。
まとめ
字幕vs吹替と言ってしまうと「どちらが上か」みたいになってしまいますが、そうではないんです。どちらも必要なんです。なんだかんだ言っても「始めに観た方(字幕or吹替)がしっくりくる」もんなんです。
私は「ながら見」という邪道なことをするために吹替を選ぶことが多いのですが、大好きなドラマだったり、新シーズンに向けて前のシーズンを振り返りたいときなどは時間があれば字幕で観たりもします。「一本で二度おいしい」を楽しめます。
字幕で観ていたものを吹替にすると違和感アリアリになりますが、逆だと違和感は全然感じず、むしろ「この人意外と声低いな」とか、「実際の声と声優の声超似てる」とか新たな発見ができたりして面白いですよ。
『ゴシップガール』『スーパーナチュラル』はHulu
『プリズン・ブレイク』はAmazonビデオで視聴できます。