野党勢力結集の動き 衆院選へ各党は NHK「日曜討論」

野党勢力結集の動き 衆院選へ各党は NHK「日曜討論」
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NHKの番組「日曜討論」で、衆議院選挙に向けた希望の党を中心とする野党勢力結集の動きについて、与党側は、政策が明確ではないなどと批判し、政権の継続を目指す考えを強調しました。これに対し、希望の党は、二大政党制の構築を目指して自民党と対じしていく考えを示しました。
自民党の塩谷選挙対策委員長は、希望の党を中心とする野党勢力結集の動きについて「今まで野党第一党だった民進党が、一瞬のうちに崩壊してしまうような政局の中で、国民に何を提示するのかが明確でなく、選挙目当ての看板の掛け替えとも言われかねない。われわれは、しっかりと政策論争をして、国民の審判を仰ぎたいと思っている。自民・公明両党で過半数を取り、政権を維持することが第一目標だ」と述べました。

公明党の高木幹事長代理は「政権選択選挙なので、自公連立政権を継続させてほしいと訴えるが、もう一方が、なかなかはっきりせず、よくわからないというのが国民の感覚だ。政策論争が大事であり、どことどこがくっつくみたいな話だけでなく、国民に判断を仰げるようにしないといけない」と述べました。

希望の党の若狭勝氏は「二大政党制を目指しており、自民党に対じしていく。確実に政権交代する見通しがあれば、小池代表が国政に出ることもありえるが、『次の次くらいで確実に交代できる』という思いなら、今回、出なくても構わない。233人を擁立しなければ過半数には届かないが、きちんと見極めて候補者を積み上げている」と述べました。また、若狭氏は、衆議院選挙後の総理大臣指名選挙への対応について、選挙結果を踏まえて考えるとしました。

共産党の穀田選挙対策委員長は「希望の党の小池代表は、『民進党をまるごと受け入れる考えはさらさらない』と言っている。『排除の論理』では、安全保障法制と憲法改正を認めることとしており、自民党の補完勢力にほかならない」と述べました。

日本維新の会の馬場幹事長は、希望の党との選挙協力について「同じ思いのグループがつぶし合うのは国民のためにならないので、最大限の配慮を行うということだ。希望の党が『身を切る改革』などの考え方と合うのか見極めていきたい」と述べました。

社民党の又市幹事長は、希望の党が進めている民進党出身者の公認調整について「安全保障法制に反対する人は受け入れられず、選別されているようで、『一緒に戦おう』、『もう引き返しなさい』と訴えたい」と述べました。

日本のこころの中野代表は「基本的な問題で、今までの主張をまるっきり変えて、すり寄り、選挙を勝ち抜きたいという行動は合点がいかない」と述べました。

野党勢力結集の動き 衆院選へ各党は NHK「日曜討論」

NHKの番組「日曜討論」で、衆議院選挙に向けた希望の党を中心とする野党勢力結集の動きについて、与党側は、政策が明確ではないなどと批判し、政権の継続を目指す考えを強調しました。これに対し、希望の党は、二大政党制の構築を目指して自民党と対じしていく考えを示しました。

自民党の塩谷選挙対策委員長は、希望の党を中心とする野党勢力結集の動きについて「今まで野党第一党だった民進党が、一瞬のうちに崩壊してしまうような政局の中で、国民に何を提示するのかが明確でなく、選挙目当ての看板の掛け替えとも言われかねない。われわれは、しっかりと政策論争をして、国民の審判を仰ぎたいと思っている。自民・公明両党で過半数を取り、政権を維持することが第一目標だ」と述べました。

公明党の高木幹事長代理は「政権選択選挙なので、自公連立政権を継続させてほしいと訴えるが、もう一方が、なかなかはっきりせず、よくわからないというのが国民の感覚だ。政策論争が大事であり、どことどこがくっつくみたいな話だけでなく、国民に判断を仰げるようにしないといけない」と述べました。

希望の党の若狭勝氏は「二大政党制を目指しており、自民党に対じしていく。確実に政権交代する見通しがあれば、小池代表が国政に出ることもありえるが、『次の次くらいで確実に交代できる』という思いなら、今回、出なくても構わない。233人を擁立しなければ過半数には届かないが、きちんと見極めて候補者を積み上げている」と述べました。また、若狭氏は、衆議院選挙後の総理大臣指名選挙への対応について、選挙結果を踏まえて考えるとしました。

共産党の穀田選挙対策委員長は「希望の党の小池代表は、『民進党をまるごと受け入れる考えはさらさらない』と言っている。『排除の論理』では、安全保障法制と憲法改正を認めることとしており、自民党の補完勢力にほかならない」と述べました。

日本維新の会の馬場幹事長は、希望の党との選挙協力について「同じ思いのグループがつぶし合うのは国民のためにならないので、最大限の配慮を行うということだ。希望の党が『身を切る改革』などの考え方と合うのか見極めていきたい」と述べました。

社民党の又市幹事長は、希望の党が進めている民進党出身者の公認調整について「安全保障法制に反対する人は受け入れられず、選別されているようで、『一緒に戦おう』、『もう引き返しなさい』と訴えたい」と述べました。

日本のこころの中野代表は「基本的な問題で、今までの主張をまるっきり変えて、すり寄り、選挙を勝ち抜きたいという行動は合点がいかない」と述べました。